『史記 武帝紀』〈四〉 | 赤と黒

『史記 武帝紀』〈四〉

 『史記 武帝紀』(北方謙三) 〈四〉

―あらすじ―
 霍去病の死とともに漢の勢いは停滞した。帝は泰山封禅の儀式を行うが、司馬遷は儀式に参加できなかった父の遺志を継ぐ決意をする。そして若き力が台頭する兆しが。


 前巻で亡くなった霍去病に続くかのように、敵味方ともに多くの人物が亡くなっていきました。全7巻の折り返し地点に合わせたかのような展開ですが、登場人物の顔ぶれも変わり、物語も後半部分に入ってきたように思えます。ただ、史実通りならこの後は凋落の時代ですが…どのようなラストになるのか、楽しみなような不安なような。

史記 武帝紀 4 (ハルキ文庫 き 3-19)/角川春樹事務所

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