• 18 May
    • 農繁期、はじまりました

      今週から、パートさんたちにもお願いしての農作業が始まりました。 生食ブドウ作りは、房きり~袋かけまでの作業が、一枝一枝、一房一房のお仕事になりますので、とにかく手間がかかります。 一つ一つの作業は単純なように見えますが、慣れている人、慣れていない人、初心者、熟練者による結果の違いが、畑に、樹に、房にまざまざと現れてきます(ブドウ農家の目には)。 できることならば、すべての作業を自分の手で、満足のいく結果に仕上げていきたいのですが、なかなかそうもいきませんので、パートさんたちの手をお借りして、秋の収穫のときまで作業を進めていくことになります。 本当にありがたいことです… とかくブドウ作りは手間がかかるものですが、数多くある作業をどうにか簡略化できないものかと、試行錯誤もしています。 もちろん、数多くは失敗(?)して… こんな、でろーん、パラーんとしたようなブドウを作ってしまったりもしますが、中には… ほどよく着粒して、このままで房作りを終われそうなものも出来てきたり。 着粒が良すぎて、摘粒が超大変なルーベルマスカットも、 こんな房を作って、ちょんちょんちょんと整形すると、 まだ開花前ですが、この後は手を入れないでも良さそうな房が作れました ブドウはとかく人手がかかる作物ですが、その手間を簡略化できたらどれだけ良いことか…、日々の、年々の試行錯誤はこれからも続いていきます。

      5
      2
      テーマ:
  • 03 May
    • テロワール?

      お昼寝するのに気持ちのよい季節ですが… 5月に入って、ブドウ園は待ったなしの状態が続きます。 今日は、ようやく最後の苗木を植えつけることができました。 今年は購入苗や自作苗などなどで、ワインブドウを除いても数十本の苗木を植えつけました。 大きくなって本格的に収穫ができるようになるのは数年後のことですが、そのときには当園のブドウたちは大きく変わっていることと思います。 今年は新品種もですが、これまで栽培していたブドウ品種についても、改植を行っています。 果樹は結果までに時間がかかるので、数年後、10年後を考えた計画が重要になっていきます。 北澤ぶどう園のある千曲市川西地区は、千曲川沿いの平地から山間の傾斜地まで、様々な地形の中にあります。 当園のブドウ畑も、それぞれに面積の小さな、実に13箇所の畑に別れており、斜面の向きや土壌など一様ではありません。 経営の効率化を考えると、これほど不利な条件はないのですが、見方を変えると、数多くあるブドウ品種を、いろいろな条件で栽培できるということ。 それぞれのブドウ品種に適した条件はそれぞれ違いますし、より適した環境で育てることができれば、もっと美味しいブドウが収穫できるようになるはずです。 生食ブドウについては、ワインブドウほどテロワール的な要件が難しくないと思うのですが、どんな条件でも素晴らしいブドウを作り上げることのできる! 匠の手をワタクシは持っていないので、自分の手に余る部分を、自然にお手伝いしてもらえたら、匠のブドウに少しは近づけるんじゃないかなあ、などと願いながら、よりその品種に合いそうな畑に改めて植えなおしています。 変なこだわりといえば、変なこだわりですが(^^

      テーマ:
  • 27 Apr
    • ナガノパープル解禁

      今年は梅の開花が早く…、杏が…、桜が…、桃が…、林檎が… 葡萄の開花はまだ先ですが、露地では発芽~転葉の始まりが例年に比べて1週間は早く進んでいる今日この頃です。 早く生育してくれて嬉しい~、ことではありますが、早すぎても仕事の段取りが忙しくなってきますし、なにより、まだまだ遅霜の可能性があるのが不安なところです。 夏も近づく八十八夜、ですが、八十八夜の別れ霜、という言葉もありますし、当地では5月も半ばくらいまでは油断できません。 今週は、明日あたりから気温が下がり、30日朝に気温が低下する週間予報が出ていて心配… 大自然の出来事は受け入れるしかありませんが、対策を準備することはできますので、備えはできるだけしておこう!(たぶん、当地で霜はないと思いますが…) 所変わって、加温ハウス内では、 いよいよ、ナガノパープルの花が咲き始めました。 うっかり全房を房きりしてましたので、肩の開花初めはもうちょっと前だったかな? これからジベレリン処理に摘粒にと、GWあたりは房つくりが本格化しそうです。 ナガノパープルといえば、全国のブドウ農家さん待望の、長野県外への栽培解禁が平成30年に決まったとか。 全国でナガノパープルが作られることになったとき、他県の皆さんがどうナガノパープルを作りこなしていくのか、楽しみに思っています。 なんせ、じゃじゃ馬のような…、とか、お姫様のような…、と表現される、気難しいブドウですから(^^

