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2012-07-30 20:50:15

『楊令伝』 14巻

テーマ:
 『楊令伝』(北方謙三) 14巻

―あらすじ―
 梁山泊軍を出奔した「裏切り者」を追う致死軍。青蓮寺の赫元を尋問し、ついに南宋皇太子の出生の秘密を掴んだ楊令。しかし南宋からは水軍が梁山泊を狙っていた。


 ついに次巻でラスト…とは全く思えない盛り上がりです。今巻でも数名の梁山泊メンバーが姿を消しますが、どの人物も見事に「志」を貫いて亡くなっていきました。しかし南宋の皇太子についてはあまり重要とも思えず。15巻で明かされるのでしょうか。

 続編があるとは言え、あと1巻で如何に終結するのか。何とも続きが待ち遠しい。

楊令伝〈14〉星歳の章 (集英社文庫)/集英社

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2012-07-28 22:07:57

『カンナ 吉野の暗闘』

テーマ:
 『カンナ 吉野の暗闘』(高田崇史)

―あらすじ―

 鴨志田甲斐は、由緒正しい出賀茂神社の跡取りであり、伊賀忍者の末裔でもある。実家の神社から盗まれた社伝の行方と、兄と慕っていた諒司の失踪。甲斐は僅かな手がかりを元に、巫女の貴湖とともに吉野に向かう。


 前回も書きましたが、元のノベルス版の刊行が早かったせいか、文庫も3ヶ月で刊行されています。今回は吉野の役小角と鉱物の謎を解くことになります。それにしても今回は内容が薄かった気がしました。「QEDで延々と水銀の話をしたから、カンナではあっさり結論出していいや」とも受け取れてしまいます。

 そしてQEDシリーズの文庫の続きはまだでしょうか。

カンナ 吉野の暗闘 (講談社文庫)/講談社

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2012-07-26 21:42:36

『三銃士』(1948)

テーマ:映像
 『三銃士』

―あらすじ―
 17世紀初めのフランス。銃士としての立身出世を夢見てパリにやってきた若者・ダルタニャンは、到着早々、3人の近衛銃士と出会う。彼ら、アトス・ポルトス・アラミスの三銃士とダルタニャンは変わらぬ友情を誓い、数々の困難に立ち向かう。「一人は皆の為に、皆は一人の為に」――« un pour tous, tous pour un. »


 2009年には岩波文庫で原作を読みましたが、今回は1948年版の映画を観てみました。

 面白い!

 三銃士とダルタニアンの掛け合いはコミカルに、枢機卿との戦いや、悪女・ミレディーとの攻防はシリアスに描かれています。アクションシーンも多く、馬上での闘いあり、壁づたいの侵入戦あり、室内での乱戦ありなど、どれもがビシッと決まっています。室内戦などは、明らかにセットであることが丸分かりなのですが、それでも迫力はそこなわれておりません。コンスタンスのフードを着たミレディーのシーンは秀逸。

 最後の逆転劇まで含め、名作と行っても過言ではないでしょう。

三銃士 [DVD]/ジーン・ケリー,ラナ・ターナー

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2012-07-24 15:24:38

『愛をひっかけるための釘』

テーマ:
 『愛をひっかけるための釘』(中島らも)

―あらすじ―
 少年時代から現在まで、著者の青春を描いたエッセイ。


 「少年は怒りによって背が伸びる」「生物がその形に進化した理由は」など、著者ならではの考え方が見え隠れする一冊でした。そしてそれ以上に、言葉使いのセンスが素晴らしい。何気ない一文に、語彙力や表現力を感じさせてくれます。個人的には、「付かれていないビリヤード台」はサブタイトルとも合わさって非常に面白いエッセイでした。

愛をひっかけるための釘 (集英社文庫)/集英社

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2012-07-22 20:19:51

『楊令伝』 13巻

テーマ:
 『楊令伝』(北方謙三) 13巻

―あらすじ―
 岳飛と蕭珪材が中原でぶつかり合う。そして梁山泊は、青蓮寺へ奇襲をかける。が、一方でまた、梁山泊の一員が敵の罠にはめられようとしていた。


 残り2巻となりましたが、ここに来て続きが非常に気になるラストです。ついに青蓮寺を倒すきっかけが出来たかと思いきや、むしろ梁山泊の方が危ういんじゃないかといった展開です。載宋も久しぶりの活躍で面目躍如といったところでしょうか。

楊令伝〈13〉青冥の章 (集英社文庫)/集英社

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2012-07-20 20:18:12

『ジョーカー・ゲーム』

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 『ジョーカー・ゲーム』(柳広司)

