ヴェネツィアの家庭料理です。常備野菜の玉ねぎと、保存のきくアンチョビが材料なので、あらまぁ冷蔵庫空っぽだわ、って時にもってこいのパスタです。分量も、玉ねぎの好きな人、アンチョビの好きな人、それぞれの好みで変えたらいいと思います。ただ、時間を節約したい人には不向きかも、3分でってわけにはいかず、タマネギを煮る過程が長いです。30分はかかるかな。
★ 材料 (二人分)★
玉ねぎ・・・・・・小1個。 全然かまいませんが、私は外の白いのを使うことが多いです。しかも多めに入れます。ここには小と書きましたが、玉ねぎは多いほうが好きなので大きいの1個くらい入れちゃいます。
アンチョビ・・・・・・3~4尾くらい。 これもお好みで。オイル漬けでも塩漬けでも。
エキストラヴァージン・オリーブオイル・・・・大さじ4~6杯くらいかな。これも適当。私は多めにいれます。
白ワイン・・・・・・・・・あればデミカップ一杯くらい。 実は、これはわたしの隠し味、本来のレシピにはありません。
バルサミコ酢、又はワインビネガー、又は普通のお酢・・・・小さじ1杯。実はこれも本当のレシピにはありません。私の隠し味です。なんだかタマネギの味が落ち着く気がします。ワインがちょっとすっぱめの時はいらないかも。逆にワインがない時はいるでしょう。
月桂樹の葉・黒こしょう・・・・・これもレシピにないんです。なんだか風味がよくなるので、月桂樹は1枚そっと忍ばせます。黒コショウは粒のまま3~4個。
塩・・・・・・・・・・これはアンチョビの塩加減にもよります。どちらにせよ、パスタに絡めるものなので、間違って塩辛くなっても、絡める量を減らせばよいので大丈夫です。行き当たりバッタリなのがイタリアン。
パスタ=スパゲッティ・・・・・・ビーゴリっていうスパゲッティ風のヴェネツィアのパスタを使うのが本当なんですが、当地でもそうそうスーパーでも売ってないし、スパゲッティで充分です。細目よりは中間~太目が美味しい気がします。
★ 作り方 ★
1.タマネギをザックバランなみじん切り、または薄めのくし切りにする。
こっちの人は日本人がタマネギのみじん切りを数秒で行なうと、ビックリ感心します。彼らは、あの合理的で迅速なみじん切りの仕方を知りません。学校で家庭科の時間もないしね。ということは自然にみじん切りもかなり大雑把になるので、ザックバランでいいんです。タマネギの味を楽しみたい人はみじん切りじゃなく、長いままの薄切りにしてもいいです。ちなみに、皆さんご存知だと思いますが、このまま15分以上放置して酸素とタマネギの酵素を働かせ、血液がサラサラになるタマネギになるようにすると体にもいいと思います。私の場合は、そもそもこの料理にする理由が「材料を買いに行く気がない → 料理に手間を掛ける気もない → これが一番手っ取り早い」なので、そんな忍耐力はありません。
2.チョット深めで小さな鍋にオリーブオイルとタマネギを、火に掛ける前から一緒に入れ、弱火にかけ、タマネギが狐色にならないように気をつけながら全体を混ぜながらゆっくりと暖める。
普通は狐色になるようにいためるでしょ。こちらでは「タマネギを炒める、チョット焦がす」ということを嫌います。油の温度が高くなり過ぎないように、炒めるというより低音の油で煮る、といった感覚です。
3.塩を少々振る。
このタイミングも勝手に私が設定しました。タマネギの水分を外に出してシナッとさせるためだから、少々で結構です。
4.このままでは、とにかく焦げ目がついてしまうので、それを避ける為に、白ワインのある人はここで入れ、アルコール分が蒸発するまで、時々全体を混ぜながら待つ。
5.ワインを入れる気のない人は、4を飛ばして、ここで水をヒタヒタに入れる。月桂樹の葉と、黒コショウ粒3~4個を入れる気のある人は、ここで入れる。時折混ぜながら、色が変わらないように常時弱火~中火で煮る。
とにかくキツネ色をつけない白いまま、タマネギを弱火~中火で煮込むのが基本ですから、この時には蓋をして蒸し煮状態にするのがいいでしょう。
6.タマネギの形がほとんど崩れて、水分もかなり少なくなり、全体がトロッとしてきたら、アンチョビを入れます。入れたい人は、ここで隠し味のビネガー小さじ一杯を入れます。
この段階になると、どうしてもちょっとキツネ色がかってます。アンチョビを入れるとその色もつきます。アンチョビはちょっと煮ると崩れて溶けるので、わざわざ切らなくても大丈夫ですが、私はなんとなく習慣で、1cmくらいに切って入れます。
7.アンチョビが全体になじみ、ドロっとするまでもう4~5分ほど煮て、味をみて塩加減をして下さい。
8.茹で上げたばかりのスパゲッティとからめて出来上がり!
一応魚のパスタなのでパルメザンチーズはかけません。
BUON APPETITO!