23.未来から流れる時間を感じる
テーマ:給料が上がるサラリーマン注)「J型サラリーマン」とは、「このままでは終われない。」という不安と不満から、自律することでJ字回復するサラリーマンのこと。
「J型サラリーマン」になるために、未来から流れる時間を感じることが重要です。
過去の積み重ねが現在を作り、現在の選択が未来を作っていくという感覚は、過去からの時間の流れと感じていることになります。
逆に、あらかじめ決められた未来があり、決められた未来が現在の自分に向かってやってくるというイメージを持っている人は、未来からの時間を感じているということになります。
金銭的にも、精神的にも成功している人は、未来からの時間を感じている人が多いように思います。成功を確信していれば、困難に出会っても前に進むことができます。いわゆる夢を実現する人です。
一方で、これまでうまくいかなかった過去からの時間を感じれば、予想する未来も希望に満ちたものにはなりにくくなります。
だから、未来からの時間を感じたいと思うのですが、これが案外と難しい。
時間の流れをどう感じるかは、「現在」をどう感じているかに影響を受けます。
現在が幸せなら、やってくる未来にも幸せを感じることができます。必然的に、未来からの時間を感じることができます。
一方で、現在が不幸せなら、不幸せな未来を感じるか、幸せへの不安を感じます。現在の不幸せ感は、過去の経験がベースになるので、必然的に過去からの時間の流れを感じることになります。
ちなみに、先ほどからやたらと「感じる」という表現を使っているのは、時間の概念は、理論で理解するよりも、体感する方が腹に落ちやすいと思うからです。
では、話を戻して、未来からの時間を感じるためには、現在を幸せだと思えばいいのではないか、といお考えになるかもしれません。
結論から言えば、その通りです。
現在に幸せを感じることができれば、未来に不安を感じることはありません。
しかし、現在に幸せを感じることは簡単ではありません。
誰かに「あなたは幸せですか?」と問われたら、「幸せです。」と答えることはできるかもしれませんが、私の場合、「本当に自分は幸せなのか?」と疑問が残ります。正直なところ、「そんなに不幸せではない=それなりに幸せだろう⇒きっと自分は幸せなのだ」という図式が成り立ってしまいます。どうしても、「最高に幸せ」だと感じることができません。
そう思うのは、やはり過去からの時間を感じているからです。
同時に、もっと幸せになりたいという強烈な願望が湧き上がるので、「このままでは終われない。」と思います。加えて、現在という時間が過ぎても、最高の幸せに近付いている気がしなければ、「このままでは終われない。」という思いは、どんどん強くなります。こうしているうちに、不安と不満が大きくなり、現在に幸せを感じることすらできなくなります。
そこで、幸せを感じるために、行動を起こそうとするのですが、今度は恐怖が頭をもたげます。
やはり、過去の経験がベースになっているので、自分が成功して幸せになるイメージを感じることができないからです。
このスパイラルを打ち壊すためには、やはり幸せが決められた未来からの時間を感じる必要があります。
では、どうすれば未来からの時間を感じることができるのか。
ひとつ、大きなパラダイムシフトが必要です。
我々が、過去に行ってきた選択や決断は、すべて正しいものだったということを知るということです。
「あの時、ああしておけば・・・」という後悔は誰にでもあると思います。
例えば、長時間労働で安い給料のサラリーマンが、「もっと勉強して、安定した会社に入っていれば・・・」と思ったとします。しかし、勉強しないで、安定しない会社に入社したという判断は正しかったのです。なぜなら、勉強して安定していると思っていた会社に入っても、鬼のような上司がいて、グローバル企業ゆえに、僻地に左遷されたかもしれないからです。
過去を後悔する人は、別の選択をしたら、今よりもよくなることしか考えません。しかし、もっと悪くなる可能性も十分にあるのです。
また、「勉強をしないで、安定した会社に入らなかった。」というのは、「安定した会社に入れるほど勉強しなかった。」という選択であり、「勉強をしなくても、入社できる会社を選んだ。」という選択です。
その時点での選択は、「勉強しても入社できないから、意味のない勉強はやめる。」または、「勉強しなくても入れる会社に行って、出世する。」などの予測できる未来がベースになっていたはずです。
だから、結果はどうあれ、すべての選択や決断は自分の意思で行われ、選択自体も正しかったと言えます。
これは、相手がいる恋愛でも同じことです。
大好きな人に突然ふられたとしたら、未来を自分で選択したことにはならないとお考えかもしれません。しかし、ふられた瞬間に、「泣いてすがる」とか「絶対にあきらめない。」という選択肢もあったはずです。でも、「泣いてすがっても、無理」とか「この人をもう一度振り向かせるよりも、他のいい人がいるかも」という予測できる未来が判断のベースになり、ふられるという選択と決断をしているのです。そして、もう一度付き合い始めたけれど、今度は暴力を振るわれるという可能性をなくしたという意味で、選択は正しかったのです。
我々がこれまで行ってきた選択と決断はすべて正しいものです。
その上で、我々が生きている「現在」は、過去が積みあがったものではなく、未来が現在を作っていると感じたなら、先に「幸せな未来」を作ってしまえばいいのです。
幸せな未来とは、言い方を変えれば、「夢」ということになります。
まずは、夢を描くことから始めましょう。たぶん、「このままでは終われない。」と考えている人は、すでに夢を描いていると思います。
きっと、今この瞬間から、夢が実現した未来から、現在にいる我々に向かって時間がどんどん流れてきて、過去の流れ去っているということを感じることができると思います。
時間は多くの選択肢を伴って、我々に向かって流れてきます。そして、その瞬間に過去になっていきます。
我々は、自分の夢の実現という未来にあるゴールをイメージしながら、この瞬間を選択すればいいのです。
ゴールを設定するコツは、ちょっと制約を加えるということです。苦労しないで、夢が実現すると考えるのは、過去の経験からムシがよすぎる気がします。一方で、とてつもない苦労が伴うような夢は、これまた過去の経験から、努力すること自体に躊躇してしまいます。
都合のいい未来は、設定すること自体ができません。だから、少しの苦労を加えるというのが、設定のコツです。
大小はないので、夢は実現できると信じることができるレベルに設定してかまいません。すると、ひとつの夢が実現すれば、次には少し大きな夢を設定することができます。
未来を設定し、未来から流れる時間を感じ、すべての選択は正しいと知る。
きっと、J型サラリーマンになるきっかけになると思います。
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