子ども読書の日に寄せて
今日は「世界本の日」であり「子ども読書の日」とのこと。本を読むことは疑うことなく、これまでのわたしを創ってきた。そのことも語れば多くのことがあるけれど、今、わたしにとって関心が向くのは幼い1歳の孫が、自分から本をめくる姿を見せてくれていること。そして、読んで欲しい本を、読んで欲しい人に持っていき、読んでもらう。そんな姿を見せてくれていること。わたしの子育ても娘たちが0歳の頃から、身近に本を置いて、彼女たちが眠りこけるまで読み聞かせをしていた時期が長い。本との触れ合いは、そんな時から始まっていた。自分の居る日常だけでは得られない出会い、発見!動物、食べもの、花、自然。ページをめくり、新しい展開が起こる面白さ。心躍らせる言葉のリズム。自分が居る場所だけではわからないたくさんの世界があることを知らせてくれる扉。その知らない世界を思い描く想像力のはばたき。優しい気持ちになったり、悲しい気持ちになる、心のヒダ。そうして本との出会いは、おさな子に、多くの宝物を運んできてくれる。その豊かさが、きっとこれからの道のりに、大きなみちしるべになるであろうことが、60歳も過ぎたわたしには、確かにわかる。本との長い付き合いは、受け身ではできない。自分から、狩りに行くように、求めなければならないし、読むという姿勢がなければ、開いていくことはできない。だが、その受動ではない、能動の働きこそが、将来にわたって、自分の頭で考えていくというチャンスを創っていく。育てよ おさな子。そう、盛大なエールを贈りながらわたしもまだまだ、本との出会いを大切に、自分の人生を磨いていく心づもり。自分で考え、自然と深まるものからは唯一無二のわたしならではの思いが立ち上がってくるものだから。先日 娘と孫と 赤ちゃん本屋に行き 自分のために購入した本2024.4.23