自身の体験から面白い部分をフォーカスして、小説風にまとめているもの。


 それを自叙伝だとお伝えしましたが、
 今回はそのなかでも「面白い部分」について書きたいと思います。


 自分の人生を振り返ると、
「面白い部分なんて、たくさんありすぎて、どこをフォーカスしたらいいのか、わかりません」
 そういうことがありますよね。


 あるいは、
「そんな面白い部分なんて、なかったですよ」
 と謙遜される方がいらっしゃるかもしれません。


 自叙伝として書いたときに、「面白くなる要素」というのがあります。


 いくつかの質問に答えてみてください。


・今までで、いちばん努力したことは何ですか?
・今までで、いちばん大きな失敗は何ですか?
・今までで、いちばん嬉しかったことは何ですか?
・今までで、いちばん悲しかったことは何ですか?


・ほかの人はしていないだろう、という体験を教えてください。
・今までで、いちばん褒められたことを教えてください。


 いかがだったでしょうか。


 スッと出てきた方もいらっしゃれば、
 あれもこれもあって、なかなかひとつに絞れない、という方もいらっしゃるでしょう。


 ひとことで「○○です」と答えるよりは、
「こういうことがあって、こうなって、こうしたんです」と、
 物語で答えてみてください。 


 この6項目こそ、「自叙伝をより面白くする要素」です。


「自分のなかでのナンバーワン」を探っていくことから、
 自叙伝づくりがはじまります。


ガキの自叙伝/日本経済新聞社
¥1,470
Amazon.co.jp

AD

 小説家を目指している方へ。


 今までにないアイディアを生み出して、
 読者を飽きさせないストーリー展開を考えて、
 魅力的な登場人物たちをそのストーリーに解き放ち、
 絶妙な文章で読ませていく。


 しかも、一冊分の小説を書こう、と思ったら、やはり四百字詰原稿用紙換算で、250枚は必要になるでしょう。


「いつかは書こうと思っているけれど」
 そんな風に考えていらっしゃる方が多いようです。


 そういう方にこそ、
 まずは自叙伝を書いてほしい、と思います。


 自叙伝には、小説に必要な要素がそろっています。


 以前、「自叙伝とは」という記事で、
 自身の体験から面白い部分をフォーカスして、小説風にまとめているものが自叙伝です、と定義づけをしました。


 あなたは自身の体験の、どこを面白いと感じるか?
→ 読者を飽きさせないストーリー展開につながります。


 あなた自身をはじめ、あなたが出会ってきた人たちを、イキイキと描く。
→ 魅力的な登場人物たちをそのストーリーに解き放つことになります。


 なにより、あなたの人生は世界にたったひとつしかない物語です。
→ まさに「今までにない、アイディアを生み出す」ということではないでしょうか。


 この3つのポイントを、わかりやすく、読みやすい文章でつづっていく。


 もし、あなたが小説家を目指していて、


「いつかは書こうと思っているけれど」という気持ちを抱えているなら、


 自叙伝を書くことがおすすめです。



海賊とよばれた男 上/講談社
¥1,680
Amazon.co.jp

海賊とよばれた男 下/講談社
¥1,680
Amazon.co.jp

AD

 本屋に行く習慣はありますでしょうか?


 ほしい情報が手に入ったり、感動の物語を手にしたり。
 お目当ての本がなくても、ぶらぶらしているだけで刺激がもらえます。


 この本は面白そうだな。
 これはなかなか知的好奇心をくすぐるなあ。


 目を引く本があれば、
 手にとって、タイトルや帯を読んで、ぱらぱらとめくって、目次を少しだけ読んでみる。


 それだけでじゅうぶん、楽しめます。


 けれど、自分史や自叙伝を書いている最中の方は、
 べつのところに関心が行くのではないでしょうか?


 それは、表紙や中身のデザインです。


 どんな表紙をしているのだろう。
 どんな扉をしているのだろう。
 どんなレイアウトになっているのだろう。


 自分史、自叙伝を書籍にするなら、
 当然、表紙をはじめ、扉やレイアウトも必要になってきます。


 そういう視点で本屋に行くと、
 本のサイズや表紙の手触り、文字の大きさなど、いろいろあることに気がつきます。


 ぼくが自分史、自叙伝の執筆代行をさせていただく際、
 必ずではありませんが、お伝えしていることがあります。


「本の装丁として、こんな感じにしてほしい、という本を2、3冊お持ちください」


 原稿だけでは、書籍になったときのイメージがなかなかつきません。


 だから、お気に入りの装丁をしている本をお持ちいただくのです。


 表紙ひとつとっても、さまざまなデザインがあります。


 タイトルだけを大きく持ってきて、インパクトを狙うもの。
 イラストで雰囲気を出すもの。
 写真をつかって、内容をイメージさせるもの。


 本屋に行く機会がありましたら、
 一度、「本をつくる」という視点で、本を見てみてください。


 きっとそれぞれの工夫に気づかれるはずです。


やさしいデザインの教科書/エムディエヌコーポレーション
¥1,890
Amazon.co.jp

AD