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2016-05-05 22:05:56

「はじまりのうた Begin Again」②

テーマ:Cinema
ストーリーは、ちょっとうまいこと行き過ぎでは?と思わなく
もない部分もあるものの、登場人物たちはみんなそれぞれにリ
アルで、ほそぼそと音楽を続けていたり、夫婦間の問題があった
り、娘とも不和だったり、恋人が知らぬ間に浮気をしていたり、
浮気したのにやっぱり元カノを思って悶々としてたり、すごい
サクセスしていたのに落ちぶれて職なしのアル中だったりして
本当にいろいろ。トホホな部分をみんなが持っている普通っぽさ
は、観ているものに映画全体に入っていくうえでの親しみやすさ
を覚えさせました。

また、アル中で家族をほぼ失ったかのようなすれっからしな生活
をしているダンと、すべてがうまくいっている最高のパートナー
とさえ思っていた彼氏が浮気してどん底状態に落ち込んでいる
グレタ。
それぞれが出会ったことで、多くの人を巻き込んでアルバム制作
という決して一人ではできない共同作業をしていく過程を通して、

人は人によって傷つき立ち直れなくなることがある。
しかしふたたび人によって救われて立ち直れることがある。
人とのかかわりによって生かされている。

私がこの作品を見て一番感じたことです。

そして、ダンが終盤語る

「平凡な風景が意味のあるものに変わる
陳腐でつまらない景色が美しく光り輝く真珠になる、音楽でね」

というセリフはわたしが感じたような事も含めて、この作品で監督
が伝えたかったことがすべて集約されているようでした。
音楽好きとしても、このセリフはホント共感できる。
実際、音楽を題材とした作品だけにキーラ・ナイトレー自身が歌う
曲も、アダム・レヴィーンが歌い上げる曲も、ニューヨークの街を
駆け抜けるダンとグレタがイヤホンで聴く曲も、まったく捨て曲が
ないというか、いずれも秀逸なんですね。(特にアダムによる[Lost
Stars]は映画史上に残る名挿入歌になるんでは?!くらい素敵なバラー
ドです)

そして舞台であるニューヨークの街を上手に使いこなしていて、有名
な観光名所ではなく、何気ない街角、地下鉄の駅、ビルの狭間、地元
のカフェ、昼と夜といった具合に人々が生活する=日常の場所ばかり
が最も興味深かったな。
ロケーションがストーリーとの相乗効果を生み出して、まさに
「光り輝く真珠」になっているところがこの映画の一番の注目点。

キャスティング、音楽、セリフ、風景・・さまざまな要素が実によく
つながっていることに感心&観ていくうちにほっこりしていける作品です。
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2016-05-05 21:32:32

「はじまりのうた Begin Again」①

テーマ:Cinema
アメリカ公開当初は上映映画館が5件だけだったのが、ヒットに
より全国区になったという地味ながらの名作といえる「はじまり
のうた Begin Again」。

主演はキーラ・ナイトレーとマーク・ラファロ。
監督はアイルランド出身のジョン・カーニー。監督ご自身がもと
もとはミュージシャンだったこともあり、人生を反映させている
ストーリーで、音楽業界とそれにうまくはまれない部分も含めて
描かれているそうです。

物語はイギリスからやってきたグレタはミュージシャンの恋人デ
イヴとともにニューヨークへやってきます。ヒットしてメジャー
契約をし、多忙になっていく中二人は別れることになったある日
ひょんなことからライブハウスでかつて名プロデューサーだった
ダンと出会います。
グレタの曲に惹かれたダンはかつての栄光を取り戻すべく、そし
て音楽家魂が刺激されてアルバム制作を持ちかけるのでしたー

筆者、ナイトレー嬢は好きでして、ちょっと固そうなイギリス的
雰囲気を持ちつつ、その容姿は美しい骨格(若干あごがしゃく
れ気味ですが)と大きな瞳、非常にクラシカルな造作をしている
ので、古典的な歴史ものから現代ものまで幅広く演じられる女優
さんです。

完全におっさん目線ですが、彼女の一番の魅力は知的さと「この人
には嘘つけない」と思わされる芯が強そうなところ。私が男子なら
こういう女性の尻に敷かれたいですが、それは彼女が演じる役すべ
てにおいて功を奏しているように思います。「プライドと偏見」な
んてぴったりでよかったなあ。(こちらの作品でも不意打ちビンタ
をかます隠れた気の強さに震撼したけど)

対して、マーク・ラファロは正直生理的に苦手なタイプ。
近いところでは「スポットライト 世紀のスクープ」で今年の
オスカー助演男優賞にノミネートされていましたが、とても安定
感のある演技をされる方なのはわかってるけど!どうしても暑苦
しい雰囲気が生理的に無理め。
ゆえに、気になる作品でありながら「ラファロ苦手」のため敬遠
していたのですが、実際観てみましたらね、「ラファロ抜群」と
思った次第です。(⬅単純)

