2006-03-07 22:27:47

『ボッコちゃん』

テーマ:
 『ボッコちゃん』(星新一)

―あらすじ―
 バーで働く美人の女性・ボッコちゃんは、実はアンドロイド。お客からのお誘いを上手くかわす看板娘だったが、あるとき思い込みの激しいお客がやってきて…(表題作より)。


 1話あたり約10ページ、短ければ3ページというページ数の中に、時にシュールな、時にホラーな、実に様々で面白い内容が散りばめられています。また、最後の最後で明かされるオチが実に上手く、これ以上ないどんでん返しとなっています。個人的に好きなのは、狂気を感じさせる「暑さ」。


ボッコちゃん (新潮文庫)/新潮社

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2006-03-05 21:42:31

『きみとぼくの壊れた世界』

テーマ:
 『きみとぼくの壊れた世界』(西尾維新)

―あらすじ―
 櫃内様刻と櫃内夜月は、実の兄妹ながら恋人に近しいほどの親密さを持っていた。そんなある日、学園で密室殺人事件が発生する。様刻は保健室の住人・病院坂黒猫とともに事件解決へと足を向けるが、それは日常の崩壊を意味していた。


 本格ミステリーと銘打たれてますが、個人的には最初の章での、主人公の妹の精神崩壊が面白かったですね。他の作品でもそうですが、著者のはストーリーよりもキャラクターに寄るところが大きいと思いますし、本作品ならではの「らしさ」が出ていたのではないでしょうか。

きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)/講談社

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2006-02-27 11:08:42

『初恋』

テーマ:
 『初恋』(吉村達也)

―あらすじ―
 16年振りに再会した女性。かつて一度だけキスをした相手であり、主人公にとっては記憶の彼方であったが、彼女には愛の炎が灯っていた。


 余りの面白さに一気に最後まで読みきってしまいました。簡単に言えばストーカーものなのですが、描写が上手く、その世界に引きずり込まれました。とにかくストーカーの女が異常で、「こいつ(ストーカー)、次は何をするんだ」とページを捲らずにはいられません。著者の多くのホラー作品は人間の恐ろしさを描いていますが、本書もその例に漏れない作品です。

初恋 (角川ホラー文庫)/角川書店

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2006-02-26 21:56:12

『わが青春に出会った本』

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 『わが青春に出会った本』(三浦綾子)

―あらすじ―
 著者が青春時代に読み、感銘を受けた本を紹介するエッセイ。


 単なる感想だけにとどまらず、その本の著者や本が書かれた背景を考察したり、本を読んだ当時の自分の心境と絡めたり、様々な面から書かれています。解説でも触れられているのですが、読書案内としても最適です。私も「この本を読んでよかった」と言えるような、素晴らしい本ともっともっと出会っていきたいものです。

わが青春に出会った本 (新潮文庫)/新潮社

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2006-02-19 23:57:07

『眠狂四郎無頼控』(一)

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 『眠狂四郎無頼控』(柴田錬三郎) (一)

―あらすじ―
 時は江戸。バテレンと日本人の混血であり、ニヒルな剣客・眠狂四郎が様々な難事件や強敵と戦う。


 名前は以前から聞いたことがあったのですが、著者があの『英雄三国志』と同じ柴田錬三郎氏と知り、これは是非読んでおきたいと思い、手にしました。元々は週刊連載モノだったようで、1話1話(1章1章)が20~30ページほどの構成になっており、大まかな流れはあるものの、1話だけ読んでも面白いように工夫されています。そしてその内容も、伴天連(バテレン=キリスト教信者)退治あり、謎解きあり、強敵との一騎打ちあり、主人公を慕う女達のエピソードありと、毎回「ラストはどうなるんだ」とついつい読みふけってしまう小説に仕上がっています。

眠狂四郎無頼控 (1) (新潮文庫)/新潮社

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2006-02-15 18:19:05

『野菊の墓』

テーマ:
 『野菊の墓』(伊藤左千夫)

―あらすじ―
 いとこ同士にして、お互いを想っている政夫と民子。しかし民子には縁談がまとまり、政夫は町の中学への進学が決定する。数年後、帰省した政夫は民子が亡くなっていることを知る――。


