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2013-02-27 21:06:05

『殺人鬼フジコの衝動』

テーマ:
 『殺人鬼フジコの衝動』(真梨幸子)

―あらすじ―
 両親と妹を惨殺された一人の少女。藤子は叔母から「あなたはお母さんにそっくりね」と繰り返される。私を虐待したあの母と私が似ている?そんなはずはない――ないはずなのに。


 読みやすい文体と適度なグロさによって、一気に最後まで読み終えました。一見グロいだけの作品ではありますが、実はハッピーエンドであり、あとがきまで含めての作品に仕上がっています。しかも、(意図的にか)事件について一部明示していない部分があり、思わず深読みしてしまう仕掛けにもなっています。

 グロさや最後の救いの度合いについては、「『向日葵の咲かない夏』ライト版」といった感じですね。


殺人鬼フジコの衝動 (徳間文庫)/徳間書店

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2013-02-25 14:34:07

『もしも義経にケータイがあったなら』

テーマ:新書
 『もしも義経にケータイがあったなら』(鈴木輝一郎)

―あらすじ―
 輝かしい戦功を立てておきながらも、兄・頼朝に疑われ儚い最期を遂げた源義経。義経や木曽義仲といった人物達が犯した戦略的なミスとは。現代の経営・人事理論で読み解く義経失脚の謎。


 後白河法皇や鎌倉政権を会社に例え、人事権の大切さや「ホウレンソウ」の重要性を説くなど、一風変わった視点から書かれています。現代にも通ずる部分があり、思わず納得してしまう点も見られました。文体もざっくばらんに書かれており、さっくりと読むことが出来ます。メインの話ではありませんが、「頼朝の女好き」や「義仲の兵はなぜ逃げていったか」などについても書かれており、歴史モノとしても面白い視点がありました。

 タイトルについては新潮新書らしいなあと。『人は見た目が9割』、『バカの壁』、『オタクはすでに死んでいる』と同じく、本屋で見て思わず手に取ってしまうようなタイトルに仕上がっています。そして適度に読みやすく面白い作品が多いのも見事。新書というと堅苦しいイメージもありますが、上手くイメージを打破してくれました。個人的には大衆向け新書の雄と思います(いい意味で)。

 ただ、義経に限らず歴史上の人物にケータイがあったら…と言うのは禁句かなあとも。坂本龍馬であれ関羽であれユリウス・カエサルであれ、ケータイがあれば歴史は変わりますよ。まあ本書はケータイの有無が焦点ではないですし、上記したように新潮新書らしくはあります。

もしも義経にケータイがあったなら (新潮新書)/新潮社

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2013-02-23 20:16:36

『冥王と獣のダンス』

テーマ:
 『冥王と獣のダンス』(上遠野浩平)

―あらすじ―
 奇蹟軍と枢機軍による戦争が続く世界。枢機軍の一兵士であるトモル・アドはとある戦場にて、奇蹟軍の少女・夢幻に出会う。さらには奇蹟軍のリスキィ兄妹が枢機軍に投降し…果てしなき戦争の行方は。


 ナイトウォッチ三部作との関連を残しつつも、1冊で上手く完結してくれた作品です。恋が軸になっており、戦争モノながらも爽やかな読後感でした。不器用ながらも一生懸命な主人公や、どこか世捨て人然とした少女、不適な能力者など、それぞれのキャラクターも上手く描かれています。

冥王と獣のダンス (電撃文庫)/メディアワークス

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2013-02-21 18:25:42

『源氏物語 千年の謎』

テーマ:映像

 『源氏物語 千年の謎』


―あらすじ―
 平安時代、紫式部によって書かれた源氏物語。光源氏が様々な女性と関係を持ちつつも栄華を極める物語だが、なぜ源氏物語は書かれたのか。


 要所要所で陰陽師・安倍晴明が活躍し、CGを駆使した怨霊とのアクションシーンがあるため、『陰陽師Ⅲ』かと思いました。


 上記の要素は別として、内容としては藤原道長と光源氏を重ねるなど、源氏物語が書かれ始めた理由が上手く説明されていました。また、ストーリーを六条御息所までで区切ったことで、焦点がバラけずにまとまったのではないでしょうか。藤原道長(東山紀之)、安倍晴明(窪塚洋介)もいい味を出しています。


 ただ、ストーリーを切った関係上、「六条御息所以降の話を書く必要性」がなくなってしまっているのも事実です。書かれ始めた理由は確かに明らかにはなっているのですが、完結させる必要性や、まして光の死後の宇治十帖の存在意義には全く触れられておりません。そういう意味では、タイトルにある千年の謎は謎のままです。


