『SENSE 8』が面白くてつらい | こばちとミランとチャッテの世界のどこかで奮闘記 -カナダ編ー

こばちとミランとチャッテの世界のどこかで奮闘記 -カナダ編ー

ニュージーランドで出会った日本人の私とチェコ人のミラン。
その後カナダのプリンスエドワード島で1年。
二度のアメリカ横断をしてロスで1年。
日本で4年暮らし、迷い犬だった現在の愛犬チャッテと出会います。
2023年春、再度プリンスエドワード島に引っ越しました!

近頃ものすごく私たちの中で大ブームのアメリカのドラマがあります。

あまりにハマりすぎて、ぜひオススメしたいんです。

 

その名も、

『SENSE 8』

 

 

 

家族に災厄をもたらす呪われた身であると告げられたアイスランドの女性。

母が死に、唯一人の肉親である愛する父親を守るために故郷を離れてロンドンでDJをして暮らしていた。

 

全ての女性が恋をするメキシコの大スター。

彼の秘密は、自身がゲイだということ。

 

優しい母を幼い頃に亡くした最強の格闘家である韓国人女性。

母の遺言通り家族を守ろうとする彼女はただ、家族を愛し愛されたかった。

 

ケニアのナイロビにはジャン=クロード・ヴァン・ダムに憧れるバスドライバーが。

彼が最も守りたいもの、それは女手一つで自分を育ててくれたHIVを患う母親。

 

アメリカ西海岸のサンフランシスコには、両親に受け入れてもらえないまま女性に性適合手術をし愛する女性と幸福な生活を送ろうとするブロガー。

 

幼い頃から父親のDVを受けて育ってきたドイツの青年は、唯一心を許せる友人と共にマフィアの世界に身を置いていた。

 

自身が働く製薬会社の社長の御曹司に見初められた美しいインドの花嫁。

誰もが羨み祝福する幸福な結婚を控える彼女の悩みは、優しくチャーミングな婚約者を愛していないことだった。

 

アメリカ、シカゴには正義感の強い心優しい警官が、元警官だった父と共に暮らしていた。

 

 

 

世界各地に散らばる8人は、ある日突然知識・言語・肉体的感覚を共有することに。

 

見るもの、聞くもの、触れるもの、感情、全てをその場に居ずして感じることが出来る。

ある者がトラブルに遭えばそれぞれの得意なスキルを使って助け合える。

 

とまどいながらもやがて心を通わせ合う8人。

そんな能力を持つ8人は、それぞれの問題に向き合う中で彼らを追う者たちの存在を知る。。。

 

 

 

 

もうね、8人がそれぞれどうしようもない絶望的なシチュエーションに陥る中で助け合い心を通わせ合うところ、悩みを共有するところ、共に喜び合うところ、涙がとまりません。

8人みんな異なる個性が光り、好きなキャラクターたちです。

私のお気に入りはナイロビのカフィアスの真っ直ぐな明るさなんですが、シーズン2で俳優さんが変わって正直戸惑いました。

 

 

製作のウォシャウスキー姉妹は、マトリックス製作時には兄弟でした。

つまり彼女たち自身がトランスジェンダーであり、LGBTを取り巻く環境やそれに対する思いがこの作品に色濃く反映されているのが分かります。

 

ドラッグは頻繁に登場するし性的描写が過激なので苦手な人は多いと思います。

ドイツのウォルフガング役のMax Riemeltも、最初に台本を手にしたとき「人によってこれはまだ時代が早過ぎるんじゃないか」と懸念したそうで、それは私もまず思ったことでした。

 

でもそういった際どいところでのやりとりがウォシャウスキー姉妹の訴えたいことであり、このシリーズが実際に世界的に成功していることから、受け入れられる時代にもうなってきているんだと感じます。

 

 

 

TVドラマや映画のオンラインサービスNetflixのオリジナルのドラマシリーズなので、機会がある方はぜひ。

このNetflix、良作揃いでオススメしたい作品が結構あります。

 

『The 100』とか、

核戦争の100年後。

地球を逃れて宇宙ステーションで暮らしていた人類が、100人の犯罪を犯した子供たちを地上は生存可能かどうかを調査するため試験的に送り込むと言う話。

 

初めは「何でそんなことを」とイライラしながら観ていたはずなんですが、シーズン1の終わり頃にはもう中毒のようになり、現在も続きが気になって仕方ありません。。

シーズン2は至高。

 

 

『Black Mirror』とか、

時は近未来。

ひょっとしたらもう現在かもしれない。

実際に起こりそうな、人間が犯しそうな恐ろしい過ちの多い世界に、テレビの中だけと平静に観ていられなくなるドラマ。

 

どんな天才がこんな話を作るんだと頭を抱えてしまう、決して気持ち良く観させてもらえない1話完結型のテレビシリーズ。

1話観終わるごとに疲労困憊。

観る前にこれほど覚悟のいるドラマは初めてです。

 

 

『Touch』も、

世界のあらゆる事象は全て、同じ一つの数列に隠されている。

ある自閉症の少年はその全てを知りながらも何も出来ず傷ついていた。

そんな彼の訴える数字を手がかりにして、彼と心を通わせようとする父親との話。

 

ときどきアレッ?と思うところはあるけど、謎の数時がどこかで符合したときの爽快感。

一つの行動により世界は変わり、救われる人々がどこかに居るというメッセージ。

もうホント、ステキです。

 

私は好きだけどミランはちょっとそこまで入り込めていないようなので好みが出るのかなー。

人気もあったはずなんですが、大人の諸事情で製作打ち切りになったそうでとても残念です。

 

 

他にもまだあるんですが、この辺がここ最近でハマっているもの。

世界はどれだけ天才で溢れているんだか。。


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