いつかのコサキン(11月12日放送分)
テーマ:コサキンムッくんの声の調子があまり
よくないとのことでした。
『おすましでショウ3』の各
地での公演が好調で、舞台に
人が入りにくい風土であると
いう金沢や富山でも超満員だ
ったそうで、喜ばしいことで
すが、ポリープの手術をして
まだ数か月、ムッくんにはあ
まり無理をしてほしくありま
せん。
いつかのコサキン
秋葉くんと楠野くんのためにあった回。先週の放送いおいて、工作を
毎週送ってくるように鶴間さんからプレッシャーをかけられて、今週は
手の込んだ作品を送ってきてスタジオを喜ばせたリスナーの秋葉くん、
二十歳にしてムッくんと同様の髪の悩みを持ってしまった楠野くん、
『コサキン勝手にごっこ』で活躍中の五社さんと川岸さんのコンビ、青
山の『ウエスト』のシュークリームをムッくんに買ってくれた津守さん、
サインにほとんど応募が来なかったムッくんの所属レコード会社フォー
ライフウィングの足の小さな鈴木豊茂社長、そしてもちろん浅井社長と、
コサキンのいわば身内の人たちがトークにもハガキネタにもたくさん登
場する。そんな中でもとくに秋葉くんネタと楠野くんネタに対しては、
有川くんがのたうちまわって大喜びしていたようである。自分のことを
ネタにされると、いやそれはと露骨にいやがるくせに、有川くんは友だ
ちがネタにされるのは大好きらしい。ただ、暗い有川くんが元気になる
ならば、これはコサキンという番組にとって喜ばしいことで、ラビーが
言うように世の中全体が明るくなっているというのに、有川くんの暗さ
に番組が引きずられてしまう可能性が秋葉くんや楠野くんのおかげで消
滅するならば、こんなに素晴らしいことはない。有川くんが明るくなる
ためならば、秋葉くんと楠野くんにコサキンが捧げられても構いはしな
い。
たが、そうなると当然秋葉くんって誰?楠野くんって誰?と思いなが
らコサキンを聞いている人にとっては困るわけで、それこそ「鎖国ラジ
オ」になってしまうところもある。とくに『ら゛』が発売されて以降、
ここひと月ほどの放送は、『ら゛』と『コサキン勝手にごっこ』、さら
には『ラジパラ』のコサキンコーナーをチェックしていないと本当には
楽しめないような内容がどんどん増加していて、鎖はどんどん固くなっ
てきている。これではモチ肌のペリーやサメ肌のハリスの力をもってし
ても当分開国できそうにはない。ムッくんが番組の前半、『おすましで
ショウ3』の公演を見た人から、今年の舞台があまりにもコサキンリス
ナー向けのことばかりしていて、ラジオを聞いていない残りのお客さん
を置いてきぼりにしたものであったことを批判するコメントをもらった
ことを紹介し、そのことを真摯に受け止めようとしていたが、この批判
は舞台のみならず、ラジオのコサキンについてもあてはまる。たしかに
秋葉くん楠野くんで腹を抱える人と、わからなくて寂しい思いをするか
もしれないその他の人とに、リスナーも分断されそうである。そうなら
ないためには、多くの人が知っている丹波哲郎や加藤嘉やラビーに言わ
せればだん吉さんに似ている久保田利伸やジョニー大倉や双羽黒にがん
ばってもらうしかない。ただ、もしもそんな人たちよりもよく知らない
秋葉くんや楠野くんの方が魅力的に響くことがあったとしたら、もう細
かいことは忘れてただ笑っているべきである。
先週のコサキンを聞いた翌日から次男が着の身着のままで家出して帰
ってきませんという内容の手紙が紹介されたり、クイズコーナーの出場
者が事前に鶴間さんとモノマネの打ち合わせをしていることをばらして
しまって鶴間さんを狼狽させたり、映画『卒業プルーフ』の主演という
ことでゲストに招かれた児島未散が、『卒業プルーフ』をめぐる話と所
属事務所ゆえに何が作られているのか児島にも理解できる「アート浅井
展」に寄せられた作品を紹介した場面以外はほぼ沈黙していて、番組の
中盤に児島がスタジオを去ることをムッくんが紹介するまでいるのかい
ないのかわからないような状態になってしまったり、TBSテレビの深
夜番組『キャッチアップ』のレポーター萩原祥加が、今日は『キャッチ
アップ』の宣伝のためだけに来たとあっけらかん言い、『キャッチアッ
プ』のレポーターとしてやらなければいけない決まり文句つきの儀式を
こなすのに精いっぱいで、コサキンなんぞにはいっさい関心がない様子
であるのを隠すこともなかったりと、それぞれの人のそれぞれの思いや
生き様が、ゆるやかに交錯している感じが番組に散りばめられていたの
は、コサキンには珍しく深い。
先週紹介された『卒業プルーフ』公開にともなうイベントには、時間
帯が早朝にもかかわらず、参加定員五百名のところ、すでに千二百通も
の応募が来ているらしい。これではわざわざ足型のそばに書いたサイン
に八通しか応募が来なかった豊茂社長の立場がない。ますます五十万円
が遠のいてしまうではないかと、聞いている者としては気が気ではない。