源氏物語 千年の謎 通常版 [DVD]/東宝

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2013-02-18 15:01:50

『国家の品格』

テーマ:新書

 『国家の品格』(藤原正彦)

―あらすじ―
 現在の日本にとって大切なのは情緒である。民主主義や論理の限界から抜け出し、国家としての品格を探求するための1冊。


 感想としては、昔から言われているような内容をまとめ直した、といった印象です。そういう意味では、特に間違ったことが書いてあるわけではありませんし、英語よりも国語を強化すべきという意見には私も賛成です。しかし筆者の結論ばかりが目立っており、「なぜ情緒が必要なのか」という説明が弱かったせいか、やや極論かとも思える部分もありました。

 

国家の品格 (新潮新書)/新潮社

 

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2013-02-15 20:28:04

『オタクはすでに死んでいる』

テーマ:新書
 『オタクはすでに死んでいる』(岡田斗司夫)

―あらすじ―
 「オタキング」と呼ばれ、東大でもオタクをテーマにした講義を行った経歴を持つ筆者。その筆者が感じた違和感、そしてタイトルが表す意味とは。


 長年この世界を過ごした筆者ならではの"オタク史観"は、「オタクってなんだろう」と感じている人には一読の価値があると思われます。ただ、本書で取り上げられている第三世代の人々にはこの面白さが100%分かるのかなあと(とは言え私も第三世代に属しますが)。私自身、どうしても自分が生まれる前の時代の雰囲気と言うのはなかなか理解できず、リアルタイムでその時代を感じた人々(この場合は筆者と自分)との視点の違いを感じてしまいます。

 しかしながら、100%とは言えずとも書いてある内容には頷ける部分も多く、恐らくオタクをメタ的、客観的に見ることが出来るか否かが、本書を楽しめる分水嶺になるのかと。第二世代の人からすれば、議論のたたき台としても使える1冊でしょう。

オタクはすでに死んでいる (新潮新書)/新潮社

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2013-02-12 15:39:48

『ハイスクール殺人事件』

テーマ:
 『ハイスクール殺人事件』(吉村達也)

―あらすじ―
 超豪華な全寮制の私立高校でクリスマスイブに行われた殺人事件。暗号―53318816153が表す犯人像とは。「転校生が次々と殺される」という噂を振り払うため、転校生の栗田つぐみが連続殺人事件に挑む。


 暗号にしてはヒントがありすぎて、すぐに犯人が分かってしまいました。また、それとは別のどんでん返しも読めてしまい、悪い意味で山田悠介なみに一瞬で読み終えてしまいました。ヒントがなければ、かなりの難問として機能したとは思うのですが…

ハイスクール殺人事件 (角川文庫)/角川書店

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2013-02-10 15:42:50

『新書がベスト』(再々読)

テーマ:再読
 『新書がベスト』(小飼弾)

―あらすじ―
 知的レベルを上げるために、新書を読む。「10冊で思考が、100冊で生き方が変わる」――新書のための新書。


 2010年ベスト1の良作です。新書の読み方から買い方、レーベルごとの傾向、さらにはオススメの作品まで、新書初心者には嬉しい新書ガイドですね。読むたびに新書が読みたくなってしまう傑作です。

新書がベスト (ベスト新書)/ベストセラーズ

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2013-02-08 15:26:25

『不幸になる生き方』(再々読)

テーマ:再読
 『不幸になる生き方』(勝間和代)

―あらすじ―
 不幸になる生き方を知ることで、それを回避し、結果として幸福な人生を掴む。


 これぞといった目新しさには欠けるものの、頷かされることも多い新書でした。今までに色々な本に書かれていた意見が、勝間流に書かれています。「応報の法則」と「利他の法則」は確かにそうだなあと。他人は自分を映す鏡とはよくぞ言ったものです。気をつけていかないと。読む人を選ぶ作品かとも思いますが、個人的には面白い本でした。

不幸になる生き方 (集英社新書)/集英社

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2013-02-06 20:19:10

『モノに振りまわされない! 片づけのコツ』(再読)

テーマ:再読
 『モノに振りまわされない! 片づけのコツ』(金子由紀子)

―あらすじ―
 自分自身が部屋の主人公であるためにはどうすればいいのか。12のワークシートで見る、片づけのコツ。


 『お部屋も心もすっきりする 持たない暮らし』と同じ著者による、片付け本です。多少かぶっている内容もありますが、ワークシートがあることで、理想の部屋の具体的なイメージがしやすくなっているのが嬉しいですね。やはりオススメの1冊です。

モノに振りまわされない!片づけのコツ (だいわ文庫)/大和書房

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