 主人公と従姉の純粋な恋と、それを襲う悲劇。私程度ではこの小説の素晴らしさを伝えることは非常に難しく、上手く表現できません。実際に読んでもらうのが一番でしょう。「心に残る1冊」というのは、こういう本のことを言うのだと思います。有名な古典には有名になるだけの理由があることを教えてくれました。

野菊の墓 (新潮文庫)/新潮社

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2006-02-02 14:21:32

『吾輩は猫である』

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 『吾輩は猫である』(夏目漱石)

―あらすじ―
 「吾輩は猫である。名前はまだ無い」――珍野苦沙弥先生の家に買われている1匹の猫。猫の視点から見た人間界の面白さとは。


 最初に読んだときは小学生でした。その時は古めかしい言い回しや行動があまり理解できませんでしたが、数年経って読み返してみると、実にユーモアに溢れた作品であることが分かりました。偏屈者の苦沙弥先生を始め、寒月くん、迷亭くんなど、どこか人間味に溢れた人物たちについて、真面目ゆえの滑稽さが笑いを誘います。

吾輩は猫である (新潮文庫)/新潮社

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2006-02-01 22:47:38

『戦う司書と雷の愚者』

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 『戦う司書と雷(いかずち)の愚者』(山形石雄)

―あらすじ―
 武装司書たちの本拠・バントーラ図書館が何者かの襲撃を受け、さらに先の戦闘で死んだルイモンの「本」が輸送中に盗まれた。「本」の奪還任務についた見習い武装司書・ノロティに、ハミュッツから別の極秘任務が与えられるが…『戦う司書と恋する爆弾』続編。


 前作に比べて文章のテンポが良くなったような、より読みやすくなったような気がします。よりライトノベルっぽくなったとでも言いますか。このシリーズはやや重たい話なのですが、今回は明るい性格の司書見習いを主役におくことで上手くバランスが取れた感じですね。終盤近くで展開がご都合主義だと思われる部分もありましたが、ラストもハッピーエンドで最後まで楽しく読めました。今後も続編が出るのであればチェックしておこうと思います。

戦う司書と雷の愚者 BOOK2 (集英社スーパーダッシュ文庫)/集英社

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2006-01-27 23:07:56

『戦う司書と恋する爆弾』

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 『戦う司書と恋する爆弾』(山形石雄)

―あらすじ―
 死者の記憶が「本」になり、図書館に収められる世界。本を管理し守るため、武装司書と呼ばれる人々がいた。中でも最強と名高いハミュッツ=メセタに対し、爆弾を抱えた少年が迫る。


 そのタイトルから、てっきり『R.O.D』のような感じの話かと思ってタイトル買いしたのですが、全然違いました(良い意味で)。「死者の記憶が本になる」、「本は鉱山で発掘する」などの設定を上手く独特の世界観に繋げられており、仮に闘いの要素をいれなくても、この本に関する世界観だけでも十分に面白い話が作れそうです。続編がつい先日出たらしいので、また本屋で見つけたらそちらも買っておこうと思います。

戦う司書と恋する爆弾 BOOK1(集英社スーパーダッシュ文庫)/集英社

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2006-01-23 23:05:25

『神栖麗奈は此処に散る』

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 『神栖麗奈は此処に散る』(御影瑛路)

―あらすじ―
 「神栖麗奈」が生まれた理由。元生徒会長にして、学園における「絶対」であり、完璧だった存在。それが神栖麗奈。


 先日読んだ『神栖麗奈は此処にいる』の続編にして前日譚に当たります。前作は「可もなく不可もなく」といった感じでしたが、今作は謎ときがメインになるせいか、前作よりも面白く読むことができました。また、言い回しや伏線の張り方、視点の切り替え、学園が舞台など、何となくブギーポップシリーズに似ている感じがしました。前作だけならオススメしにくい作品でしたが、2巻まとめてならオススメの作品だと思います。

神栖麗奈は此処に散る (電撃文庫)/メディアワークス

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