スーパーヒューマンが叩き出す100mの世界記録を予測してみる。 | マーケットを戦略的に理解する読書術 〜マーケティング会社の経営者視点で読書してみた〜
身長の幅はおおよそ140~200cm前後でしょうし、地震の規模はM3~9くらいが多いですよね。かなり昔から思ってたんですけど、もしかしたら350cmくらいの人が世界のどこかに誕生しないか?とか、M15の地震が来たらどうすんの?みたいなこと、可能性ゼロなんでしょうかね。

100m走だと、ボルト選手が9.6秒くらいで世界一ですし、桐生選手が10.0秒くらいで日本一なんでしょうけど、いずれにしてもコレまでの記録を0.01~0.05秒くらいずつ記録を縮めていますよね。
いきなり、何かの大会でアレクサンダー=クルニコフ(仮)選手が、初挑戦の100mで7.89秒みたいな、異次元のまったく想定外の記録を出すことが、そのうちあるのではないか?という気がしてなりません。

人に限って言うと、そういう人はスーパーヒューマンと言われているらしいですね。科学の界隈では。で、少し調べてみたのですが、これまでよりも数段階別次元のパフォーマンスをする人間が誕生するのはどうやらそれほど遠くない未来なようです。

方法論としては、遺伝子改変テクノロジーということで、IGF-1遺伝子による作用ということなんですけど、難病の筋ジストロフィー症の治療法として大きな期待がされているようです。要は、筋肉が徐々に破壊されていく病気ですが、それを上回る速度で筋肉を成長させれば理論的には筋ジストロフィーは克服できる、ということです。

これをアスリートが応用すれば、スーパーヒューマンは誕生してしまいます。通常の筋肉の状態の人がこの遺伝子改変を受けると筋肉の成長のみを享受します。しかも、通常のドーピングとは違って遺伝子そのものに働きかけるので、従来のドーピング検査では絶対にひっかからないみたいです。

ですから、かならず禁止される行為ですが、物理的には取り締まることが出来ない行為です。
そうなると、アレクサンダー=クルニコフ(仮)選手が次の世界陸上で、7.89秒で優勝することが、非現実的な話ではありません。

さて、ここでアレクサンダー選手サイドは、7.89秒で優勝してしまうと何が起きるか?ということを当然考えます。はい、「あいつ速すぎて何かおかしい」論争ですね。となると、7.89秒は利口な数字ではありません。ですから、ボルト選手の世界記録である9.58秒(でしたっけ?)をにほど近い数値を出すレベルでの遺伝子改変がほどこされた結果としての、9.51秒くらいの決着がベストです。そうして、次のオリンピックで9.45秒を叩きだしてすぐに引退します。

そもそも、世界陸上でいきなり初登場9.51秒は「あやしい」ですから、事前の地域大会で初登場9.75秒くらいを叩きだしてからの世界陸上になりますよね。選考会か何かで。で、その選考会の前の大会で初登場9.90でしょうかね。現実的には。

さて、予備選考大会で初登場9.90→選考会で9.75の選手がいればスーパーヒューマンの可能性がありますね(笑。その選手は、世界陸上でいきなり驚異的な世界記録(おそらく最後は流して9.51)で優勝します。そして、オリンピックでは9.45、そして電撃引退。です。なんなら引退1年後のNIKEの企画レースで9.39秒を叩きだして、「惜しまれる引退!やはりクルニコフは人類最速」と伝説化するオマケもつけましょう。

IOCは、アレクサンダー=クルニコフを探し出せるのか?
アスリートの世界は、早晩こうした世界に突入していくのでしょう。
テクノロジーを根拠とした、確かな未来予測です。

倫理vsテクノロジーの世界はもう、もうすぐそこ。そこまで来てます。

もし既に人類最速の男、アレクサンダー=クルニコフが数年前に既にデビューしていたら・・・。
それはもう。そういうことです。