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2009-07-23 18:03:48

『インドなんて二度と行くか!ボケ!!…でもまた行きたいかも』

テーマ:
 『インドなんて二度と行くか!ボケ!!…でもまた行きたいかも』(さくら剛)

―あらすじ―
 夢と恋に破れた著者が、現状を打破すべくインドへ出発。一ヶ月にわたる、トラブルだらけの現地生活を、ツッコミとともに振り返る旅行記。


 『三国志男』の著者の処女作です。インドの不衛生さに驚いたり馴染んだり、怪しげな占い師(自称・サイババの一番弟子)に騙されたり復讐したり、商魂たくましいオッサン達に高額な料金を要求されたり突っぱねたり、バカバカしくも面白い珍道中が綴られていました。インドに行きたくなるような、ならないような読後感です

 ただ、『三国志男』に比べるとインパクトが弱いですね。写真が少ないためか、インドの騒々しさが今一つ伝わってきません。この辺りは勿体なかったかなあと。あまり笑えなかったのも残念です。

インドなんて二度と行くか!ボケ!!―…でもまた行きたいかも (アルファポリス文庫)/アルファポリス

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2009-07-19 01:28:16

『書を捨てよ、町へ出よう』

テーマ:
 『書を捨てよ、町へ出よう』(寺山修司)

―あらすじ―
 著者が贈る、町のあれこれ。


 これはもはや古典です。取り上げられている内容が昭和40年代のため、当時を知らない人にとってはあまりよく分かりません。サブカルチャーの古典として読んでみるならアリかと思いますが。

書を捨てよ、町へ出よう (角川文庫)/角川書店

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2009-07-18 18:12:01

『無人島に生きる十六人』

テーマ:
 『無人島に生きる十六人』(須川邦彦)

―あらすじ―
 明治31年、帆船・龍睡丸は太平洋上で座礁。大嵐により船は難破し、脱出した16人を乗せたボートは、珊瑚礁の小さな島に漂着した。「生きる」という希望を胸に、彼らはこの無人島で暮らすことを決意する。飲み水や火の確保、見張り櫓や海亀牧場作り、海鳥やあざらしとの交流など、助け合い、日々工夫する日本男児たちは、再び祖国の土を踏むことができるのか。実話を元にした物語。


 短く、あっさりと読めてしまいました。遭難した16人が誰も悲観的にならず、常に前向きに生きていきます。ルールを守り、それぞれの役割を果たす姿勢が心に残りました。ひらがなが多く、漂流の様子が明るく描かれていますが、実際には苦難の連続であったことが窺える内容です。やや子供向けな印象を受けますが、大人が読んでも面白い物語です。

無人島に生きる十六人 (新潮文庫)/新潮社

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2009-07-17 15:47:16

『都市伝説セピア』

テーマ:
 『都市伝説セピア』(朱川湊人)

―あらすじ―
 都市伝説を作り上げる男の狂気を描いた「フクロウ男」、親友を事故で失った少年が時間を巻き戻そうとする「昨日公園」など、人間の狂気と哀しさを描いた5篇の物語。


 どの短編も、読む程に引き込まれてしまう傑作ばかりです。著者のデビュー作とのことですが、とてもそうとは思えない完成度です。個人的には「アイスマン」の持つ、どことなく拭いきれない生暖かい狂気が印象に残りました。タイムリーなことに、7月26日にはwowowでドラマ化とのことです。残念ながら私はwowowに加入していませんが、この雰囲気を上手く映像化してほしいものです。もし漫画化するなら大越孝太郎氏で。

 また、同じ著者の『かたみ歌』や『白い部屋で月の歌を』といった作品も是非。先日の『夜市』(恒川光太郎)と近しい雰囲気を持ったオススメの作品です。どちらも甲乙付けがたいですね。

都市伝説セピア (文春文庫)/文藝春秋

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2009-07-16 23:20:34

『赤い人』

テーマ:
 『赤い人』(吉村昭)

―あらすじ―
 明治14年、赤い衣服を着せられた囚人たちが、北海道の開拓を課せられた。しかしそれは想像を絶する重労働であった。疲労や怪我、そして厳しい寒さと栄養失調。死と隣り合わせの労役に、看守を恨みながら脱走を試みる囚人たち。囚人たちと看守たちの、命がけの戦いがここに。


 北海道の開拓という大事業の暗部を記した記録文学です。その内容たるや、想像を絶するものでした。氷点下20度、30度の極寒の中、与えられる食事は一膳一汁のみ、寝る際は毛布1枚のみという、死者が出ても何ら不思議はありません。当然、死んでいく者も現れ、また、死を賭して脱走をする囚人も後を断たない状況です。逃走の中で命を落とす者、看守に一矢報いる者、絶望から死に至る者と、生々しくも悲しい物語ばかりでした。教科書でもあまり触れられる部分ではありませんが、忘れてはいけない歴史の一片です。

赤い人 (講談社文庫)/講談社

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2009-07-15 21:36:10

『デビルサマナー葛葉ライドウ 対 超力兵団』

テーマ:ゲーム
 『デビルサマナー葛葉ライドウ 対 超力兵団』(PS2)

―あらすじ―
 大正20年、帝都。悪魔を使役し悪魔がらみの事件を解決する、デビルサマナー(悪魔召喚師)と呼ばれる人々がいる。新米デビルサマナーである葛葉ライドウは、探偵業を営む鳴海の下で修行の日々を送っていた。そんなある日、鳴海探偵社に一人の少女が奇妙な依頼を持ち込む。さらわれた少女、謎の赤マント、立ちはだかる怪僧…果たして「超力兵団」とは。


