◆ カボチャのリゾット | イタリアよもやま話

◆ カボチャのリゾット

久々のイタリア料理のレシピです。

今、カボチャが美味しい季節ですね。
ここヴェネト州で出まわるカボチャは、
日本のと一見似ている皮が深緑のゴツゴツしたものが多いですが、
日本のかぼちゃの方が、ホコホコしていて
私は好きです。

カボチャのリゾットは、私の好きな料理の一つ。
一度、試してみてくださいね。

分量はイタリアン(=いい加減)です。
だいたい3~4人分だと思ってください。

★ 材料 ★

        お米・・・エスプレッソ用のデミカップすりきり一杯分がリゾット1人前、とイタリアでは言います
                が、私は、1人分一杯半にします・・・美味しいから、ついついね。
       白ワイン・・・コップ半分(できれば辛口のもの)
       カボチャ・・・大きかったら少なくとも4分の1。小さかったら三分の1。
               これもイタリアン(=いい加減)で、お好きなだけ入れて下さい。
       玉ねぎ・・・・3分の1コ。
       ニンニク・・・ひとかけ
       ナツメグ・・・少々

   オリーブオイル・・・少々(イタリア人はすごく使いますが・・・)
         塩 ・・・・・少々
       バター ・・・少々

パルメザンチーズ・・・・少々

   スープ用に、玉ねぎ半分、人参一本、セロリ太い枝一本(基本野菜セットとしましょう)・お塩
   が要りますが、面倒くさい方は、固形スープの素でもいいです。

★いざ、調理へ!★

1)鍋に水を2リットル程入れて、基本野菜セットを水から茹でる塩で味を整える。  
  または固形スープの素を入れて野菜スープを作る。
  (野菜がクタクタに柔らかくなるまで茹でましょう)

  これは我流ですが、そのスープで、カボチャを1~2cm角に切ったものを下茹でしておくといいと思います。

  
  注) カボチャは、できあがりをキレイな黄色にしたいので、私は皮の部分は使いません。
     でも、栄養分は皮に多いんですってね。
     皮の次に栄養分の多いヒゲ(というのでしょうか・・・種の部分のモジャモジャしたのです)
     は細かく切り刻んでっておいて3で入れて使うといいです。種は洗って干して炒って中を食べるといいんですよね。
 
2)底のそこそこ(いやはや・・・)深い別鍋に、
  玉ねぎのみじん切りとにんにくひとかけオリーブオイルを入れてから、
  弱火にかけます。絶対焦がさないように。キツネ色になってもダメ。透き通ってくるまで。
  (にんにくは隠し味です。あとから取り出しやすいように、切らずに)


3)2の鍋に、下茹でしたカボチャを入れ、油を回すように木のしゃもじでかきまぜて、
  全体に火を通す。

4)ここで、3の『具』に下味をしっかりつける。塩少々。ナツメグもここで入れちゃォか・・・。

5)4にお米を洗わないまま入れ、
  お米が透き通るまで底にくっつかないように全体をしゃもじで回し混ぜる。 


6)5に白ワインをザザッと入れ、お米に吸わせるようにする。
  底にくっつかないように常に混ぜる。

7)水気がなくなったら、1の熱いスープを玉じゃくしで1~2杯入れる。
  くっつかないよるに鍋の底から大きく混ぜる。
  (普通イタリア人は、スープのお鍋を隣のコンロで弱火にかけたままにしておきます)

8)水気がなくなりそうになったら、もう一杯スープを入れる。
  くっつかないように鍋の底から大きく混ぜる。

8を繰り返します。
全行程、フタは使いませんが、
味見をしながら、お米がまだちょっとコワいかな?というくらいで
火を止めて、ふたをして10分ほど置き、落ちつかせます。
そこに、お好みでバターをお好きなだけ入れて混ぜ、パルメザンチーズを削って入れます。
カロリーを怖がってはいけません。
これでコクがでます。


もっとコクを出したい場合は、
ベーコンの厚切りを細かく切ったものを入れてもカボチャとの相性はGOODです!

日本のお水(軟水)で作ったことがないので、
ちょっと時間とかはわかりません。(こっちの硬水は茹で上がるの早いです)
何度か試してご自分の分量を決めていってくださいね。

BUON APPETITO!!!ワイン