2008-01-29 01:54:41

『二十歳のあとさき』

テーマ:
 『二十歳のあとさき』(出久根達郎)

―あらすじ―
 著者の自伝的青春小説。古本屋で働く主人公(19、20歳の頃の著者)は、同じ古本屋仲間の7人とともに独立開業を目指していく。


 自伝的青春小説ならではの、まだ見ぬ先への希望と不安、そして最後にやってくる切なさ、それらが詰まっていました。『青春デンデケデケデケ』や『グミ・チョコレート・パイン』もそうですが、どうして自伝的青春小説にこんなにも惹きつけられるのか、最後は切ないと分かっているのに、それでも惹かれてしまいます。

 あとがきで著者は「20歳の誕生日に自分に広辞苑を買った。私にとっての座右の書である」と述べており、羨ましくなりました。僕にとっての座右の書はやはり『塩狩峠』か『英雄三国志』ですね。これからも多くの本と出会いたいものです。

二十歳のあとさき (講談社文庫)/講談社

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2008-01-27 23:49:49

『五番町夕霧楼』

テーマ:
 『五番町夕霧楼』(水上勉)

―あらすじ―
 戦後の京都。能登の貧村から1人の女の子・夕子が京都へと売られてきた。五番町にて女郎となる運命となった夕子。修行僧となった幼馴染を想う夕子だったが、病が彼女を襲う。


 戦後の京都を舞台に、娼妓となった主人公と、その幼馴染の悲恋の物語です。短い本でもありますが、文庫本の粗筋紹介ですでに悲恋だと書いてあることもあり、ラストがどうなるのかが気になって一気に読んでしまいました。冒頭からして主人公の女性が薄幸そうに描かれており、読み進めていくうちに寂しさが募っていきました。大人向けの悲恋小説です。

五番町夕霧楼 (新潮文庫)/新潮社

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2008-01-24 17:28:34

『かぶく者』

テーマ:漫画
 『かぶく者』(漫画/たなか亜希夫 原作/デビッド・宮原)

―あらすじ―
 「かぶく」とは――ご見物(観客)の心をつかみ、意のままに揺さぶること。見る者を「かぶく」ことしか考えない天才歌舞伎役者・生島新九郎が、伝統に凝り固まった梨園(歌舞伎界)を駆け抜ける。


 先月1、2巻が同時発売された漫画で、漫画レビューサイトで「面白い」とあったので買ってみました。歌舞伎の世界を舞台に、自由気ままな主人公と、名家の御曹司ゆえの「伝統と歴史」というプレッシャーを背負うライバル2人が互いに芸を高めあっていくという内容です。2巻では、彼ら2人に対し不可解な要求をする女形(女役を専門で演じる男性)の人物も登場し、歌舞伎の舞台でありながら、それぞれの思惑が飛び交い、さながら戦場となっています。読んでいて迫力といいますか、ページをめくらせる力がある漫画だと感じました。

かぶく者(1) (モーニングKC)/講談社

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2008-01-22 02:37:00

『GENJI 源氏物語』

テーマ:漫画
 『GENJI 源氏物語』(きら)

―あらすじ―
 源氏物語。


  全4巻と短いために飛ばされているエピソードもあるのですが、紫の上を語り部とし、クールな光源氏に対し頭の中将をコミカルで親しみやすいキャラクターにするなど、漫画らしい面白さがみてとれます。嫉妬に狂う六条御息所も上手い演出でした。源氏物語というと、やはり『あさきゆめみし』が有名ですが、こちらはより少女漫画然とした、とっつきやすい作品になっています。全4巻なのでサッと読めるのもいいところですね。

Genji 1―源氏物語 (クイーンズコミックス)/集英社

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2008-01-02 21:03:54

『御書物同心日記 虫姫』

テーマ:
 『御書物同心日記 虫姫』(出久根達郎)

―あらすじ―
 本が好きな御家人・丈太郎は、その本好きが縁となり、御書物方同心の東雲家の養子となる。養父の跡を継いだ丈太郎は、将軍家の御文庫に勤めることとなった。


 同シリーズ第3弾です。こんなに地味なのになぜ面白いのか、今回も楽しく読み終えました。合間合間で語られていた主人公の結婚話が、意外な感じで二転三転していくのも面白かったです。結婚話の最後に主人公が感じた寂しさというのも何となく共感できました。これでよかったような、残念なような、物語の締めとして上手く持ってきたなあと感じました。

 『青春デンデケデケデケ』もそうですが、2007年のランキングを書いた直後から面白い本との出会いが続いており、喜ばしい限りです。

御書物同心日記 虫姫 (講談社文庫)/講談社

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2008-01-01 20:29:25

謹賀新年(2008)

テーマ:日記
 明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。
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