現代社会には様々な問題が起こっていますが、
その一つが青少年のひきこもり&無業問題です。
そして、20代の死因の半数がなんと自殺なのです。
年間3000人、毎日10人近くの20代が自殺で亡くなる。
自殺予備軍や自殺未遂を含めると、どれくらいの若者が、
自分の価値を見失い、死にたいと考えているのでしょうか。
自分をあるがままに受け入れてもらえず苦悩し、
正直な気持ちを聴いてもらえる相手に恵まれず、
どんどん孤立していってしまう人もいることでしょう。
生きることに葛藤を覚えている相手の考えや思い。
相手の心を傾聴しようという姿勢で話を聴く大人。
そのバランスが崩れているのかもしれませんね。
専門家によるカウンセリングも行われているでしょうし、
医師によるメンタルケアも行われていることでしょうが、
自殺願望から解放されない若者たちが周りにいるのです。
出会った人の話を聴くということは相手に近づくということです。
真摯に耳を傾け、表情からも心の声を聴き、信頼関係を作るには、
技術以前に、相手の問題に関わろうとする隣人愛がいるのでしょう。