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2008-09-29 23:38:48

『肉食屋敷』

テーマ:
 『肉食屋敷』(小林泰三)

―あらすじ―
 ジュラシック・パークに刺激された研究者が、結果として地球外生命体を復元してしまう「肉食屋敷」を始めとして、西部劇+ゾンビの世界を描いた「ジャンク」、一途な愛ゆえの狂気「妻への三通の告白」、多重人格者の苦悩を逆手に取った「獣の記憶」。4篇を収録したホラー短編集。


 個人的に面白かったのは「ジャンク」です。『スティール・ボール・ラン』を髣髴とさせる西部劇+ゾンビという世界観ももちろんですが、最後のどんでん返しも面白く、ホラーというよりも冒険小説として読んでしまいました。「獣の記憶」なども、後半からミステリーモノになっており、一風変わった感じでついつい読まされてしまいました。

肉食屋敷 (角川ホラー文庫)/角川書店

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2008-09-29 23:20:31

『土龍』

テーマ:
 『土龍(もぐら)』(出久根達郎)

―あらすじ―
 口入れ屋(職業案内所)で百蔵と知り合い、ともに御台場での仕事につくことになった国太郎。井戸掘りに関わることとなった2人だが、死人が続出したり不審な男たちが姿を現したりと、何やら別の目的が見え隠れする。そして真相を探る国太郎達の前に数々の危機が訪れる。


 著者お得意の、江戸を舞台とした人情時代小説です。ミステリー仕立てとなっており、最後までしっかり読ませてくれました。登場人物同士の掛け合いも楽しく、著者の魅力である「程よい緊迫感」も相変わらずでした。

土龍(もぐら) (講談社文庫)/講談社

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2008-09-28 18:38:31

『珈琲どりーむ』(全5巻)

テーマ:漫画
 『珈琲どりーむ』(花形怜/原作 ひらまつおさむ/画)

―あらすじ―
 主人公・茶輔はお茶屋の跡取りにして大のコーヒー好きであり、夢はカフェを開くこと。しかし茶輔の父親はコーヒーに偏見を持っており、家でコーヒーを飲むこともままならない。恋人の実家はカフェだが、お互いの父親同士は犬猿の仲であり、こちらも前途多難。そんな彼の元に、コーヒーに関する様々な悩みが舞い込んでくる。


 コーヒーに関する蘊蓄漫画です。専門的な話も多いですが、家庭ですぐに試せるレシピもあり、コーヒー好きとしては、どの話も楽しく読めました。作中に出てくるコーヒーはどれも飲みたいものばかりですし、最後まで雰囲気を壊さないままきれいにハッピーエンドで終了してくれました。コーヒーが好きな人にはオススメです。

 絵は今風ではありませんが、作品の持つのんびりした雰囲気にとても合っています。全5巻と短くまとまっているのもいいですね。描かれなかった部分やその後の話なども読んでみたい作品です。

珈琲どりーむ 1 (芳文社コミックス)/芳文社

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2008-09-28 10:01:34

『豊臣秀長―ある補佐役の生涯』(上下巻)

テーマ:
 『豊臣秀長―ある補佐役の生涯』(堺屋太一)

―あらすじ―
 天下人・豊臣秀吉の実弟にして、常に兄を支えた男、豊臣秀長。兄の補佐役であることを第一とし、彼無しには秀吉の天下統一はあり得なかった。


 豊臣秀長の生涯を書いた長編小説です。私自身は浅学にて、あまり豊臣秀長について知らなかったのですが、常にナンバー2であろうとした彼の姿勢には感銘を受けました。組織の中でどう動くべきなのか、裏方に徹するとはどういったことなのか、自分自身を客観的に見せてくれる存在でした。

 ただ、小説と言うよりは史実を追っている面が強いため、中盤で少し飽きてしまいました。会話の相手が秀吉くらいしかいなく、他の登場人物との会話のやり取りが少ないのが残念です。

豊臣秀長―ある補佐役の生涯〈上〉 (文春文庫)/文藝春秋

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豊臣秀長―ある補佐役の生涯〈下〉 (文春文庫)/文藝春秋

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2008-09-25 23:59:30

『大正野球娘。―土と埃にまみれます』

テーマ:
 『大正野球娘。―土と埃にまみれます』(神楽坂淳)

―あらすじ―
 時は大正14年。主人公・小梅は14歳の女学生。ひょんなことから野球をすることとなり、ついに試合当日を迎えてしまう。特訓の成果は、勝利は、親友の恋の行方は如何に。


 一気に読み終えてしまいました。大正時代ならではの、激動の時代でありながらもどこかのんびりとした、奇妙な感覚が面白い作品です。キャラクターが生かしきれずに終わった部分も感じられたので、野球と関係の無い外伝などあれば、そちらも読んでみたいと思わせてくれる作品です。

