入院・・・⑰入院生活 | 曲がり角の先には

曲がり角の先には

脳梗塞により後遺症に悩まされながらも、日常を過ごしていきます。

 HCUから戻り、入院してから3週間くらいが経ち入院生活にも慣れてきた。朝は6時に起床である。自分はもともと早起きなので問題ないが、むしろ早く起きすぎて二度寝することもしばしばあった。だが、6時くらいになると自然と目覚めてしまう。というのも6時過ぎから電気シェーバーを使う人がいるので『ジュウィーン』という音で目覚めてしまうのだ。病院では普通のT字式のカミソリは危ないということ(だと思う)で禁止のため、男性の入院患者はみんな電気カミソリだった。


 それはいいのだが病室でやられると結構うるさい。6時が起床なので問題はないのだがどうにも気になった。ベッドの上で髭剃りというのも自分はダメでした。細かい髭がベッドに残るのがどうしても気になってしまうので・・・。自分は洗面所で髭剃りしてました。電気シェーバーは入院して初めて使ったのだが、当初はうまくできなかったが段々と慣れてくると結構剃れることがわかる。電気シェーバーはT字には及ばないと思っていたのだが、考えを改めさせられた。


 食事は食堂で看護師さんに監視が必要な人を集められて食事です。ここでは自分の病室以外の人と会う場所だが、同じ脳の病気でもいろいろな人がいることを痛感する。看護師さんの介護なしでは食べられない人も多くいた。ここで新しく入院してきた人や退院した人が確認できた。自分は1ヶ月いたので最終的には食堂で一番の古株になってしまった(・・;)


 リハビリの先生に当初『チャキさんは入院生活はどうですか?』と聞かれた。自分は特に問題ないですと答えたが、中には病気以前に入院生活そのものが耐えられない人がいるようだ。その先生曰く窓ガラスを椅子で割ってそこから脱走をしようした人も以前勤めていた病院にはいたそうだ。病院生活は集団生活なので自由がないためそこに馴染めない人がいるようだ。自分はどうやらそこに関しては平気であった。早く退院して家に戻りたいという気持ちよりしっかり入院して病気を治そうという気持ちが強かった。


 集団生活のためやはり朝の髭剃りのように気になることも他にあった。もうひとつは夜だ。いびきで眠りを害されることが多々あった。また、嚥下障害が起きているため夜中に『ガァー、ペッ』とか咳き込む声がうるさく感じられた。どちらも仕方ないことである。

友達と旅行などで同じ部屋にいびきのうるさい人と一緒になるとマジでキツイ。気を遣ってくれて先に寝かせてくれるのだが、いびきが始まるとあまりの爆音で目が覚めてしまう。自分の病室は6人部屋だったが、6人中4人がいびきを始めた時は相当にツラかった。いびきのステレオ現象というか、あちらこちらから聞こえてダメージを受けた(>_<)

自分もしゃっくりが止まらなくてまわりに迷惑をかけたので嚥下障害でうるさいのは仕方ないと思った。ここは病院なので好き好んで音を出しているわけではないのだ。

でも嚥下障害の方や爆音いびきの方々が退院したら少しホッとしてしまった。

(^_^;)