湯沢雄勝の伝統野菜『東成瀬村　平良かぶ』　

皆さん、こんにちは。

今日の湯沢雄勝地域は朝から１日の寒いお天気です。

ところで皆さんは秋田県の伝統野菜ってご存知ですか

湯沢雄勝地域の伝統野菜といえば

春から夏には「ひろっこ」、「関口なす」、

秋から冬には「湯沢ぎく」、きりたんぽや鍋物に入れる「三関のせり」の名前が挙がりますが、

今回は東成瀬村で作られています

｢平良かぶ」

のご紹介です。

秋田県南の方は「平良かぶ」と聞いてご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、下の写真が「平良かぶ」です。

「平良かぶ」私たちが普段食卓に出るような丸いかぶとは違い、というのは長さ１５～２０㌢、直径３．５㌢ほどの青首の白かぶで小ぶりの大根の様な形状の東成瀬村の平良地区でしか栽培されていない珍しい野菜なんですよ。

平良かぶは東成瀬村の平良地区で明治時代ごろから自家用につくられ、古くは焼畑で栽培されていました。

、塩漬けや味噌汁にして食べられてきましたが、独特な風味と歯ざわりのよさが改めて見直され、麹漬けなどにも加工されている。
　たねは農家による自家採種、保存が続けられるいっぽう、平成１２年に秋田県農業試験場で育種した「あきた平良かぶ」が品種登録されました。

　平良かぶは９月上旬にタネ播きし、収穫は１１月上旬～１２月上旬。

タネ播きすれば栽培期間中はほとんど手がかからないが、収穫が降雪・寒冷期になるため、生産者の高齢化もあって栽培は年々減少しているなか、農事組合法人なるせ加工研究会が麹漬けの加工、販売をしています。

例年であれば１１月２０日頃の平良かぶの漬け込み作業を始めているそうですが、今年は１１月１６日、１７日の２日間に平良かぶの麹漬けの漬け込み作業を行われるというなわれているという情報を入手しなるせ加工研究会へ伺いました。

私がなるせ加工研究会の加工所へ伺った時、ちょうど漬け込み前の下処理作業の真っ最中でした。

加工所の中の様子の写真を撮らせてもらった後、なるせ加工研究会の谷藤会長に少しお話を伺わせていただく事が出来ました。

なるせ加工研究会では

下の写真の「焼肉のたれ」や「あめこうじ仕込み比内地鶏トマトだれ」をはじめ、様々な加工商品を作って販売をしております。

なるせ加工研究会で作られた「焼肉のたれ」は

６月に開催された“なるせ赤べこまつり”の時の焼肉のたれとして提供され私も “赤べこまつり” に参加し食べてきました。

この焼肉のたれは前回ご紹介したお味噌『金の蔵』を製造している石孫本店(湯沢市)の天然醸造仕込み無添加特選醤油のみを使用した商品で、玉ねぎ(北海道産)、りんご(湯沢市産)、にんにく(青森県産)、醤油(湯沢市産)(大豆・小麦含む)、生姜、白ゴマ、酒、砂糖、水あめ、唐辛子、レモン果汁など材料を絶妙な配合で作られたたれで焼肉はもちろん、魚の下味付けやドレッシングとしても美味しく堪能いただけます。

「桃太郎トマトのトマトピューレ」