紫式部墓所、野宮神社 | 赤と黒

紫式部墓所、野宮神社

 5月下旬に、紫式部と『源氏物語』に関する観光地に幾つか行ってきました。お墓と野宮神社、大雲寺に行ってきましたが、大雲寺はあまり写真映えする感がなかったので、写真は撮っておりません。

 お墓は堀川北大路の付近に建っています。10年以上前に一度訪れて以来の再訪です。









 小野篁(おののたかむら)という人物のお墓と並んで建っておりますが、これは小野篁が地獄で閻魔大王の副官をしていた(と言われている)ことに関係しています。『源氏物語』を書いて人々の心を惑わした紫式部は地獄に落ちたと考えられており、小野篁に助けてもらおうという理由です。この辺り、平安時代当時の人々の考え方が見えますね。







 野宮神社は嵐山にある神社であり、良縁、子宝、学問の神様を祀っています。『源氏物語』では光源氏と六条御息行所(ろくじょうのみやすんどころ)の別れのシーンの舞台となっています。