いっそ平安時代にIT革命
テーマ:ifある日ふと考えてみた。
「思うんだけどさー、」
「平安時代って革命起きたよね」
「は?」
「起きたよね、IT革命。」
もしもあの時代にIT革命が起きていたら、
もしも源氏が自分のメールアドレスをもっていたら、
あの出会い系メール(和歌)ばっかりやってる奴らの
引きこもり恋愛生活はどうなっていたのか、
ちょっと考えてみたくなったのだ。
※この後、「日本列島落とし穴猟の歴史」というタイトルで4000字ほどのレポートを書く予定です。単位ってさ、欲しいね。実際。
最初にも言ったが、平安時代の貴族というのは
引きこもってあれこれの文章を書いている生活である。
そこでちょっと文章が書ける奴だとすぐ
「●●日記」「●●物語」などを発表するのだが、
このストーリーテラーの成功者の多くは女性である。
「ああどうやったら源氏物語が手に入るのかしら」
「こんな田舎暮らしじゃあ、物語しか楽しみがないというのに」 (←非常によくわかる)
とかいう、晒しな日記の作者・菅原考標女の嘆きにあるように、
このテキスト氾濫時代において、その閲覧ツールとして
インターネットの需要が爆発していた事が伺えると思う。
そんなわけで、こう考えてしまいたい。
あの時代には、すでにインターネットは発明されていた。
姫君はすずり箱ではなくて、ノートPCを持っていた。
「手習い」というのは無論、ブラインドタッチの事であったし、
当意即妙に返信ができるというのはメッセが使えるという事だった
清少納言ブラインドタッチ速そう
邪念が入ったところで、本論にいってしまおうと思う。
要するに姫君は皆自分のPCで出会い系メールを送っていたが、
その中でも自分の思うことをつらつらと書き表していく、
所謂「ブロガー」と呼ばれる奴らがすでに存在していたのだ。
■「蜻蛉日記」…藤原道綱母によるブログ。
リアルに男に切れたり泣いてみたり、そのどうも安定しない恋愛は
電車男さながらに読者をひきつける。ただし昼メロ調。
■「和泉式部日記」…和泉式部によるブログ。
男の身分がはんぱなかったり兄弟だったり、
更新自体がちょっとスキャンダラスなブログ。話題性高し。
■「土佐日記」…紀貫之によるブログ。ネカマ。
だがこれらは準主役クラスのブロガーたちである。
他の追随を許さない、この時代に最大級のアクセス数を誇ったであろう、
2人のネットアイドル(ともに負け犬系)を登場させたい。
清少納言 ブログ『枕草子』
紫式部 テキストサイト『源氏物語』
まず私が勝手に『元祖キャリア女性ブロガー』と呼んでいる
清少納言のブログ『枕草子』について話をしたい。
ブログデザインはおそらく、知的キャリア女性をきどった感じの
ナチュラルなグリーン系のデザインであろう。
知的キャリアを誇りつつも、本人も自覚症状のあるような
感受性の豊かな不思議少女・清少納言。
現在ブログのシステムには「カテゴリ」というものがある。
これは元はと言えば彼女のブログに『うつくしきもの』などの
区別が施されていたところにその原点がある。(※ウソです)
そして現在の女性のブログをみる。
言ってはなんだけれど、大概このような内容でまとめられる。
・出来ない女性部下の失態
・それをフォローした自分はできる女というエピソード
・つらつらしすぎて文学性が微妙になってくるポエム
これらも、すべては元祖キャリアブロガー清少納言の影響である。 (※ウソです)
カテゴリ分けといい女性ブロガーの蔓延といい内容がだいたい同じ事といい、
すべては元祖キャリアブロガ-の清少納言のDNAが蔓延している結果なのだ。(※ウソです)
そして一方の紫式部。
「源氏物語」という大御所サイトよりは有名でないが、
「紫式部日記」というさえない感じのブログをもっている。
ブログに関しては清少納言に女王の座を奪われている感があるが、
ネットアイドルとして彼女の間違いを指摘する姿勢も怠らない。
「漢詩とか引用してるけどさ、ここ間違ってるんですけどw」
ああ…ネットアイドル同士の争いって怖い…
しかし何故、紫式部はブログに力を入れなかったのか。
何故、テキストサイトの源氏物語にすべてを注いだのか。
これは仮説ですが、
紫式部はコメントもトラックバックもうざがりそうだ
また源氏物語がブログでなくてテキストサイトだった場合、
いったいどのような事ができるのかを考えてみた。
『とっても面白かったです!!頑張ってください』
まず、BBSがつけられる。
『毎日更新楽しみにしてます!!もしよければお返事下さい!!』
メールフォームもつけられる。
「返信不要の場合はチェック入れろ」とか言うとは思うけど実際
『和泉式部日記』
『蜻蛉日記』
『更科日記』 ←NEW!!
相互リンクのメンツでハクがつけられる。
『1億ヒットは 藤原道長様 でした ありがとうございましたーー!!』
キリバンゲッターにはおめでとうみたいな事が言える、
やっべえ紫式部がホームページ作らねえ道理がねえ
そして源氏物語内部にも踏み込んでみようか(レポート書けるのかな)多分、源氏や姫君もホームページをもっている。
まあ代表的エピソードのみにIT革命を起こす事にすると、
「六条御息所」
これはサイト名である。あまりに大御所サイトだから、管理者である彼女の通称になっている。
「ゆうがお」
こっちはブログ。夕顔はあんまりネットとか詳しくないから、源氏に習ってもブログで精一杯。そもそも訳ありでAbout meとか載せられない子だから、個人HPはもて余す。
内容は御息所は年季が入っててコンテンツも充実してるんだけど、
ゆうがおはひたすら花の写真とかアップしてるだけのブログ。
若い源氏は最初こそ面白がって御息所に日参してたが、
そのうち「重い」とか言い出して、
さくっと見られる癒し系ブログゆうがおに入り浸るようになる。
今日も源氏の訪れ(アクセス)がないと憂える御息所。
そのうち、御息所の本体(デスクトップの)から、
何者かがふらふらと抜け出て、夕顔のもとへと侵入する。
ある日源氏が気がつくと、
夕顔のPCがやられて落ちている。
物知らずな夕顔の前に、ウイルスチェックを怠った事を悔やむ源氏。
そうこの時のウイルスこそ「I LOVE YOU」。
このウイルスが源氏の電影少女愛に大きく影響するのである。
さらに小ネタを言えば、源氏って自分のHPに
紫上の写真館とか作ってそうなイメージがある。
ついでにリンク集は半端ないというイメージもある。
あと「明石上のメアドはso-net」
というイメージがあるんだよなー
まあいいけどね、ソネット。でもヤフーじゃないんだ、みたいな。
とにもかくにも、1億ヒットの源氏物語。
評判大きすぎて「更級日記」というファンサイトとか
「夜半の寝覚め」という二次創作サイトまでできる始末。
しかし出会い系メールのやりとりといい、謎のウイルス侵入といい、
平安時代の恋愛背景にはネットがあったとしか思えない。
不思議少女ブロガー:清少納言と
1億ヒットサイト主:紫式部。
ネット上で活躍する女性らしい、女王様のような高慢かつ格調高い世界展開があるじゃないすか。
1000年前で違うのは、牛車男の恋愛だったってだけだ。






