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サッド ヴァケイション  @一ツ橋ホール


監督、脚本、原作:青山 真治

出演:浅野 忠信、石田えり、中村嘉葎雄、宮崎あおい、オダギリジョー 他

配給:スタイルジャム



なんだかひさしぶりな感じがするオダギリジョー。

浅野さんとの絡みがいっぱいあるといなぁーと思ってたんですが

そーんなにはナイけど、思っていたよりは多かったかも?!

何より浅野さんとのツーショットが再び観れるのは何より嬉しい。


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その優しさが逆に恐い。その真面目さが逆に恐い。笑顔なのになんだか恐い。いつ爆発してもおかしくないよな健二という役はどう考えてもハマリ役。

そんな健二が子供に見せる表情だけは穏やかで優しく恐さなんか微塵も感じさせない。

社長の前で見せる顔、同僚の前で見せる顔、恋人や、家族など、日常生活の中で誰もが使い分けている相手や環境によって使い分ける顔を浅野さんは自然に見せる。

やっぱり母親には敵わないと思った瞬間の崩れる様子なんかは台詞って台詞なんかないのに見てるだけで気持ちが伝わってくるんだもの。

だから全然観てて飽きないし引き込まれるし気持ちがいい。


不穏な空気漂わせる重たく暗いシーンが続く冒頭から、こういう話になるのか~って展開なので見ごたえはあると思います。

所詮男はお釈迦様の手のひらの上で暴れている孫悟空のよなもんなんだなぁーと思う作品。

一番恐いのは母親でした。