Blog 壷中日月長

茶の湯の森羅万象を語ります。


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Blog 壷中日月長-20120824茶花
今日の茶花。杜鵑草、鵯草、女郎花、竜胆、吾亦紅。

上弦の月が美しく輝いていた24日は、旧暦の7月7日、七夕の夜である。枕草子に「七月七日は 曇り暮らして、夕方は晴れたる空に月いとあかく、星の数もみえたる」とあり、この”曇り暮らして”の一節だけでも、今宵は星が見えるのかどうか、やきもきしながら待ち侘びていた様子がよくわかる。平家物語の祇王の章には「かくて春すぎ夏闌ぬ。秋の初風吹ぬれば、星合の空をながめつゝ、あまのとわたるかぢの葉に、おもふ事かく比なれや」と、当時は七夕には梶の葉に願いごとを書いていたのだ。

小堀遠州も七夕の夜にこんな句を詠んでいる「たゝ一夜あふせつかのま星めくき」「天河おもへば遠きわたりかな 山より出る秋の夜の月」

さて、7月7日はかつては相撲の日でもあった。七夕よりも古くからある儀式でありながら相撲協会すらも忘れてしまった?大切な神事なのだ。大河ドラマ「平清盛」にもこの相撲節会が清盛が出世する契機となる舞台として描かれていた。この時、茶筅を片手で持ち、浄瓶で天目茶碗にお湯を注ぐシーンが出てくる。おそらく建仁寺の四頭茶会をイメージしての演出なんだろうが、これはちょっと勇み足、無理があったなあ(^^;;
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「茶道とは」の問いかけに「私です」と答えたのは遠州流の御先代宗慶宗匠。宗匠とは次元は違うが、先日放送された「有吉くんの正直さんぽ」(フジテレビ)では僭越ながら「茶道=己の生き方」と答えさせていただいた。どんなに知識があり、点前が美しくても、30才には30才のお茶しか出来ないし、40才になっても40才のお茶しか出来ない。いくら背伸びしても自分が歩んできた人生以上の表現は出来ないし、それを補おうとするといやしくなる。

今年になって出来る限り毎日花を生けるようにしている。小堀遠州は花の姿を人の姿に置き換えて「子曰く、質、文に勝てば則ち野なり。文、質に勝てば則ち史なり。文質彬彬として、然る後君子なり、と。」(論語)を引用した。
吉田賢抗の解釈によれば、”質”とは生まれたままの素朴な性質のこと、”文”とは美しい飾りのことで、学問をするに従って後から身につく教養をを云う。”野”とは粗野で田舎びたこと、”史”は知識はあるが誠実さに欠ける人を云う。文質を調和させることは難しい。心の修行の一つとして、今の自分の生き方を、心を花の姿に託している。

さて、今年半白を迎え、茶道についてもう少し深く語っても恥ずかしくない年齢に達したかなとい思っていたら、先だって福岡に行った時の出来事である。そんな話をお酒を飲みながらしてたのだろう。立ち寄った中洲の屋台の親方に「還暦が過ぎるまでは人生語っちゃいけないよ」と窘められた。文質彬彬するにはほど遠い、、、、、。
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