クワイエットルームにようこそ ブロガー試写会(ユナイテッド・シネマ豊洲)
なんというか、観終わったあと呆然。えーっ!と思いありえねー!と笑いながらも、どこかひっかかるというか、心当たりがあったり、もしや、という感覚に捉えられ引きずりまわされました。
「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
」のような攻撃的なダメダメ感じゃなくて、内側へ引きずり込まれるようなかんじ。でも画面的には白く明るい病院にカラフルな服装の女性達なのでぱっと見の悲壮感はなく、遠巻きに見る分にはオカシな人たちと笑ってられます。
自分だけはおかしくない!と信じている人々を滑稽だとみているうちに段々、この外にいる私たちは思考停止してごまかしごまかししているだけなんじゃないかと思ったり。やっぱり鈍くなることが『普通』に生きる秘訣なのかも・・・とか。
*****ややネタバレ感想なので反転して*****
奇想天外な設定(閉鎖病棟に軟禁状態!)なようで、あるかもしれない。
原因の3つの死(父、夫、子供)が重なったら・・・その心労は計り知れず。睡眠薬に頼ってしまうのも無理はないと思ってしまいました。
なんとか穏便に退院しようと必死で自分を立てなおそうとするが、一番苦しいところを西野に暴露されてしまう。
「生きるってことは重いことよお」
ラスト明日香は自分ひとりで背負っていく決心をしたのだと思ったのですが、背負いきれなくなったらやっぱりここに戻ってきてしまうのかなあ?絶望と再生、その繰り返しが「生きる」ってこと・・・?
*****
予告でも思ったのですが、とにかくキャスティングがすごい。
クドカンはもっとチョイ役かと思ってたのですが実生活?と思ってしまうような設定。(次回作の『魍魎の匣』も楽しみ♪)ステンレス・ナース江口(りょう)はもっと活躍が見たかった!ドレッドヘアのミキ(蒼井優)、可愛いヒトはどんなカッコでも可愛い~。そして西野(大竹しのぶ)の怪演!天然?ナース山岸(平岩紙)のヌケ感とブッキーの一文字眉は画面にいるだけで楽しい。
「ダメな自分が食事する毎に誰かが食べられないことに気づいた」
http://www.quietroom-movie.com/
(2007年10月20日公開)
解説: 監督・俳優・作家・演出家としてマルチな才能を発揮し続ける松尾スズキが、芥川賞候補となった自身の同名小説を映画化した異色コメディー。ある日突然、精神科の閉鎖病棟に閉じ込められたバツイチライターの入院生活を描く。ヒロインには、『BEAT』以来9年ぶりの映画主演となる内田有紀。共演には、幅広い分野で活躍する宮藤官九郎、『フラガール』の蒼井優、『憑神(つきがみ)』の妻夫木聡など、人気と実力を兼ね備えた豪華キャストが顔をそろえる。
ストーリー:仕事も恋愛も微妙な28歳のフリーライター明日香(内田有紀)は、ある日、目が覚めると見知らぬ部屋にいた。そこは“クワイエットルーム”と呼ばれる隔離された閉鎖病棟で、ナースから薬物とアルコールの過剰摂取により運び込まれたと説明される。さまざまな問題を抱えた患者たちと出会う中、彼女は自身を見つめ直してゆく。 (シネマトゥデイ)
製作年度 2007年
製作国・地域 日本
上映時間 118分
監督/原作/脚本 松尾スズキ
音楽 門司肇 、森敬
出演 内田有紀 、宮藤官九郎 、蒼井優 、りょう 、中村優子 、高橋真唯 、馬渕英俚可 、筒井真理子 、宍戸美和公 、平岩紙 、塚本晋也 、平田満 、徳井優 、峯村リエ 、武沢宏 、伊勢志摩 、箕輪はるか 、近藤春菜 、庵野秀明 、河井克夫 、俵万智 、しりあがり寿 、川勝正幸 、しまおまほ 、妻夫木聡 、大竹しのぶ
- 松尾 スズキ
- クワイエットルームにようこそ (文春文庫 ま 17-3)








