フランス国民議会選挙

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一度も選挙を経験したことのない Macron があっという間に大統領選挙の有力候補になり、大統領になってしまいました。彼の選挙の公約も、議会の多数を抑えられなければ、何もできなくなるのではという一部の評論家たちの話を裏切り、今回の国民議会選挙でも歴史上例のない圧倒的な勝利になろうとしています。

 

70%の議員が Macron 派になると予想されています。

 

これに近い例は1981年の社会党の圧勝、1968年と1993年の右派の圧勝の時ですが、それでも議席の70%を占めるという圧勝にはなりませんでした。

 

しかし、今回も投票しない人の数が非常に多いため、選挙権のある人の16%の投票で、 Macron 派は70%の議席を占めるということが起こってしまいますから、これはもう民主主義の選挙制度のゆがみといえるのかもしれません。

 

ドゴール将軍が、議会の多数派の権力を著しく強化したために、今回のようなことが起こりうるわけですが、選挙制度を比例代表制の方へシフトさせるための警鐘というのが今回の議会選挙でのMacron 派の圧倒的な勝利なのかもしれません。

 

大統領選挙でMacron と闘って極右政党が今回の議会選挙で大した数の議員を確保できないというのも、やはり選挙制度のゆがみですね。

 

しかし、こうして選挙の経験のない Macron がある意味最もドゴール的な立場、すなわち議会の多数派が大統領の人柄やイメージに密着しているコンステレーションを作り出しているというのは何か歴史的な意味があるのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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