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2005-01-24 00:10:18

もう一ついってみよ~

テーマ:◇ イタリアの笑い話~バルゼッレッタ~
もう一つ。ちょっといい気持ちのネタじゃないですけれど。

********************


会社員、大工、警察管(カラビニエーレ) 3人の死刑宣告者達に、
いよいよ死刑執行の日がやってきた。

一人目の会社員が廊下を通って死刑執行の部屋に通された。
執行人が厳かに会社員に向かって尋ねた。

「お前は自分の死刑執行の方法を次の三つの中から選ぶことができる。
一つは絞首刑、一つは電気椅子、そしてもう一つが銃殺刑。」

会社員は少し考えた末、電気椅子を選んだ。
電気椅子に座り、執行人がレバーに手をかけた。
「では、死刑執行!」
ガチャン!レバーがひかれた。

「・・・・・ん?」
会社員は、まだ生きている自分に気がついた。
どうやら電気椅子は壊れているらしい。

「なんて運のいい奴だ。しかも一度執行された死刑は2度と
行なわれない。助かったみたいだな、改心して新しい人生を
歩むことだ。」
と会社員に執行人は言い渡し、電気椅子から解放した。

その帰りの廊下で、会社員は入れ代わり死刑に向かう大工
すれ違いさま、大工に小声で
「電気椅子は壊れてるぜ・・・。」とささやいた。

大工は死刑の部屋に通され、会社員同様に執行方法の選択を訊かれた。
「お前は絞首刑、電気椅子、銃殺刑のどれを選ぶか...」
大工はさっきの会社員の言葉を思い浮かべ、迷わず、
「電気椅子で!」
と答え、大工は電気椅子に座らされ、執行人の手がレバーにかかる。

「死刑執行!」
ガチャン!
なにもおこらない。
「・・・・・・。(助かった!)」 ほっとした面持ちの大工。

やはり会社員の言った通り、電気椅子は壊れていたのだ。
大工も会社員同様、一度かぎりの死刑執行というきまりによって、
その命をとりとめることが出来た。

大工は帰り際、廊下で三人目のカラビニエーレとすれ違った。
例によって大工はカラビニエーレに
「電気椅子が壊れてるぜ!」
とささやいた。


カラビニエーレは死刑執行の部屋に通されると、
厳かな死刑執行人の声がした。

「お前は自分の死刑執行の方法を次の三つの中から選ぶことができる。
一つは絞首刑、一つは電気椅子、そしてもう一つが銃殺刑。
どれを選ぶ?」

カラビニエーレは考えた。
(う~ん、絞首刑はぶざまだし、
あの大工が、電気椅子は壊れてると言ってたから・・・)

「では、銃殺刑で!!!」


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2005-01-23 23:00:01

日本の笑い話

テーマ:◇ イタリアの笑い話~バルゼッレッタ~
よくバルゼッレッタで盛り上がってる時に、

「日本の>バルゼッレッタ をやってくれ!」

と頼まれる。

「日本には、バルゼッレッタに相当するものはない」

といっても、信じてもらえず、

しぶしぶ落語とか、バルゼッレッタとはジャンルのちがう

笑い話について説明する羽目になる。

「では、ひとつやってくれ」

とか言われて、いつもやるのが情けないことに

“饅頭怖い”

私はこれくらいしか知らないからだ。

バルゼッレッタのように2分では終らない

長い話の終わりで

「今度はお茶が怖い」

という落ちを言っても、

もちろん笑ってくれる人は殆どいない。

みなポカンとしている。

結局、「なんで?」とか訊かれて、

落ちの説明をしなければならない、という

江戸っ子が聞いたらシャラクサイまねをさせられる。

で、その後の感想も、遠慮がちに

「日本の笑いって、上品で洗練されてるね・・・。」

というものが多い。

だからバルゼッレッタの文化なんて日本にないって

言ってるのに・・・・。


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2005-01-22 22:03:56

バルゼッレッタの心構え

テーマ:◇ イタリアの笑い話~バルゼッレッタ~
バルゼッレッタ を楽しむには、「笑いたい」という心構えが前提としてなければだめです。
後に紹介するカラビニエーレ(イタリアの警察官)のバルゼッレッタも、
無能なカラビニエーレを、哀れに思い、かつ嘲り笑う心もちで。でないと笑えない。

カラビニエーレは、ポリツィオットと共にイタリアの警察官です。
詳しい説明はまたいつの日にかいたしますが、イタリアには2種類の警察が町を警備していて、
ほとんど同じ仕事をするにもかかわらず、制服も違えば、管轄も違う、というややこしい現状があります。

どちらも国民からはあまり愛されていませんが、
特にカラビニエーレの方は、一般的に「能無しのボンボンが親のコネでやっと就ける職業」
というレッテルが貼られており、
「無能なくせに権力をかさに着て態度が横柄」ということで嫌われています。
その為、バルゼッレッタの主役(コケおとしの的)になることが多いのです。

ただ日本の警察なんかを知ってる女性の私から見ると、
カラビニエーレは背格好の大変よい若い美男子が多い。
制服も紺地に赤いストライプがズボンの脇に入っていて、カッコいい。
(ローマなんかで馬に乗って闊歩しているのもカラビニエーレです。)
そういった面が平凡な男達にはやっかみの原因になるのではないか、とも思われます。

