被災地訪問(千葉県旭市・浦安市) | 小林鷹之 オフィシャルブログ Powered by Ameba

被災地訪問(千葉県旭市・浦安市)

先日は、小泉進次郎衆議院議員はじめ、自民党青年局“チーム・イレブン”有志で、被災地の旭市・浦安市を訪問してきました。


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最も深刻な津波被害を受けた旭市飯岡地区では、海岸や津波避難塔を訪問しながら、明智市長や市の職員の方々から当日の状況やその後の歩み、政治・行政への要望についてご意見を伺いました。

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最後に、仮設住宅に避難されている方々との意見交換会。

雇用機会の確保、防波堤の作り方、復興住宅の設備、国民宿舎の修繕等、様々なご意見を伺う中で、多くのご意見の底流にあると感じたのは、千葉県が被災県であるという事実を忘れられていることに対する不安や不満でした。


この事実が忘れられている理由の一つには、旭市における復興が東北地方に比べるとあまりにも迅速に進んでいることが挙げられると思います。

震災の前から市と産業廃棄物処理業者との間で取り決めをしていたことにより、被災直後に道路等に積み上がったがれき等の処理が迅速に進んだとのことでした。

また、仮設住宅が震災から僅か2か月後に設置されたのも、県が災害に備え、事前に確保してあった土地を使用することができたからとのことでした。

勿論、これらは称賛されることです。


一方で、千葉県が被災県である事実が忘れられているもう一つの理由は、やはり、東北地方に比べて、被害規模が小さいためだと思います。

しかし、被害規模が小さかったとしても、今もなお暮らしに困っている方々が厳然と存在する以上、そうした現実に光を当て、その現実を自力で乗り越えていこうとする方々の背中をしっかりと押していくのが政治に課された役割だと思います。


旭市を後にし、最後に浦安市を訪問しました。

浦安は私の実家がある、慣れ親しんだ街でもあります。

震災から2年以上が経過した今、日常生活を送る上では殆ど支障はありませんが、復興事業への着手率が1割を切る現状を目の当たりにし、可能性が指摘される首都直下地震への備えが喫緊の課題であるとの認識を仲間と共有しました。


秋から始まる臨時国会では、首都直下対策を含め、防災・減災対策も重要課題として審議されます。財政の健全化という大きな制約の下で、バラマキ型の政治への回帰は絶対に許されない中、命を守りきるためのベスト・ミックスを追求してまいります。