支援物資運搬の報告
皆様にご協力をいただいた“物資”を運んで参りました
今回はボランティア活動の参加は無く、物資運搬だけの東北入りになりましたが、1日での往復だったので結構ハードな行動でした
次回はひとり旅ではなく“連れ”がいた方が良い感じです・・・(誰か手伝って!!)
さて、今回はMOSCOから参加するボランティアスタッフの活動拠点である気仙沼市の唐桑地方男釜周辺への物資運搬となりました。
地元のリーダー的存在の海岸亭ラーメンのマスターに物資のメインを預けてきました。
現地ではMOSCOスタッフの高桑さんも待機していてくれたので、非常にスムーズに事が運びました。
高桑さんはその後民家の床張りの大工仕事に行ってくるといって出掛けていきました。
一部報道で有名になりつつある屋台ラーメン屋さんです
朝一番だったので、開店してませんでした
帰る頃にはマスターの仕込みが始まっておりましたが、次の目的地があったので今回は食べれませんでした
ラーメン屋さんの向かいには・・・
先日も写真をアップした被災したホームセンターが見えます
屋根に載っていた黄色い自動車は降ろされてましたが、全体の見た目は何も変化ありませんでした
その後、前回ボランティアでお邪魔した集落に直接お邪魔してきました
田んぼに溜まった泥がどかされ農作業も始まっておりました。
「すぐに水田は無理そうなので、食べれる野菜を自給自足するように野菜を植えてるよ」とおばあちゃんが言ってました。
電気は復旧してましたが、水道はまだという事で、ミネラルウォーターは非常に喜んで頂きました
そして、地元の方とボランティアの方と話をして“物資”に関しても時間と共に変化がある事も肌で感じてきました
“三度の食事”で普通に食べるモノには現時点で困っている方は少ないという現実(勿論そうでない地域/人はいます)と、動く/働くという事への情熱や意欲を持っていただく為にも“食”の支援はそろそろ良いのではないかという事を被災者の方に言われました。
飲み物に関してはこの該当にはなっていないようでしたが、レトルト食品・カップ麺・ご飯・お菓子に関しては、避難所にも自宅非難状態の方にもある程度は行き渡っておりました。
至急で配られるおにぎりは被災者が飽きてしまって余っているような状態も見られました。
全ての被災地や被災者が同じ状態ではありませんので、誤解はしないで欲しいのですが、私が今後も足を運ぼうとしている気仙沼の地域は被災者の皆様が復興に前向きで、仮設住宅への入居や市からの補助金の支給なども始まっておりましたので、そうした部分で地元の被災者の方が地元でお金を使う事も復興に繋がるという事を耳にして「本当にその通りだ」と痛感しました。
でも・・・・・・
まだまだ“ゆとり”がある訳ではありません
子供へのおもちゃや衣類に関しては全然足りてませんし、大人も含めケーキなどの食べ物にはなかなかありつけないというのが実際のようです。
避難所にもボランティアの方が持ち込んでくれたケーキ等はあるようですが、全員に行き渡らないので、みんながみんな遠慮してしまって食べられていないという現実でした。
地元の方より
「被災したケーキ屋さんに営業再開でなくても良いからケーキを作って欲しいとお願いをしているのだけれども、道具の準備や材料の仕入れなどでお金が必要になってくる。 こうした活動にたいしての“募金”を協力いただく事は出来ないだろうか?」と相談されました。
持ち込まれるケーキよりも地元のケーキ屋さんがみんなの為に作る復興のケーキの方がみんなも気兼ねすることなく食べれるであろうという配慮のようです。
まさに被災した人しか発想出来ないアイデアだと思います。
私には当然募金は出来ますし、店頭に募金箱を設置する事も可能です
お金を入れる事には目的や意図が分かりにくいので、嫌がる方もいるとは思いますが、この趣旨に賛同いただける方で当社をご利用のお客様はおつりでも構いませんので、ご協力をいただければと思います。
地元の方が“いつ”その行動に移られるかは今後の動きを確認してみないと分かりませんが、その動きがある時点まで募金を継続し、動きがあった時点でMOSCOさんにお願いする形でお金を届けたいと思います。
今日中には店頭に募金箱を準備しますので、ご協力ください
さて、先日の報告に戻ります。
唐桑地域をあとにし、気仙沼市内の宮城スバル気仙沼店さまにお邪魔してきました。
コチラには小分け出来るお菓子を中心に来店されるスバルユーザー様のご家族(お子さん)にたいして配っていただけるように物資を渡してきました。
気仙沼店周辺は津波の影響はないモノのそこまでの道のりには被災した状況をすり抜けるような状況なので、本当に心が痛みました。
社員の方も被災地域に自宅がある方もいらっしゃるようでしたが、皆さん元気に働いておりました。
そして、気仙沼をあとにし、一路仙台市内を目指しました
仙台市内の被災地域は高速から見える姿も随分変化しておりました
瓦礫の撤去も前回とは比較にならないほど進んでおります。
でも、瓦礫の行き場となるゴミ処理場周辺は大渋滞している現実も見れました。
仙台市内の目的地は前回お邪魔出来なかった取引先に伺ってきました
スバルのアフターパーツで有名な「サイバースポーツ(遠藤社長)」さんも今回の被災者です。
事務所兼倉庫は津波で完全に流されてなくなってしまいました。
業務に必要不可欠なデーター類も完全になくなってしまったという事で、今は仙台市内に数社合同で倉庫を借りる形で復興に一歩を踏み出したという段階でした。
被災直後から現在までの状況を伺ってきましたが、涙を堪えるのが精一杯でした
遠藤社長も思っていたよりもお元気そうでしたので、ひと安心しました。
今回も気仙沼の方々やサイバー遠藤社長にPowerを貰って帰ってきました。
皆様からお預かりした“心”は確かに届けて参りました。
次回は今回までとは違った形での“支援”の方法になるかも知れません
地元からの要望を聞き、無駄になるような事がない本当に喜ばれるモノを運び続けたいと思います。
上記した“募金”に関しても試験的にスタートしてみますので、ご賛同いただける方のご協力をお待ちしております。