矯正のセミナーへ行ってきました | 青山外苑矯正歯科 院長の歯列矯正日記

青山外苑矯正歯科 院長の歯列矯正日記

東京都港区南青山にある青山外苑矯正歯科です。
横谷院長が歯列矯正をスタートしました!

先日2月15日(日)、16日(月)に矯正治療のセミナーに行ってまいりました。
このセミナーは7回シリーズで、今回は第4回目になります。

矯正セミナーの資料


会場の様子


テーマは受け口と左右非対称な歯列、もしくは左右非対称な顔立ちについてです。

アメリカのカリスマ矯正医Dr.マクローフリンの講習セミナーです。
私はこの先生の考え方が好きで、もう7年連続で勉強しに行っています。

講演者

マクローフリン先生の本


マクローフリン先生は複雑な治療・症状をいかにシンプルに考えて歯列矯正を行っていくかという達人なのです。
歯列矯正は、顎の中に生えている歯をいかにきちんと配列して咬ませていくかという事です。
顎の変形があると、ベースの部分の上下のずれがあるためにきれいに咬ませたり歯を配列させることが難しくなります。

しかし、数値でシンプルに考えることにより、とても美しく治療を行っていました。
やはりマクローフリン先生は素晴らしい頭脳の持ち主でした。

マクローフリン先生をはじめとするアメリカの矯正治療では、顎関節の治療に対して積極的にお薬を使用していくのには驚きました。
関節部の改善にDoxycycline(ドキシサイクリン)という抗生物質のを投与し改善していました。

私にとってこれは大変な感激ものでした。なぜなら、この基礎研究に私は携わっており、まさに臨床応用されていたからです。


もう15年以上も前の話ですが、ニューヨーク大学の教授と一緒に行った研究でした。
抗生物質としての作用をとったテトラサイクリンに発色マーカーを付けて、ラットに投与して顎関節の影響をみるものでした。

研究結果は、顎関節の頭部の骨は大幅に改善されていました。

この研究は、ハーバード大学の当時主任教授だったダビドビッチ教授の主催する矯正&インプラントの学会で発表いたしました。
私の論文もハーバード大学の総集本に掲載されました。

この研究がアメリカの臨床で花開いていたのかと思うと、本当に胸のつまる思いでした。

これからは一臨床矯正歯科医として、より患者様が幸せになれるよう頑張っていきたいという想いがさらに強くなりました。

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