アジア防災センターhttp://www.adrc.asia/top_j.phpの2008年優良事例集として選ばれたウィメンズネット・こうべが立ち上げたHP「災害と女性」情報ネットワークhttp://homepage2.nifty.com/bousai/index.htmlの女性に対する暴力の事例と対策をご紹介します。(事例及び対策はそのまま転載させて頂きました)

事例としては。。。

・災害後に夫・恋人からの暴力被害が増加した。 

・レイプ被害を警察に訴えたら、言わないほうがよいと言われた。

・ 半壊の建物の中に、リュックサックをつかまれ引きずり込まれてレイプされた。

・ 無理やり車に連れ込まれた。ワゴン車を用意し、お風呂に入りたい女子学生を誘って、
解体現場に連れ込み複数で輪姦された。性的な被害の現場は駐車場などが多かった。

・ 電柱にはってあった就職案内のビラを見て面接に行ったビルの中でレイプされた。

・ 街がどこも暗くて会社や学校からの帰宅途中がとても怖かった。

・ 防犯灯の復旧は自治会の要望がなくてはと拒否された。 

・震災時にレイプのあった場所を表にして注意を促す
「性暴力を許さない集会」資料から転用する


その対策としては。。。

・被災地における性暴力~防止と対応のためのマニュアル

・災害時にDV被害に苦しむ女性のためのシェルターがあることを広報する

・災害後は女性への暴力が増加することを予測して復興に暴力防止を組みこんでおく

・ 犯罪防止のため速やかに防犯灯の復旧工事を行ない、
  街を明るくして人々を犯罪から守り、女性を性被害から守るためにも特別警戒する

・性暴力被害者が責められずに訴えることができ、支援を受けられるシステムの充実 

・DV被害者保護施設や強姦救援センターなどを平常時より増設する 

・災害時には特にDV・性暴力の防止キャンペーンを行ない、
女性に対する相談窓口の設置や情報提供など被害者支援を充実させる 

・水の浄化法や火の消し方と同様に男性がストレスからの暴力を家族に向けないよう広報する 

・男性のための精神的、身体的問題の相談窓口を設置する。

を上げています。


被災地は、非常に混乱しています。

警察が、満足にパトロールできていない無法地帯になっている所が多いでしょう。

また、避難場所や被害者の誘導などには、警察の目も行き届かず、性犯罪には対応しきれていないでしょう。


本来、男性は、生命に危険を感じると、繁殖の必要を本能的に感じ

普通は、それを理性で押さえているわけですが、

災害によって被害を受けたイラつきが理性を失わせる原因となり

理性が弱くなった人が犯罪を犯す危険性があるのです。

義援金を募ることと同時に、性暴力防止も訴えることで

理性を失いかけた人達が、理性を取り戻してくれるのではないかと思いたいです。



阪神淡路大震災の後、世界各地で大きな災害が続発し、

最近では、被災地では性犯罪が増加すること、

通常の性犯罪は顔見知りが多いが、

被災地の場合は見知らぬ人の犯罪が三倍に増加するということも

調査結果として世界で共有されているそうです。


人災も決して隠してはいけないこと。

そして、人災は、防ぐことができるもの。。

それは、より多くの人達が、協力し合えばできることです。


ウィメンズネットこうべでは、「女たちが語る阪神・淡路大震災」を出版しています。
被災直後の生の声を集めた貴重な記録です。

女たちが語る阪神大震災/著者不明

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また、信田さよ子氏が「加害者は変われるか DVと虐待を見つめながら」という本を出されていますが、こちらにも阪神淡路大震災で起きた性暴力について書かれてあります。

加害者は変われるか?―DVと虐待をみつめながら/信田 さよ子

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是非、一度、ご覧頂けたらと思います。
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