「女性が美しいことは社会貢献だ」
そんな言葉を残した人がいる。

かの有名なshu uemuraの創業者、植村秀氏である。


確かに女性が美しいということは、周りにポジティブな影響を与える。

あんなふうに綺麗になりたいと思う女性がいれば、
こんな美しい女性のためにがんばりたいと、
男性達が奮起することもあるだろう。


「美しい」ということは、

一つの対外的なコミュニケーション能力の一つでもある。



「美しい」ということそのものが、

それだけで“誰かの役に立つ”ということを、


女性は本能的に、そして理性的に知っている。


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Room to Read 主催で行われた、
Salon de Beaute by HASUNA & L’ORÉAL PROFESSIONNEL」。

このチャリティ・イベントは、
「美」を通じた社会貢献で世界を変える!というコンセプトの基に、
エシカルジュエリーブランドHASUNA
そしてL’ORÉAL PROFESSIONNEL とのコラボレーションで、

外苑前の高級会員制クラブuraku 青山 で開催されました。

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このチャリティ・イベントの参加費は
全額、Room to Read女子教育プログラム に寄付されます。

女子教育プログラムでは、
単に学校を卒業させることを目的とするのではなく、
少女たちが自分自身の決断によって、
人生を切り拓いていける人間に成長することを目指しています。


今回の

Salon de Beaute by HASUNA & L’ORÉAL PROFESSIONNEL」では、

特別ゲストとして占星術研究家・翻訳家の鏡リュウジ さんを招いての
スペシャルトークセッションが行われました。


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テーブルも星座別に。

鏡さんのお話、とても面白かった~。


女性の美しさを「髪」と芸術という観点から、解説してくださり、

勉強になることがたくさんありました。


例えば、異端の伝説では

アダムとイヴのイヴの前の妻とされている、

レディ・リリスの絵画を見ながら、


その髪のあまりの美しさに、その金髪で胸を縛りあげられるほど、

魅力的だったというロセッティの詩を用いてお話をして下さいました。


+fierte meets beautiful woman+

髪というものは、

いつの時代も女性を美しくしてくれる大切な友人であり、

女性の魅力を引き出してくれる存在でもあります。


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それから、エシカルジュエリーブランドHASUNA さん。

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デザインが素敵なだけでなく、フェアトレード素材を使用し、

ジュエリー作りを通して、
生産者から身につける人まで全ての人が幸せになり、
また、ジュエリーに素材が産まれた土地の文化・美しさや、
贈る人や身に着ける人の想いを込めた作品を創られているブランドです。

実際にジュエリーを製作することで、
発展途上国に雇用を創出したり、
その国の資源をジュエリーとして蘇らせているプロジェクトを、
いくつかご紹介頂き、こちらも大変勉強になりました。


トークセッションや素敵なジュエリーの紹介を頂いた後は、
uraku青山さんの素敵なアフタヌーンティーを頂きながらのビューティーセミナー。
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いらしている皆さんも大変美しい方が多かったですが、
アフタヌーンティーのデザートも全て美しい。

さすがSalon de Beauteです。
贅沢過ぎるほどのデザートを頂きながらのラッフル抽選会。

席が一緒になった素敵な女性との出会いもありました。



今回鏡さんのお話の中にもあったのですが、
美しい女性というのはもちろん、
外見の美しさだけではなく、内面の美しさだとよく言われます。


一つは思いやりの対象の広さ。
自分自身、家族、友人、知人、知らない人、会ったことのない人。

自分から離れた距離にいる方には、
なかなか想いが巡らないことが多いと思います。


ただ、美しい女性たちは、
例えば周りにいる人たちも、
例えば出会ったことのない人にも、

想いを巡らせ、共感し、自分が何かの役に立てないかと思う。
そして、行動する。


社会貢献活動やNPOでお会いする女性たちが皆美しいのは、
この思いやりの対象の広さと、
当事者意識(自分ができること)のキャパシティの大きさにあるような気がしています。


そもそも、外見や内面を美しく、磨きたいということは、
とても豊かで贅沢な行為なのかもしれません。

まずは生きていくこと。
その上に、余剰としての豊かさの中で、「美しさ」は意味を持つのかもしれません。

ちょうど一年前の7月に、南相馬に美容支援に行った際 に、
確かに美容は余剰かもしれないけれど、
「確かに価値あるものだ」と、実際に体感する経験をさせて頂きました。


家を流されたお母さんが、私を体育館の隅に呼んで、
周りの人に聞こえないように小さな声で、
「メイクさんに眉毛を整えてほしいんです。皆さんが来るのを待っていたんです。」と言われた時の、

どんな状況でも女性達は「自分は自分自身に戻りたいんだ」という想い。


女性達が美しくありたいと思うのは本質的な願いだと思うし、

それが周りの人にも、
出会ったことのない発展途上国の女の子達にも
プラスの連鎖を生んでいく、
Salon de Beauteの活動を今後も支援していきたいと思います。