「銀河サーカス団」物語 エピソード0 プレアデス3 |   希夙の絵本とイラストと☆彡

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『銀河サーカス団』物語  エピソード0は


絵本「銀河サーカス団」に続いていく物語です



出版社 澪標 





あらすじ

第二次大戦のさなか 兄が命がけで 日本の軍需工場から 宇宙空間へミサイルを打ち上げてくれた 
そのミサイルの弾頭に 乗った しょうと治の夢を叶えるために

プレアデスの物語が 今 始まる







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「銀河サーカス団」エピソード0

 プレアデス第3話





突然 宇宙コロニー船の中で生まれた幼いこどもたちが


姿なき誰かと話し 聞いたこともない歌を歌い 


時には「きゃっきゃ」と声をあげて笑うようになった


大人たちはみな この超常現象をいぶかり


無重力空間で生まれた子たちの脳に なんらかの障害がでたのではないかと思った


それは 惑星カナンを 周遊するコロニー船の全てで起こった現象だった



そのころ 小国セレアのコロニー船は 惑星カナンから一番遠くを周っていた


地上500km付近の上空は 今なお 核兵器を搭載した衛星を コントロールしている大国が


降りられるほどに 放射線量が低下する地点を 


一番に探し出し 押さえるために しのぎを削っていた



だから はるか上空で カナンに近づく隕石を レーダーで最初に捉えたのは セレア船であり


セレア船は 直径4mほどの その隕石に 決して当たることのないように ルートを変えた 



隕石は どんどんスピードを増して カナンへ落ちていくように思われた


しかし 隕石は コンピューターの計算ではありえないカーブをえがき セレア船の上空にやってきたのだ



「まるで ランデブーだ」                
※ランデブー・・・宇宙船・人工衛星が ドッキングするために並走すること


セレア船の操縦室は 誰もが息を飲んだ


それだけではない


だれも操作していない セレア船のハッチが開いたのだ


後日 操作データーとモニターを確認したところ そのハッチを開けたのが 


ジン総理の息子 当時5歳のユンであった


分かってやったのではない 


幼いユンは あの不思議な歌を歌いながら モニターのゲームの画像を動かそうと 


めちゃくちゃにキーをたたいていただけだだった


なのに セレアの機密にアクセス ログイン 何重にもロックされている船の操作システムに入り込み


次々と安全装置も解除し ハッチを開いてしまったのだ


そのハッチの中に パズルをはめるように スルリと隕石は納まり


再び 幼子の めちゃくちゃなキー操作に


ハッチの扉は閉まった


そのハッチの 内ゲートが映った監視カメラの画像を見て 大人たちの心臓は凍った


そこには セレア船の幼い我が子たちが集まって 楽しそうに不思議な歌を歌い


開いた 内ゲートの向こうの赤い隕石の中央に その光景を映した緑色に光る 大きな目玉が映っていたのだ










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