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台風は、熱帯低気圧(トロピカル・サイクロン)が発生した場所および進路によってタイフーンだったり、ハリケーンだったりする。

太平洋北西部で発生または、進路変更したものはタイフーン
大西洋北部・太平洋北東部・太平洋北中部で発生または、進路変更したものはハリケーン
インド洋北部・インド洋南部・太平洋南部で発生または、進路変更したものはサイクロン

また、熱帯低気圧がそれぞれの名称に変化するのは中心付近の最大風速の閾値で、

最大風速が34ノットを超えたものを、台風
最大風速が64ノットを超えたものを、タイフーンやハリケーン

と呼ぶ。



さて、台風の命名には、番号方式と、リスト方式の二通りある。

日本の台風は何号とか番号方式、アメリカの台風は人名を使ったリスト方式である。

番号方式は、台風になったときにナンバリングされるので、特に説明は不要だろう。

リスト方式は、事前にリストが作られている。

また、ハリケーンで言えば、リスト方式とは言いつつ、ABC・・・と人名の一文字目がアルファベット順になっているので、名前で何番目なのかがわかってしまうんだよね。

被害が大きかったハリケーンの名前は、欠番になってそこには新たな名前が入ることになるんだ。

被害が大きい台風だけに名前が後からつけられる訳ではないのね。


ちなみにアルファベット26文字が全て使われるかというとそうではなく、Q、U、X、Y、Zを除く21文字が使われる。

22番目以降の台風には、ギリシャ文字が使われるんだってさ。

22番目以降で被害が大きなハリケーンがきたら、どのように対処するのかはわからんけどね。


さて、日本にも命名台風が8個ある。

洞爺丸台風(195415号)
狩野川台風(195822号)
宮古島台風(195914号)
伊勢湾台風(195915号)
第2室戸台風(196118号)
第2宮古島台風(196618号)
第3宮古島台風(196816号)
沖永良部台風(197709号)

1934年の室戸台風、1945年の枕崎台風、1959年の伊勢湾台風が昭和の三大台風と呼ばれるにもかかわらず、命名台風の命名制度ができたのが1955年だったこともあってか、前年の洞爺丸台風は遡って登録したんだな。