fierteの理念は、
「女性が豊かに自由に生きていくこと」


私が考える「女性」は、
物理的な面を指しているのではなく、

「母性がある人」という意味である。

本来的には男性にも女性にも
「母性」はあるのだと思う。

ただ女性の方が
体外的に「母性がある」と見られ、
自らもその母性に気付きやすい。

だから自然と興味の対象は
女性が多くなる。


最近、女性を理解する上で、
もっと複眼的に女性という存在を見てみようと
読み始めたのがこの本。

司馬遼太郎が書いたこと、書けなかったこと



なぜ女性と司馬遼太郎が結びつくの?
と思う人もいるだろう。

司馬遼太郎の大ベストセラーである
「竜馬がゆく」誕生にはこんな一節がある。

当初司馬は坂本龍馬について
書くつもりはなかった。

ところが、司馬の奥さんの一言で、
龍馬についてまず調べてみようと、
ありとあらゆる資料や本、新聞などを取り寄せた。

それが「竜馬がゆく」の誕生のきっかけだという。

その奥さんの一言こそが、
「龍馬には母性愛を感じる」
という言葉だったそう。

司馬遼太郎の作品や考えを理解することは、
男性を理解することにも繋がる。

ありありと描かれた登場人物たちの
人生観や生き様を想像することで、

男性、女性問わず、
「母性愛とは何か」が
少し分かるのではないかと思っている。

私は歴史小説を読むのは
あまり得意ではないのだけれど、

自分にとって興味のあるテーマを持って、
本を読むと本当に楽しく、気付きがたくさんある。