主演の二人の他、なかなか異色のキャスティングで女々しい(?!)
元彼ミュージシャン・デイヴ役をマルーン5のアダム・レヴィーン
が演じています。

お恥ずかしい話ですが、随分歌の上手い俳優さんを連れて来たなと
思ってたんですが、この作品では派手さのない役で眼鏡かけたりIS
なみのモジャひげ面だったり、この「デイヴ役の彼」とマルーン5
がまったくつながっていなかった筆者。
マルーン5は音楽しか聴いたことがなく、ルックス・映像には全然
興味なかったので後で知って驚きました、はい。
このアダム、「世界一セクシーな男」と言われているそうですが、
確かに長身のマッチョ体型、端正な顔立ちに最高に美しくセクシー
な声とサクセス・・その存在がなんともずるい。
ディーン・フジオカと並んで神様はなぜにこんな男性を作ったのか
と思いますが、彼自身この作品にはノーギャラで出演したのだとか。
それもまたかっこええですやん。映画では完璧なハリウッド式メイク
で刺青は消えていましたが、普段は⬇で超イケイケ。


感想は長くなるので②へつづく・・
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2016-04-21 23:04:21

Pray for Kumamoto

テーマ:Blog
このたびの熊本県を中心とした九州地方の地震により、
被災された皆さま方にお見舞い申し上げますとともに、
犠牲になられた方に心よりお悔やみ申し上げます。

阪神大震災を経験した者として、微力ながら、今自分にできることを

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2016-03-26 17:34:29

Spring has come !

テーマ:Blog
Spring has come.


2016
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2016-03-21 23:05:39

「マイ・インターン」②

テーマ:Cinema
一方で現役男性にとっても、リタイアもしくはリタイア間近の男性にとっ
てもシニア・インターンであるベンの姿には学び多き部分があります。

長年企業人として真面目に働いてきた年輪と経験ならではの余裕、人を見
る目、退職し妻に先立たれていても決して社会活動=仕事をあきらめず疎
かにしないストイックさは、一朝一夕では身につける事のできない姿でし
て、現役の方にとってはリタイアまでの自身の目指すべき方向を、リタイ
ア前後の方にとっては、定年退職をしてからの自身のあり方を見つめ直す
きっかけになるのではないだろうか。


アン・ハサウェイといえば「プラダを着た悪魔」のその後のようなお話で
もありますが、何かを極めようと思えば何かが疎かになるということや、
夫婦円満とは何ぞや?仕事をする意味って何?という問いかけ要素も織り
こまれているのですが、老若男女問わず難しく考えすぎることなく前向き
になれたり、ハートウォーミングな気持ちになれる作品です。
それはひとえにデ・ニーロさんによるところが非常に大きい。(ぶっちゃ
けジュールズ役はアン・ハサウェイじゃなくてもよさそうだ)

ベンという登場人物は仕事にはピシッとしたスーツを着てネクタイをする、
シャツはズボンの中に入れる(なぜみんなシャツを外に出しっぱなし?と
ツッコミを入れてみたりする)という社会人としてあるべき着こなしをと
ても大切にする人なのですが、アパレルだけにカジュアルな服装をしてい
る男子ばかりの職場ゆえか、「絶滅危惧種」とか言われる始末。(しかし
職場のマッサージ師フィオナとちゃっかりつきあい始めるのもニクい。
フィオナ役には「トーマス・クラウン・アフェア」が素敵だったレネ・
ルッソ。年を重ねてもかっこいい大人の女性です)

しかしそれに反発するでもなく、年長者としてアドバイスする時でも説教臭
くならずに引くところは引く、自分を抑えてあえてこの場面では言わないと
いうような控えたところ、けれどまわりを非常によく見ているという彼の中
にあるそういった「ぶれない部分」が一番印象的でした。
男性だけでなく、女性も勉強になるところは多いです。
このあたりをデ・ニーロさんはとても控えめ且つチャーミングな絶妙なさじ
加減で演じていらっしゃる。

しかもこれまでのデ・ニーロ出演作品のパロディか?!なシーンもちらほら。

まだ慣れない上司ジュールズへの挨拶の仕方を鏡を見ながら練習するシーン

「タクシー・ドライバー」で「Are you talking to me ?」とすごむ練習をす
るシーンとまるかぶりな。
ニコニコしたこのおっちゃんが、まさか豹変するのでは?と観ながら若干ど
きどきした件。

出張先@サンフランシスコの床屋でひげを剃ってもらうシーン

「アンタッチャブル」の冒頭でアル・カポネ役でひげ剃りをしてもらってい
るシーンを彷彿と。床屋が頬をかみそりでピッと誤って切ってしまうんでは
?!と思わずにいられんかった件。

若い頃はとんがりまくって、なんなら「近寄ると怪我するぜ」みたいな曲者
役ばっかりだった時代を経て、デ・ニーロさんがあまりにも丸くなりすぎて
転がっていきそうなくらいの昨今の変化に驚く。
萌え要素とかいい人役とは無縁に近かった俳優さんなのに、「マイ・インター
ン」ではもう完全に「萌え萌え」じゃないですか!
これがデ・ニーロさんが「名優」と言われる所以でもあるなあとしみじみと
実感したのでありました、やはり末恐ろしき方です。
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