子どもの貧困対策法が成立すれば子どもの貧困はなくなるのか。 | 子どもHAPPY化計画のブログ

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子どもHAPPY化計画 佐藤です。


来週4月15日に、ディズニーランドが開30周年を向けえるんだそう。開園時に子どもだった人も、もう自分の子どもを連れて、ディズニーランドに行ってると思うと、30年なかなか凄いぞ!と思えてきます。

パレードも新しくなるとか。久しぶりに行ってみたいな。

ディズニーランド30周年ヒストリー→こちら


キャッスル キャッスル キャッスル キャッスル


東京新聞によると、自民党の「子ども貧困対策法案」の骨子が明らかになったとか。

詳しくは→東京新聞


この法案、そもそも民主党が成立に向けて準備を進めていたもので、子ども(20歳未満)の相対的貧困率を2021年までに10%にするという数値目標を掲げていました。


一方、自民党案は、数値目標は掲げず、子どもの年齢は18歳未満であることから、自民党案は消極的などとも報じられています。

とはいえ、「子どもに対する教育支援などを、生育環境によって将来を左右されることがないよう講じる」と基本理念に掲げ、子どもの貧困対策の推進に関する大綱の作成を義務付けるほか、関係閣僚で構成する貧困対策会議の設置も明記されているといます。


法案が成立して、政府主導で、子どもの貧困対策に乗り出すとすれば、それはそれで一定の評価に値するのかもしれません。


ただ、法案というのは、必ずしも、国会に提出されて、めでたく成立するとは限りません。参議院選もありますし、今後、どうなるのかは、まだまだわかりません。


子どもの貧困に関してユニセフでは、 “1日3度の食事”、“学習のための静かなスペース”、 “インターネット接続”といった14の基本条件のうち、2つ以上が欠けている場合を剥奪状態にあると定義しているほか、”等価可処分所得の中央値の50%以下”を「貧困ライン」と定義しています。


日本では、14.9%(約305万人)が「貧困ライン以下、これは、先進35ヶ国の中で、相対的貧困率の高い方からから9番目のランクだそうです。あまり、喜べない数字かもしれません。

詳しくは→ユニセフ報告書(2012年5月29日)


でも、法律があれば、子どもの貧困が本当になくなるんでしょうか。法律だけでは、解決しない問題の方が案外多いんじゃないかと思います。それに、貧困を相対的なものと考えている限り、必ず、貧困は存在してしまうってことはないでしょうか。それをしっかり理解しないと、本当の解決策を導きだすことはできないんじゃないかなと思います。


さて、話題変わって、東京造形大学の諏訪学長が、入学式で新入生に向けた式辞が話題になっているそうです。


「経験という牢屋」にとらわれることなく、自由な探究心で学べというメッセージがこめられた式辞ですが、あまりにかいつまんでしまうと、学長の真意が伝わらないかもしれないので、大学のHPから学長の式辞を全文読んでみてください。

東京造形大学→学長式辞


でも、自由な探究心ってどうしたら育めるのでしょう。小さなころから、色んなことに興味を持てる環境が大事なのかもしれないなと思います。