試金石としての春期講習 | 悠太郎が綴る中学受験国語と、ときどきパパナス育児ブログ

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ぼちぼち、各塾にて、春期講習がスタートします


夏は受験の天王山、なんて言われますが、では春期講習はどうなんでしょうか?


小学校の学年が上がるタイミングで、ソワソワして落ち着かない


花粉症で集中しきれない


夏からは勉強一色だけど、春はまだ遊ぶ余裕がある


……などなど。


一部の親御様・お子様からは、例年このようなお声を聞きます


色々な事情、立場もあるので、私からは強く申すことではないかもしれませんが…


この春期は、夏期講習の試金石だな、と感じることが多くあります


春期の時間割やテキスト構成が、夏期に近しい


学校が休みの期間で、各家庭でどのように過ごすのか判断する、という環境が同一


6年生は、社会以外の科目の全範囲を終えているので、復習がしやすい


などなど。


夏期講習と似ているの側面があります


違うところとして、


学校の宿題が無い(少ない)


塾の課題で居残りを強制するような部分が無い(少ない)


休み期間中に学校行事が無い


期間が短い


というものがあります


つまり、夏期講習と比べて、ずっとリズムが作りやすい環境である、ということになります


その春期で、お子様の学習リズムが上手く作れない、というのは、非常によろしくない部分があります


春期をある程度、リズムに乗って、あるいは、計画を立てそれを滞りなくこなす、ということをご経験しないと、夏期で上手くいかない可能性があります


短期の春期講習で学習が破綻してしまうような計画、あるいは無計画さでは、夏はただ勉強に追われてしまうだけです


(それだけでも十分がんばってらっしゃるとは感じます。しかし、それ故、「夏期講習の長さと各単元復習というカリキュラムだと、その夏を過ごせば自動的に総復習ができ穴がなくなる」と、錯覚してしまいます


午後から塾ならば、午前は塾の宿題にあてる


塾が休みの日は、間違った部分の復習(それらが終わったら、少々の息抜きも)


○時に起きて、それからは○○分は、基礎の計算や漢字にあてる


など、夏に向けたリズム作りのために、計画が必要です


タイムスケジュールをある程度組むこと


学習計画が破綻しないような量を意識すること

(あるいは、少々のご負担は覚悟して、講習の合間の休みの日にかなりの量をこなすことを計画すること)


(合間、と強調したのは、講習開始前・終了後の期間を意識すると破綻しやすい、と感じるからです)


など、計画を立てるとよいでしょう


ただし、一週間程度の春期講習ではありますが、春期講習内容はその期間中で学習を消化する、ということをまずは念頭におくべきです


一週間程度の期間で破綻するようだと、四十日間ある夏期講習では、まず間違いなく破綻します



……以上は、お通いの塾を中心とした形でのものです


サブ塾、補習塾、家庭教師など併用される場合、また別の組み方を意識して欲しいところではありますが…


ともかく、


この春を上手く過ごせると、夏も順調にこなせる


というものだと思い、上手く計画を立てることを強く勧めます





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