岩手県南も、2月も中旬になると漸く春の兆しがちらほらと見え隠れする。
あとひと月半もするといよいよ稲作準備に取り掛かる時期となる。
重い腰を上げるのに多少のウォーミングアップは必要だが、その前に、当初予定していたフォト短歌エッセイ集
(3作目)を早いとこ終えなければならない。時間の合間をみての作業なのでなかなか思うように進まない。
更にそんな合間を縫って、日経出版の『コメをやめる勇気』と云う本に目を通している。日本の農業の実態を徹底した現場取材にもとづいて、日経記者が纏めた一冊だ。
大規模化を目指す国の農業政策による弊害が、少しづつ明るみになってきている昨今、今後どのような問題が展開するかは読み進めて行く必要があるが、国の政策に取り残された中山間地での稲作の厳しさを肌身で知る者として、部外者の目に映る姿も知る必要があろうかと思っている。詳しくは追々別サイトにて投稿する予定。
また先日、昨今のコメの急激な下落と老齢化を理由に、また1枚田んぼを返納された。
返されたところで、私も手を付けられる余裕がないのが現状だ。放置する以外に方法はないが、ただ荒らす訳にもいかない。せめて草刈りはと思っているが……。
農地約8反歩貸します(農地以外750坪あり)>>