2008-11-30 22:32:10

『ブギーポップ・リターンズ VSイマジネーターPart1』、『Part2』

テーマ:再読
 『ブギーポップ・リターンズ VSイマジネーターPart1』、『Part2』(上遠野浩平)

―あらすじ―
 ブギーポップシリーズ第2弾。 心の欠けたる部分を補おうとする「イマジネーター」。人々を統制しようと暗躍する謎の怪人。谷口正樹と織機綺の淡い恋愛模様。それぞれの思惑が交わる中、ブギーポップが姿を現す。炎の魔女・霧間凪やイマジネーター・水乃星透子、合成人間・スプーキーEなど後の主要人物の活躍、統和機構の存在など、以降の作品に欠かせないキーワードが次々と現れる重要作品。


 シリーズの特徴である、1つの事件を様々な視点から見るザッピング的な手法はそのままに、数多くの人物が絡み合う作品になっています。2巻完結のため、比較的長い話ではあるのですが、意外とすぐに読めてしまいました。シリーズの主要人物が続々と登場し、さらにシリーズの時系列を考える上でも重要な作品です。

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2008-11-30 22:09:15

『時雨あと』

テーマ:
 『時雨あと』(藤沢周平)

―あらすじ―
 足に怪我を負てからというもの、博打にのめり込む鳶の安蔵。そんな安蔵の妹・みゆきは、兄のためにと春をひさぐ。しかし安蔵はいつしか大勝負に負け、ついには10両もの借金を抱え込んでしまった…兄と妹、ふたりの背に冷たい時雨が降りそそぐ。表題作のほか、「雪明かり」、「闇の顔」、「意気地なし」、「鱗雲」等、江戸の庶民や下級武士を主人公とする人情噺を収めた、傑作短編集。


 『武士の一分』や『蝉しぐれ』など、近年人気が再熱している藤沢周平氏の短編集です。私は著者の作品を読んだのは今回が初めてですが、読後感も爽やかで素晴らしい短編集でした。特に、血の繋がっていない兄と妹の恋愛を描いた「雪明かり」 のラストはじんわりと感動します。主人公の「――いま、跳んだのか。」の一言が非常にきれいで、 上手い表現だと思わされました。他にも、愛しい姪のために老人が腰をあげる「果し合い」、悲しさの中に希望を持たせたラストを匂わせる「鱗雲」など、どの作品も読み応えのある作品ばかりです。

時雨のあと (新潮文庫)/新潮社

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2008-11-29 21:18:35

『ブギーポップは笑わない』

テーマ:再読
 『ブギーポップは笑わない』(上遠野浩平)

―あらすじ―
 ぼくは自動的なんだよ。 周囲に異変を察知したときに浮かび上がってくるんだ。だから名を不気味な泡(ブギーポップ)という。「世界の敵」が現れるとき、そいつが死を与えに来る――ブギーポップシリーズ、開幕。


 ブギーポップシリーズ第1弾、『ブギーポップは笑わない』を久々に再読しました。初めて読んだのは2001年のことなので、もう8年も昔のこととなります。最近はシリーズから遠ざかっていましたが、また読んでみようかと思い、再読を始めました。8年前、それまではライトノベルというものを知らなかったこともあり、初めて接したライトノベル作品でもあります。当初はシリーズ化の予定がなかったせいか、以降の作品に比べると複雑さがなく、また、1つの事件を様々な視点から見るザッピング的な手法が面白く、一気に読めてしまいました。近年のライトノベルにありがちな、くどいほどのギャグや異様なほどの性格をしたキャラクターもいないので、ライトノベル初心者にも読みやすいのではないかと思われます。

ブギーポップは笑わない (電撃文庫)/メディアワークス

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2008-11-27 01:58:26

『ものがたり 史記』

テーマ:
 『ものがたり 史記』(陳舜臣)

―あらすじ―
 史記。


 陳舜臣氏による史記です。私は史記を読んだことがないのですが、非常に読みやすく感じました。ただ、『ものがたり 水滸伝』と同じく一巻完結の作品であるため、良くも悪くもあっさりしているといった印象が残ります。あとがきで著者も述べているように、初心者用の入門書としては適しているかと。

ものがたり 史記 (中公文庫)/中央公論新社

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2008-11-26 01:39:22

『式神の城Ⅲ 石神迷路の解』

テーマ:
 『式神の城Ⅲ 石神迷路の解』(明神真琴)