一方、ポリツィオットの方は、ねずみ色の制服で、美男子とは言い難い。
一般的に態度もかなり横柄で嫌われているのに、あまりバルゼッレッタの主役にはさせてもらえない。
やはり、男達の「妬み」が足りないんでしょう。
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2005-01-21 08:26:40

ではここで、お笑いを一つ

テーマ:◇ イタリアの笑い話~バルゼッレッタ~

カラビニエーレのバルセッレッタ

ある日男が山道で休憩していたら、警察官(カラビニエーレ)が二人乗ったパトカーが舗装もされてない狭くて急な登り道を上がって来た。
男を見ると車を止めて、

「登山者用の山小屋は、まだ先かい?」
と、訊いてきた。

「そうですねぇ、あと1~2キロほど上がったところですよ。」とまで答えて、ふとあることを思い出し、

「ただ、この先から道幅が狭くなりますし、山小屋の前も車をUターンさせるスペースはありませんから、そこの草地で車をUターンさせて、バックで行った方がいいと思いますよ。」
と付け加えた。

「そうかい、それではお言葉どおり・・・・」
とパトカーは目の前の草地で向きを変え、バックで上り坂のピンカーブをうなりながら去って行った。

それから大分経って、上のほうからまた車のうなる音が近づいてくる。
見ると、さっきのパトカーだ。なんとバックで急な下り坂を降りてくるではないか。
パトカーの警官たちは男を見ると止まって窓越しに、さも得意げに言った。
「さっきはどうもありがとうよ。お陰で山小屋に行けた。その上、見てのとおり、俺達は車をUターンさせる場所も見つけたんだぜ!」


バルゼッレッタは、リズムと語り口調が大事なんですが、ちょっとは笑えたでしょうか...?
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2005-01-20 22:04:27

笑う角にはバルゼッレッタ

テーマ:◇ イタリアの笑い話~バルゼッレッタ~

イタリア人は喋り好きで有名だが、これには本当に敬服する。
単なる「お喋り」と言ってしまっては失礼なくらいだ。
彼らの喋りのテクニックはもう
民族的才能」としか言いようがない。
私たち日本人にとって、一見どんなにおとなしそうに見えるイタリア人でも、いざ喋らなければならない立場に立たされると、
怖気づいて恥じることなく、
「あ~、う~」と考え込むことなく、
黙り込んで話が滞ることなく、
話題が堂々巡りすることなく、
まるでアナウンサーのように喋り続けることができるのだ。


そんな遺伝子をもっている人達だから、暇さえあれば喋っている。
それでも日常のありふれた話題というのに飽きてくると、登場するのがバルゼッレッタ(=笑い話)だ。
西欧諸国では、この笑い話の文化ともいえるものがあって、それぞれのお国柄が出る。
(例えば、イタリアで 「なにが面白いのか」 「笑えない」 と馬鹿にされ、
逆な意味で笑われるのは、イギリスの笑い話だ。)


イタリアのは、バルゼッレッタは長くでも2分程度のもので、最後にワンフレーズで落ちがつく。
しもネタが圧倒的に多いが、その他にも、
一般的に低能とされているイタリアの警察官をコケにしたもの、
ピエリーノという名の小学校の落ちこぼれ生徒や、
妻を寝取られた夫、そして身体障害者までをも題材にして、
社会で弱者とされている者達を徹底的に笑い者にする
罪がないといえば無いのだが、日本だったらちょっと問題になるであろう。


バルゼッレッタの機会は、皆でピザを食べに行った夕食の、お腹も一杯になった頃とか、
グループで行動している時の暇を持て余す待ち時間とか(空港、駅、電車の中)、
グループでの仕事中のブレイク(気晴らし)にも。
必ずバルゼッレッタを語るのが上手い人がいて、そういった人が口火を切ると、
普段は無駄口の多いイタリア人がし~んとなって
皆一言も聞き漏らすまいと、一心に耳を傾ける。
そして一つ終ると他の人が「こんなの知ってるか」と、競って別のを話し始める。


語る方にもテクニックがいる。
まず、一度語ったバルゼッレッタは同じ相手にはもう二度と通用しないので、
沢山の新しいバルゼッレッタの供給が常に必要だ。それを覚えている才能も必要。
(私なんか、面白くて笑った後でも、すぐに忘れてしまう。)
ケータイにバルゼッレッタのショートメッセージが一日に何話も届く
バルゼッレッタサービスを受けている人も少なくない。


悲しいかな、私の語学力がまだ足りないとわからせてくれるのは、バルゼッレッタを聞く時である。
ここヴェネト州では、バルゼッレッタはすべてベタベタのヴェネト方言で語られる。
皆はシーンとしてくれているときは、語り手も慎重に語っているのでわかるのだが、
落ちになると、いつもすごい早口で「落ち」てしまい
その後に間髪入れずドッと大爆笑があって、
  最後の落ちが聞き取れなかった
    →誰に訊いてもまだお腹抱えて笑ってる
      →やっと教えてもらって一人遅れて笑っても
        →もう次のバルゼッレッタが始まってる、
というパターン。


まぁ、とにかくイタリア人ってうっちゃらけな民族です。
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