2009-11-04
ゲストは有吉
テーマ:テレビ
自分の思い入れのあるモノについて人が鼻息荒く語る時、それに興味のある人でない限り、またはその話が面白くない限り、大抵その話に付き合う人は引くか退屈する。んなことこんなブログを5年も続けていれば自分でもよく分かってる。でも、そんな自覚症状があるにも関わらず、こんなブログを5年も続けていることからして分かるように、なかなか制御できない。
場合によっては、場の空気がもたついているのを打開しようと、フリに乗っかって怒涛のごとく話し続けてしまい、ピエロを演じてしまっていることもしばしば。「あぁ、またオレは」と、とっても哀しい気分になる。
かと言って自分と同じくらい詳しい人と話すのも厄介だったりする。初めは嬉々としてしゃべり倒し、端々で「うんうんうん」とか共感したり「でもさぁ」と議論するもんだけど、次第にお互い詳しいから遠慮が無くなり、ちょっとした意見の相違にイラッときたり、もう話すこと自体めんどくさくなってきたりする。それは東京に来てから分かったことだ。
まぁイラッとするのは知ってるフリして食いついておいて、実はもう全然知らない奴だけど。「知らない」ってことをもっと大事にした方がいいと思う。
で、もっと厄介なのは、自分よりかなり詳しい人間と話す時。話したくないし、この人にはなれないなと身の程を知る。しかしながら、彼らこそ、最も孤独だったりするのだ――そんな彼らにとってオアシスのような番組がある。
ウルトラマン、戦国武将、プレミア・リーグ、マイケル、動物園――マニア心をくすぐるテーマの下、熱狂的なファンが自らの思い入れを存分に語るNHK-BSの番組『BS熱中夜話』 。『アメトーーク』よりテーマに特化し、素人というかオタクがマニアックに語る番組だと言えばイメージが湧くだろうか。会話を散らすのが上手いビビル大木と、ここまで来ると清々しいほど、毎回毎回何もかもに興味が無さそうな田丸麻紀が司会をやってバランスをとっている。
毎度毎度馬鹿みたいに詳しくて呆気にとられる一方で、彼らのうんちくを聞くのが楽しくて興味のある回は結構見てるんだけど、とうとう来た、一人旅特集。元々この番組にピッタリなテーマだよなと思ってたんだけど、予想通り自慢話の応酬だった。自分は何ヵ国行った、から始まって、こんな絶景を見た、こんな目に遭った、挙句の果てには現在世界一周中の奴とネットで繋ぎ、体験談として南米スリナム(ちなみにミランのせードルフの故郷ね)でエイに刺されヘリで病院に搬送された時の映像が流される……自分も似たようなこと(=動画撮影)やってるから思わずこっ恥ずかしくなる。
バックパッカーならではの知恵とか沈没っぷりとか、世界一周のルート設定とか、もっとマニアックな展開を望んでたんだけど、思い返すと内容は淡白だった。「一人旅」ではなかったけど、ゲストとしてこれ以上ないと思わせた有吉も、相変わらずのキレの良さだったけど、もうちょっと話して欲しかったかな。
旅は元々パーソナルなものだけど、古の昔から旅行記がわんさか出ているように、同じような旅をしている人がいるように、パーソナルなものではない。
『深夜特急』以降、その前提が改めて日本にも定着して、旅は一種の自己表現として捉えられるようになった。そして、今や誰もが自らの旅行記をしたためることができるようになったから、当然今後はその質も問われていくんだろうなと、見ていてそんな関係無いことを思った。
そういえば番組の中で気になった絶景が、スリランカのシーギリヤ。周囲から隔絶された巨大岩の上に遺跡が広がっているという空中都市っぷり。初めて知った。
Today's Theme : “African Rhythms” Oneness Of Juju
ということで旅気分。
先日先輩にワールドミュージックの扉を開いてもらって、ファンキーなラテンやアフリカン・ミュージックにハマりだしてる。気付けば最近ロックしか聴いてなかったんだよな。
また追々書くけど、まずは前々から知ってるこの曲。呪術的なアフロ・ビートといい、パワフルな女性ヴォーカルの歌といい、とことんディープなアフリカン・ファンクのはずなんだけど、土着的というよりかはアーバンなものを感じずにはいられないのがミソ。つまりは都会人による自らの出自への憧憬なんだと。
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