大正野球娘。―土と埃にまみれます (トクマ・ノベルズEdge)/徳間書店

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2008-09-23 23:52:09

『今夜、すべてのバーで』

テーマ:
 『今夜、すべてのバーで』(中島らも)

―あらすじ―
 主人公の小島は35歳のアルコール中毒者。ついには入院とまでなってしまう。病院で出会った人々との交流、親友の妹・さやかからの叱咤激励、酒への未練…今夜、すべてのバーで。


 予想以上に面白かったです。言ってしまえばアル中の主人公の入院生活なのですが、私自身もお酒が好きなせいか退屈せずに読みきってしまいました。著者の体験が元となっているようで、アル中の心情や思考がやけにリアリティを持っています。終盤の、医者との対決、そしてさやかとの答えのシーンは非常にきれいに流れており、最後の最後まで読みきらせてくれました。

今夜、すベてのバーで (講談社文庫)/講談社

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2008-09-22 20:34:18

『大正野球娘。』

テーマ:
 『大正野球娘。』(神楽坂淳)

―あらすじ―
 時は大正14年。主人公・小梅は14歳の女学生。ある日、仲良しのお嬢・晶子が突然、「一緒に野球をしていただきたいの!」と打ち明けてくる。起っての頼みに頷いた小梅だが、そもそも野球とはいかなるものなのか、メンバーは集まるのか、そして勝てるのか、分からないことだらけ。果たして男子に勝てるのか。


 本屋でたまたま発見し、面白そうだったので買ってみました。あらすじに書いたように大正時代の女の子が野球に挑戦するという青春ストーリーです。私は大正時代独特の、和と洋が混ざり合っている雰囲気が好きなこともあり、非常に楽しく読めました。ただ、キャラクターの描き分けが甘く、また、表紙絵も誰が誰なのか分からないのが残念ではあります。

 次巻で完結らしいので、近い内に読んでみたいと思います。

大正野球娘。 (トクマ・ノベルズedge)/徳間書店

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2008-09-22 20:11:31

『玩具修理者』

テーマ:
 『玩具修理者』(小林泰三)

―あらすじ―

 玩具修理者は、頼めばどんなおもちゃでも直してくれる。人形や車のおもちゃ、ゲームソフト…子供たちは、壊したおもちゃをこっそり玩具修理者のところに持っていくのだった。ある日、主人公の少女は誤って弟を死なせてしまう。どうしよう、そうだ、玩具修理者なら…タイムトラベルの悲劇を描いた「酔歩の男」を同時収録。


 表題作「玩具修理者」はホラーというよりもグロテスクな部分が目につきました。死者の蘇生という点では似た話である、海外ホラーの『ペット・セマタリー』に比べるとあっさりした印象を受けます。むしろ「酔歩の男」の方が面白かったです。いつが過去なのか、未来とは何なのか、少し理解しにくい点もありましたが、その奇妙さが味となっています。「世にも奇妙な物語」などで使われそうな感じですね。

玩具修理者 (角川ホラー文庫)/角川書店

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2008-09-10 23:30:19

『白い部屋で月の歌を』

テーマ:
 『白い部屋で月の歌を』(朱川湊人)

―あらすじ―

 霊能力者シシィのもとで助手として働くジュン。そんな日々の中、とある事件にて生霊であるエリカを救うことに成功する。そしてジュンはエリカに恋をしてしまったのだった。表題作・「白い部屋で月の歌を」と、「鉄柱(クロガネノミハシラ)」を収録。


 『かたみ歌』の著者によるホラー小説です。ホラー小説と言っても、恐ろしさよりも、人間の悲しさ、虚しさ、やるせなさを描いた作品でした。「白い部屋で月の歌を」も良かったのですが、「鉄柱(クロガネノミハシラ)」の方がより「人間の悲しさ、虚しさ、やるせなさ」を描いており、心に響くものがありました。人生とは何か、幸福とは何か、倫理的な面から問いかけてくる作品です。

白い部屋で月の歌を (角川ホラー文庫)/角川書店

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2008-09-08 23:53:30

『ものがたり 水滸伝』

テーマ:
 『ものがたり 水滸伝』(陳舜臣)

―あらすじ―
 水滸伝。


 陳舜臣氏による水滸伝です。とは言え一巻で完結しているため、ダイジェストといった感じで物語が進行します。そのため、もともと水滸伝を知っている人には復習用に良いかと思われますが、水滸伝を知らない人には大雑把でやや分かりにくいかと。良くも悪くもあっさりしています。

 あとがきによると、この後『ものがたり 史記』が刊行されるようです。ついに史記を読むときが来たか。

ものがたり水滸伝 (中公文庫)/中央公論新社

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