蛇口の水漏れ修理 TOTO TKG32U型シングルレバー混合栓のカートリッジTHY582Nを交換
https://www.youtube.com/watch?v=ZunNtOlH91o
同型のカートリッジ交換(THY582N)を試みていたところだったので、とても参考になったのである。
蛇口のパッキンの交換は最初に元栓を締めておくことが必須であるが、忘れていて締めに行っている間、動画を撮りっぱなしなところが、とても実際的でナイスである。(笑)
以下、動画では触れていなかった交換時に気付いた補足説明をお礼代わりに離れたこの場所でまとめてみるのである。
汎用性のある記載に心掛けたので、型番が異なっていても読者の参考になれば幸いなのである。
0.交換を始める前にハンドルを上方向に手で引き抜き、交換カートリッジの固定方法を確認しておくのである。
本体の裏側にカートリッジの型番を記載したシールが貼られているのでスマホなどで撮影しておくと良いのである。
固定方法によって使う道具が変わってくるため、ホームセンターに行って交換カートリッジは買ったけど、固定方法が分かった時点で交換する道具を買いにまたホームセンターに行くという二度手間が省けるのである。
1.まず、事前準備として
1)流し(シンク)にお鍋や手桶に水を一杯分だけ溜めておくと、何かと便利である。
2)交換時に使った道具:
マイナスドライバー、雑巾、その他(ピンセット、懐中電灯)
交換で使用する道具はカートリッジの固定方法が数種類あるため、説明書をよく読んで必要な道具を手配する必要があるのである。
我が家も動画と同じ固定方法だったのでマイナスドライバーかピンセットで外せるのである。
パイプレンチやモンキースパナなどは不要で、上からネジ式でかぶせてあるだけなので手で回せるのである。
3)元栓締め:
流しの下に蛇口が付いているなら締めるのであるが、たいていの住宅では付いていないと思うのである。
戸建て住宅なら屋外に、マンションは玄関ドア外にガスメーター、ガス栓、水道メーター、水道の元栓が点検扉の中にあるので水道の元栓を締めておくのである。
戸建ての場合は、玄関近くか、台所そばか、いずれも道路側に設置されているのである。
2.交換編
1)少し力をいれて引き抜くのである(1:07)
ハンドル(持ち手)を上方向に力を入れて引き抜くのである。
カートリッジ本体の固定軸が金属製であるのに対してハンドル側の受け手は白い軟質プラスチックの部品を途中に嵌合してあるため、少々こじって引き抜いても割れないのである。余計な道具を用いずに手だけで抜けるのである。
2)ハンドルには長年の手垢・水垢・カビ・台所の油煙などが付着しているので、裏側も含めて徹底的にナイロンスポンジで洗うと良いである。溜めておいた水で洗うのである。
なお、ハンドルはおそらくはプラスチック製品にメッキ処理してあるので金属たわしは使わないほうが良いのである。
2)元栓は事前に締めておくのである(1:16)
3)ストッパーを外すのである(1:33)
カートリッジの固定方法は、混合水栓の型式や販売時期によって異なるのである。
ばねピンが併用してあったり、ボックスレンチが必要だったり、モンキースパナが必要だったりするのである。
動画と異なる場合は取り扱い説明書をよく読み、固定方法に応じた道具を用いるのである。
動画の固定方法は、金属製カバー内側のギザギザの刻み部分はカートリッジの回転防止目的の歯車状の白いプラスチック製のストッパーが上から差し込まれているだけである。
蛇口に向かって左側に外縁部の切り欠きがあること、手前側の上に出っ張りがあることを覚えておくのである。
交換後に再使用するストッパーなので捨ててはいけないのである。
ストッパーを外さないかぎり、金属製カバーは回転しないのである。(1:48)
マイナスドライバーでストッパーを外すのである。(1:52)
ピンセットやラジオペンチなどでストッパー上面の出っ張りをつまんでも外れるのである。
4)金属製カバーを外すのである。(1:57)
回して外れるのである。(1:59)
特段の工具は不要である。普通のネジと同じで反時計回りに回転して外れるのである。
カートリッジの交換サイクルからすると10年程度は経過しているのである。
取り外した金属カバー本体は元より、混合水栓周りやネジ部分などに付着している汚れを歯ブラシなどを用いて除去するのである。
5)古いカートリッジの取り外し(2:06)
マイナスドライバーでカートリッジを外すのである。(2:08)
動画がベストな外し方である。
マイナスドライバーを使わずにカートリッジの回転軸をつまんで引き抜くとカートリッジに余計な力が加わり、不要なカートリッジとは言え、無駄にバラバラになって壊れるのである。
6)残っているパッキンとバネを取り除くのである。(2:16)
カートリッジと蛇口本体は2組の金属製スプリングとゴムパッキンで接続されているのである。
パッキンが劣化して5)の時にカートリッジ本体側に貼り付いている場合もあるのである。
蛇口本体に残っている水を雑巾などで吸い取り、このタイミングで本体内側の水垢などを歯ブラシなどを用いて綺麗にしておくのである。
水が溜まってるのでタオルで吸い取るのである。(2:35)
7)新しいパッキンとバネを細い棒を使って中の穴に取り付けるのである。(3:02)
パッキンとバネの取り付け順序は「カートリッジ→パッキン→スプリング→本体」の順になるのである。(3:10)
パッキンは上下の違いがあり、ゴムだけが見える方がカートリッジと接合する上側で、スプリングの受け材の金属が見える方が本体側になるのである。
スプリング横から見える形状が台形になっていて上下の違いがあり、細い側がゴムパッキン側になるのである。
8)指で固定する。(3:40)
懐中電灯で本体の底を照らしながら、ピンセットでつまんで入れる方が失敗がなく、確実である。
9)カートリッジの取り付け(3:48)
カートリッジ裏面の穴の位置を確認して、本体のパッキン側に挿し込むのである。
外すときにドライバーを挿し込んだ位置に合わせれば失敗がないのである。
本体→スプリング→パッキン→カートリッジの順に接しているのでカートリッジ本体を押すと押し返してくるのが分かるのである。(3:57)
10)金属カバーの取り付け(4:06)
上からかぶせて回すだけである。
金属カバーにシールで裏側と記載されたシールが貼ってあるので、ギュギュギュと締める必要はないのである。
回していて、裏側の位置になったところがストッパーの固定位置になるのである。
11)ストッパーの固定(4:17)
蛇口に向かって左側に外縁部の切り欠きがあること、手前側の上に出っ張りがあることを確認して、きちんと歯車に合わせて固定するのである。
12)ハンドルの固定(4:46)
上から差し込むだけである。
次の交換時期は10年後であるが、交換カートリッジさえあれば2~3分で終わる作業である。