―あらすじ―
 昭和12年の日本に、スパイ養成学校として設立された「D機関」。魔王とも呼ばれる結城により、優秀なスパイが育成され、諜報戦が繰り広げられることとなった。スパイという行動自体を卑怯と考える陸軍からの猛反発を受け、それゆえに表沙汰に出来ない汚れ仕事も回ってくるが…


 ミステリーとしても上手く仕上がっており、硬派で面白い作品でした。5つのエピソードが収録されていますが、どれも二転三転する内容で、短いながらもじっくりと読ませてくれます。ヒロインがいないのもいい。これは是非とも続編の『ダブル・ジョーカー』も読まざるを得ない。

 すでに漫画化もされているようですが、伊藤悠(漫画版『皇国の守護者』の作者)で漫画化してくれないものか。

ジョーカー・ゲーム (角川文庫)/KADOKAWA/角川書店

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2012-07-18 20:31:06

『キング&クイーン』

テーマ:
 『キング&クイーン』(柳広司)

―あらすじ―
 六本木のバーで「用心棒」として働いている、元SP・冬木安奈。ほとんどは酔っ払い客をあしらう程度だったが、ある日、元チェス世界王者のアンディ・ウォーカーの警護をすることに。


 帯に「二度読み必死!!」とあったため、「二度読みしないようにトリックを暴くぞ」と意気込んで読みました。ここ最近ミステリー小説を多く読んできた成果か、結果として、叙述トリックを見破ることが出来ました。ハッとする驚きこそ弱いものの、中盤までのワクワク感は見事です。ラストが多少性急な展開かとも思ってしまいますが、タイトルの「キング&クイーン」の意味も含めて綺麗にまとまっていたように思います。

キング&クイーン (講談社文庫)/講談社

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2012-07-16 21:57:01

『僕に踏まれた町と僕が踏まれた町』

テーマ:
 『僕に踏まれた町と僕が踏まれた町』(中島らも)

―あらすじ―
 灘校に8番で入学した著者。が、ギターや飲酒により、成績はどんどん下がっていく…60年代後半~70年に神戸で青春を過ごした著者の、哀しくも勇気をくれるエッセイ。


 学校での酒盛りやドラッグ作成といった、破天荒な内容が多いのですが、どのエピソードも面白く読めてしまいます。著者の書き方にもよるのかもしれませんが、初めて組んだバンドの話、校則との戦い、大学入試での苦労などなど、外れなしのエッセイです。学生結婚とのことがチラッと書いてありましたが、個人的にはその部分も掘り下げて欲しかったですね。

僕に踏まれた町と僕が踏まれた町 (集英社文庫)/集英社

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2012-07-14 20:42:09

『ファントム・ピークス』

テーマ:
 『ファントム・ピークス』(北林一光)

―あらすじ―
 長野県安曇野の山で失踪した女性の頭蓋骨が、半年振りに発見された。夫である周平はその死に不審を抱くが、数日後、山を訪れた女性が相次いで行方不明に。妻の事故との類似点に気づいた周平は捜索を手伝うことにするが、恐るべき事態が人間を襲う。


 いわゆるパニック小説です。「自然と人間との共存」をテーマにしつつ、自然に逆襲される社会風刺を描いています。ストーリーとしては完結していますが、被害者や関係者のその後が書かれきっていないことと、事件が終わっていない(再発する)ことを示唆するラストになっているため、どうもスッキリしない作品でした。被害者の恋人の青年や、目の前で母を殺された少女のその後は一体。

ファントム・ピークス (角川文庫)/角川書店(角川グループパブリッシング)

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2012-07-12 22:47:32

『おろしや国酔夢譚』

テーマ:
 『おろしや国酔夢譚』(井上靖)

―あらすじ―
 天明2年(1782年)、江戸へ向かう商船・神昌丸は、船頭である大黒屋光太夫を含む17人を乗せ、伊勢湾沖で大嵐に会う。8カ月後、彼らが流れ着いたのはアムチトカ島(現在のアラスカの一部)であった。故郷へ帰るため、ロシアをさすらい、ついには女帝に拝謁する光太夫。10年の時を経て、彼らは日本へとたどり着く。


 事実は小説よりも奇なり。人間同士のドラマが光ります。特にロシアからの帰国の際に仲間と分かれるシーンは涙ものです。映画化もされているようですが、なかなか評価が高いようなので、是非とも観てみたいですね。

 数年前にも、同じ事件を描いた『大黒屋光太夫』(上下巻)を読みました。書かれた順番としては本書の方が早いのですが、本書が刊行されてから明らかになった歴史的事実があったため、日本に帰ってからの結末が『大黒屋光太夫』とは違うという特色があります。

おろしや国酔夢譚 (文春文庫 い 2-31)/文藝春秋

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