―あらすじ―
 とある殺人事件の陰に、人智を超えた力が存在していた。それを解明するため、警察から依頼された事件に向かう日向玄乃丈と玖珂光太郎。力の正体は異世界からもたらされた「石」であり、ついには所持者との激戦が幕を開ける。そして「石」を狙う暗殺者・金美姫(キム・ミーヒ)が参戦し、さらには零香や薙乃といった人物も影を表し、争奪戦が繰り広げられる。


 シューティングゲーム・『式神の城Ⅲ』の小説です。『式神の城Ⅱ』と『式神の城Ⅲ』の間に起こった話であり、シリーズの補完小説にも当たります(そうでなくても裏設定が多いゲームですが)。『式神の城Ⅲ』は未プレイではありますが、『式神の城Ⅱ』は遊んだことがあるため、楽しんで読むことができました。ロジャーやふみこが傍観役に徹しているのは残念ですが、新キャラクターや「石」の力を上手く使った伏線や、テンポの良さ、人物同士の明るい掛け合いなど、やはり安定した面白さでした。

式神の城〈3〉石神迷路の解 (電撃文庫)/メディアワークス

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2008-11-24 21:53:22

『小説 レッド・クリフ』(上)

テーマ:
 『小説 レッド・クリフ』(高里椎奈) 上巻

―あらすじ―
 三国志の中でも最も有名な戦いの一つ、「赤壁の戦い」。その赤壁の戦いを描く映画『レッド・クリフ』のノベライズ。上巻は長坂の戦いから、蜀(劉備軍)と呉の同盟結成までを主とした内容。


 映画に行く暇はありませんが、何とか小説は読めました。映画の方は分かりませんが、小説を読む限りでは、より人物ドラマに力を入れているように感じられました。小喬の独白や長坂での糜夫人の最期、敵将・夏侯惇との激戦など、三国志に上手くアレンジがなされています。また、諸葛亮が呉の文官を論破するシーンや、孫権と周瑜の苦悩のシーンなどはほとんどカットされ、映画らしいスピーディな運びとなっていました。文字も大きく、展開もサクサク進むので読みやすく、三国志初心者にも優しいノベライズかと思われます。

 あと、甘寧をモデルにしたオリジナルキャラクターで、甘興という人物が出てくるのですが、何の説明もなく出てきたため、てっきり甘寧の誤植(字が興覇なため)かと思っていました。名前が紛らわしいだけに注意書きが欲しいところです。

小説レッドクリフ(上)/講談社

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2008-11-20 02:06:19

『安政大変』

テーマ:
 『安政大変』(出久根達郎)

―あらすじ―
 安政二年十月、黒船来航直後の江戸に大地震が襲いかかる。地震で全てを失う者もいれば、僥倖として再生を図る者、転機を迎える者――悲喜こもごもの物語が展開される。


 著者お得意の、江戸を舞台とした人情時代小説です。最初の何話かはあまり面白くなかったのですが、わが子への愛が狂気と化す「子宝」や、井戸掘りと夜鷹のはかない恋を描く「おみや」など、ぐっと惹きつけられるような作品もありました。

安政大変 (文春文庫)/文藝春秋

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2008-11-17 00:27:14

『お父さんのバックドロップ』

テーマ:
 『お父さんのバックドロップ』(中島らも)

―あらすじ―
 悪役プロレスラー・牛之助を父親に持つ下田くんは、そんな父親が嫌でたまらない。そんな折り、牛之助はなんと黒人の空手家「クマ殺しのカーマン」と対戦することになった。どう見ても勝ち目の戦いを前に、果たして勝負の行方は。父を思う息子、息子を思う父親の愛が詰まった短編集。


 小学生向けの作品ということもあり、ややあっさりした感じはしますが、ほのぼのとしていて読後感も良い短編ばかりが収録されていました。息子に惜しみなく愛情を注ぐ、恰好いい父親たちの姿が生き生きと浮かんできます。著者の作品というと『今夜、すべてのバーで』や『西方冗土―カンサイ帝国の栄光と衰退』などといった個性の強い作品が多いですが、この『お父さんのバックドロップ』は万人に紹介したい作品です。

お父さんのバックドロップ (集英社文庫)/集英社

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