2本目
完熟歩行では雨も止み路面の一部も乾き始めたので、確実に2本目勝負の傾向
ミスは許されないものに1本目はクラス最下位に終わっていたので気分は楽
SC3クラスの炭山選手に一部アドバイスをもらい、いきなり実戦でそれを試す決意を固める
しかし・・・
PNクラスの出走段階でいきなりの雨(しかもかなり強い)
コースはきっと凄い状態だと思うが、見てしまうと抑えてしまう自分がいると思いコースは見ないで出走を待ちました
出走時も雨は弱くなくそれなりの降り
タイヤはA036も考えましたが、確実にタイムを残し後悔しない為には自信を持ってアクセルを踏み込めるA053(Soft)を選択
スタートして1本目と余りフィーリングが変わらない事を確認し、失敗した右コーナーを迎えたので、積極的にコーナー進入!
100点とは言えない出来でしたが1本目よりは数倍良い走りでギャラリーコーナーへ
1本目にハーフスピンしたコーナーもそれなりにまとめて中間計測
もちろん自分は知りよしもありませんが、この時点で中間はクラス10番手と芳しくない(^^ゞ
でも、勝負は後半!
ギャラリー外周への進入から上段下りまではほぼ完璧なイメージ通り
気持ち高揚で最後の高速右にアプローチ
しかし・・・orz
手前から一気に向きを変えて進入するつもりがリアバンパーが土手に接触
姿勢が戻り、同時に大失速
ごまかしてコーナーは曲がるものの最後の島周りまで気持ちを引きずってしまし、オーバースピードで島に進入してしまったので、島周りだけで1本目よりかなり遅かった・・・
終盤でのミスだったので、気持ちガックリしてパドックへ
「あぁ~ミスした」と大きな声で叫んだ自分(笑)
上位6台がプールされるエリアを素通りしようとしたら呼び止められました
「?????」 これが本当に最初の印象
雨も降った路面だし、最後の失敗が大きかったので1本目の上位6台に割り込めると本当に想像も出来ませんでした。
まだ雨は強かったので、クルマから降りるつもりもなく車内にいると知り合いが近寄ってきて何かを騒いでます
再び「?????」な自分
とりあえずクルマを降りるとオフィシャルとメディアの方に
『ベスト更新だよ! 30秒ってムチャクチャ速いよ!』と言われても何だか分からず
オフィシャル用のPC画面を見てそのタイムを実際に確認してようやく理解
しかし、競技は進行中
ゼッケンが早いので、シード選手はこれから走る状況
シード選手が1台ゴールするごとに周囲が騒然と
私も「あれ!? これってもしかすると・・・」と思った瞬間
『北條選手がベスト更新!』のアナウンスが絶叫で流れました
しかもその差が1/1000秒という現実
もう何だか理解できない内に
『北島選手がベスト更新! しかも29秒台に!』のアナウンス
流石に29秒台に入られると現実を理解でき、あとは最終号車の佐藤選手のタイムが気になって仕方がありません
『佐藤選手届かない』というアナウンスで全日本戦初表彰台が確定
いやぁ、真面目に嬉しくて泣きそうでした
でもあとちょっとで優勝できたので、最終セクションでもミスが悔しくて泣けませんでした
支えてくれたメカニックやチーム関係者と握手を交わし、結果を再認識
GWから練習を始め、全日本挑戦3戦目で掴んだ表彰台
本当にこれ以上ない成績を残せました
協力いただいたメーカー様は勿論ですが、活動に理解を示し愛車のメンテナンス日程を調整していただいたり、「頑張ってください」と送り出していただけるお客様には何よりも感謝しております。
次戦は最終戦の広島タカタラウンド
実は初めてのコースなので、今回のような結果は難しいと思いますが、全力で挑んできたいと思います
これからも応援をよろしくお願いします