こんばんは。小泉進次郎です。


今日は地方創生に関する取り組みの視察で、長野県の飯田市、下條村、泰阜(やすおか)村を訪問しました。


始めに訪れた飯田市では、グローバル化や円高といった社会情勢の変化に対応し生き残るために、1983年に「飯伊(はんい)地域地場産業振興センター」を設立し、人材育成や商品開発等に関する取り組みを始めたそうです。2006年からは、地域内の複数の企業が連携して航空機産業振興を始め、その拠点が今回訪問した航空宇宙産業クラスター拠点工場でした。お話を伺って、自立した産業づくりには、地域全体での長期的な関わりが必要だという事を強く実感しました。


その後、下條村に移動し、お昼をいただきながら伊藤喜平村長のお話を伺いました。伊藤村長は、村の職員や住民の意識改革を行い、大胆な効率化やコスト削減を実施し、捻出した財源で少子化対策に力を入れ、高い合計特殊出生率(2013年は1.88人)を達成しています。他力本願ではなく、住民と一緒になって自立したまちづくりを行なっている下條村は、少子高齢化・人口減少時代のお手本にしたい村だと思いました。


午後は、若者定住促進住宅を視察しました。この住宅では、家賃を相場の半額程度に抑える代わりに、入居者には村の行事や消防団等の地域の活動に参加してもらっているそうです。子育て世代が暮らしやすく、また地域のコミュニティに積極的に関わってもらえるような制度がしっかりと考えられていますね。建設には、国の補助金は一切使ってないとのこと。


それから、村の資材支給事業で作られた道路を視察しました。これは、村は村民の皆さんに必要な資材を支給し、工事は村民自らの手で行ってもらう事業で、1992年から今まで続いているそうです。コスト削減にもなり、村民の地域コミュニティへの参加意識や自立意識も高まる素晴らしい施策だと思いました。


最後は泰阜村で、「けもかわプロジェクト」の視察をしました。これは、地域おこし協力隊で泰阜村役場に入っている井野春香さんが立ち上げたプロジェクトで、猟師の皆さんとシカ等の有害鳥獣の捕獲を行いながら、その獣の革を使った製品等を販売しようというものです。実際に捕獲した獲物や、革製品作りの場を見せてもらいながら話を伺いました。外から移住してきた方が、新しい視点を持って行うまちづくりも、支援していきたい施策のひとつです。


今日の長野視察を通して、地方創生の施策は、1年、2年ですぐに効果が出るものではなく、10年、20年といった長い視点で継続的に取り組んでいく事が必要だと改めて感じました。自分たちの地域は自分たちで作るという覚悟を持って、我慢強く頑張っている地域を後押ししていきたいと思います。



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