2010-03-20 19:34:21

古民家ママス代表 鈴木誠夫

テーマ:古民家mamas代表からのご挨拶

古民家mamas



古民家の最終章は、

0~3歳子育て中のお母さんの場に

ぬくもりのリレー


世田谷に残った築150年の古民家。

わたしがここで生まれたのは68年前のことです。

この家の「限りある命」を考え、残された日々の設計を考えるのは、

オーナーの宿題と感じていました。

畳のお座敷はさまざまなサークルに活用されてきましたが、

そのなかに、子育てサロン「ママコモンズ」の活動があります。

0~3歳ころの赤ちゃんを、お座敷であやしながら、手芸をしたり、

持ち寄りのおやつでお茶をしたり、
お母さんたちは静かに過ごしているようでした。

時には、夕方あかりがともるころまで

玄関先や軒先にバギーやママチャリが並んでいることがあります。

その様は、お座敷のなかのあたたかさや豊かさを伝えているようで、

わたしの気持ちもほっと和むのでした。

たびたび目にしたこの光景とこの思いが、

古民家の今後を「子育て支援の場に」と方向づける鍵になりました。


核家族化の進展や、社会の閉塞感などが、

子育ての難しさを加速させているようです。

「子育て不安」や「孤独な子育て」「引きこもり育児」といった言葉や、

子育てをめぐる悲しい事件や事故を聞くたびに、

「家をでて、だれかとふれあえる場」

「赤ちゃんづれでも、気兼ねなく気軽に立ち寄れる場」が、いかに大切か。

そういった場が、地域のなかにすぐにでもほしいのだということがわかりました。

古民家がとるべき方向性が決まってきました。

「これまでの古民家のままで、子育て中の父母に活用してもらおう」、

そして、「子育て中の父母、子育て卒業世代、お年寄り…といった

異世代が出会えて、互いにゆるやかにかかわりあえる場に」

というところに落ち着いたのです。


古民家が培ってきたぬくもりを、次世代にリレーすることができれば、

これこそ最終章にふさわしい仕事といえます。

赤ちゃんとママたちには、古民家のたたずまいはとてもしっくりくる

ようです。「なつかしい感じがしてくつろげる」

「祖父母の家に帰ってきたよう」という声が聞かれます。

そして、子どもをもったこと、母親になったことを「幸せ」と感じて

もらえるひとときがあるようです。

その幸福感を、0~3歳の乳幼児期を卒業し古民家ママスを卒業してからも、

園で、学校で、そして社会でひろげていってもらいたいと思います。

また仕事に復帰する父母たちにとっても、いつでも戻ってこられる場として

地域のよりどころになれれば、こんなにうれしいことはありません。

「子育て第一歩の時期」を見守り、祝福していくことは、

古民家の最後にふさわしい仕事。

そんな思いを込めて、ここを「古民家mamas」と名付けました。

「古民家mamas」のこれからの活動をあたたかく見守っていただき、

ご指導くださいますようお願いいたします。


古民家ママス代表 鈴木誠夫


古民家mamas  古民家mamas
作家・久田恵さん(写真左)主宰の音楽人形劇公演後に 撮影:松本のりこ(2009年7月25日)






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