 本作は、悪魔と関わりを持つ人々の活躍を描いた人気RPG・「女神転生」シリーズの1作です。これまではその独特の絵柄ゆえに「女神転生」シリーズを受け付けなかったのですが、この「葛葉ライドウ」シリーズは舞台が私の好きな大正時代ということもあり、興味を持っていたのです。

 レトロモダンな雰囲気は非常にいい感じです。街並みは勿論、学生服+学帽の主人公に、私立探偵や女性新聞記者の仲間など、如何にも大正時代といった雰囲気です。

 ただ、戦闘はアクションですが、こちらはやや大味な仕上がりです。「小難しい操作がいらないので、アクションが苦手な人でも大丈夫」と言えば聞こえはいいですが。敵や味方で主人公を見失うこともしばしばです。

 しかしやはり個人的には、大正浪漫の雰囲気が味わえるゲームが出たというのが嬉しいですね。まだまだ序盤ですし、これからの展開が気になるところです。続編・『デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 アバドン王』も楽しみですし、同じ「女神転生」シリーズの『ペルソナ3』や『ペルソナ4』にも手を出してみたいものです。

デビルサマナー 葛葉ライドウ対超力兵団 アトラスベストコレクション/アトラス

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2009-07-12 22:06:33

『海と毒薬』

テーマ:
 『海と毒薬』(遠藤周作)

―あらすじ―
 とある田舎の医院の医師・勝呂。彼はかつて、F市の大学病院にて白人の生体解剖実験に参加していた。当時、医学部長の座を争っていた橋本教授と権藤教授。橋本教授は前部長の姪である田部夫人の手術に失敗し、死亡させてしまう。名誉挽回のために、彼は解剖実験を行うことに決め、そして勝呂にも声が掛かった――。


 以前読んだ、『頭の中の歪み』(石川達三)にも通ずる、人間の倫理を描いた小説です。実験を拒みきれなかった勝呂、他人に対して罪悪感を感じない戸田、橋本教授夫人を妬む看護婦など、誰もが少し変わっていて、少しも変わっていない人物ばかりです。良心の呵責とは何か、人間性とは何かを訴えてくるような内容でした。

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2009-07-11 21:33:13

『夜市』

テーマ:
 『夜市』(恒川光太郎)

―あらすじ―
 異なる世界との交差点であり、何でも売っている不思議な市場・夜市。祐司は幼い頃、弟と夜市に紛れ込んでしまう。そこで祐司は、弟と引き換えに「野球の才能」を手に入れる。そして10年目の今夜、再び開かれる夜市に向かう彼の姿があった。「風の古道」を含む全2篇。


 ホラー小説というよりも、どこか懐かしい和風ファンタジー小説です。童話と捉えてもよいかも知れません。夜市や古道といったアイディアは一見ありがちな設定のように思えますが、筆者の文体によって独特の世界観を作り出されています。2作品で200ページ程度と、短くてサクッと読めてしまうのも良いですね。どちらの作品も決してハッピーエンドとは言い切れませんが、余韻が強く残る作品でした。夏の夕涼みにオススメの1冊です。

夜市 (角川ホラー文庫)/角川グループパブリッシング

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2009-07-10 22:36:23

『あの歌がきこえる』

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 『あの歌がきこえる』(重松清)

―あらすじ―
 1970年代後半の日本。意地っ張りだけどマジメなシュウ、お調子者で優しいヤスオ、クールで苦労人のコウジ。中学、高校と共に歩む彼らの青春には、常に歌があった。吉田拓郎や松任谷由美、かぐや姫、サザンオールスターズ…音楽に彩られた、懐かしき青春の日々を描く自伝的小説。


 読者層としては、主人公たちのように1970年代に青春を過ごした人向けでしょう。20代の人にはピンとこない曲が多いかと思います。私は親の持っていたCDを良く聞いていたので、結構知っている曲が多くて楽しめました。しかし、曲を知らずとも、淡い恋心や、友人とくだらないことで笑いころげた日々、多くの人との別れなど、共感できる話ばかりです。

 吉田拓郎のCDなんて良く聞いたものです。仲間うちのカラオケではあまり歌うことはありませんが、20曲歌えますね。「落陽」とか「襟裳岬」などは、大人になった今にして改めて聞くと、歌詞に込められた想いに気付かされてしみじみと耳を傾けてしまいます。

あの歌がきこえる (新潮文庫 し 43-14)/新潮社

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2009-07-04 22:38:08

『週刊少年『』(かぎかっこ)』

テーマ:再読
 『週刊少年『』(かぎかっこ)』

―あらすじ―
 以前フジテレビCS放送・フジテレビ721で放送されていたトーク番組の内容をまとめた本。荒木飛呂彦、車田正美、宮下あきら、福本伸行、ゆでたまご、高橋よしひろ、島本和彦、永井豪、板垣恵介、藤子不二雄Aといった、10人のベテラン漫画家にそれぞれ100個の質問を。


 CS放送に加入していなかったため番組自体は未見ですが、この本は非常に面白く、何度も読み返してしまいます。漫画に関する質問は勿論ですが、作者の生活スタイルや好きな本・映画、「あなたにとって漫画とは?」など、漫画家のプライベートを覗かせる内容にも及んでいます。また、本の想定は週刊誌を模しており、わら半紙が使われているのも特徴です。本が傷みやすいのは難点ですが、企画としては面白いですね。

週刊少年『』 (01)/太田出版

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