      4
      テーマ:
  • 01 Apr
    • 発芽~展葉

      スマホアプリから入力。 加温ハウスのブドウたちが発芽してきました。 雨よけハウスの屋根も掛け終わり、いよいよブドウのシーズンが目に見えて始まります。 露地の発芽も早そうで、今年は遅霜が心配…

      4
      テーマ:
  • 25 Feb
    • 冷蔵ブドウ(シャインマスカット)保存マニュアル、のようなもの

      このところ、シャインマスカットの冷蔵出荷が増えてきたとのことで…、今シーズンに向けた参考に、思いつくところを書いてみました。 ワタクシの知識と経験と思いこみしかなく不完全ですので、ご指摘、ご意見、ご質問など、どしどしお寄せください。 じゃんじゃん訂正して、より良くしていきたいと思いますので。 *** 冷蔵ブドウ(シャインマスカット)保存マニュアル、のようなもの あくまで個人的な見解です。信じて何かあっても責任は持ちません(^^ ●栽培 病害を考え、できる限り雨除けを検討する。(トンネルメッシュ等。最低でも笠かけ、袋かけを) 冷蔵貯蔵のことを考えるならば、保存性を考え、2回目GA処理時にフルメットの加用を検討する。なお、使用の際は粒肥大のことも考え、濃度、着荷量などは十分に検討すること。 1回目のGA処理時にフルメットを加用すると、穂軸も太くなりやすくなる(?)。粒張り等を考えると使用したいが、太くなり過ぎて白化、木化しやすくなり(特に早い時期の処理?)、貯蔵中に穂軸表面が褐変しやすくなるので注意すること。 販売側の要請にもよるが、目下は果色を考えて有色袋の使用がベター。 上記と矛盾する点もあるが、穂軸にもある程度の光が当たるように新梢管理する(穂軸での光合成も活発に行わせる)。 カルシウム、ケイ素、ホウ素等に気をつけ、丈夫な果粒になるよう心がける。 貯蔵用に収穫時期を遅くする際には、次年度以降のブドウ樹の養分貯蔵も考えて、着荷量を増やしすぎないようにすること。 できれば早い時期の礼肥を忘れずに。 途中で葉色が衰えてこないよう注意して管理する(収穫まで天気次第では灌水を続ける)。 9月以降、窒素(尿素)の定期的な葉面散布も検討する? ●防除 冷蔵貯蔵で最も注意すべきは灰色かび病である。 開花時~袋かけまでの灰色かび病対策が最も重要であるが、冷蔵貯蔵を行う予定の園では、その後も園内の菌密度を下げる意味で、8、9月~も灰色かびの防除を行うことを検討する(農薬散布には専用剤がベター)。 その他、貯蔵中、まれにホモプシス腐敗病も発生する。 袋かけ前にEBI剤等の効果のある薬剤を散布することを検討する。(ブドウの病気については登録がないので、あくまで副次効果的な意味合いとして) その他、赤さびなどにも注意し、収穫期まで確実に緑葉を維持するように防除を行う。 ●収穫食味・糖度を厳守して収穫を行うこと。早採り果は、たしかに貯蔵性は良いのだが厳禁で。 シャインマスカットについては、過熟気味でも貯蔵性があります。 収穫時期は貯蔵期間、機材の使用等によって検討すべきであるが、10月半ば以降(@長野)か? 完熟~完熟ちょっと手前ころがベストか? 園外周など、黄色の進み過ぎている房は冷蔵以外での出荷も考える。ただし、保存性には大差がないので、箱詰めに気をつければOKでしょう? 収穫は、冷蔵庫内との温度差、貯蔵性を考え、できる限り早朝に行う。 貯蔵量の多い際は、複数日にわたって収穫するのがベターです。入庫の際は、端からみっちり積まずに、低段積みにし、コンテナごとの間を空け、冷風を通して果実温度を下げることに留意する。一晩おいて、果実温度が下がってから貯蔵用に積み上げる。 やむを得ず日中に収穫する際は、翌早朝に入庫する。 ブドウと庫内の温度差がありすぎると、冷蔵機が強く働いてしまうので、設定温度次第では庫内の場所によって凍結の恐れがあります。 可能な限り1房ずつチェックして、病果、裂果等を取り除くこと。 房を選べるのであれば、穂軸が細すぎず、しなやかで、緑色がはっきりしたものを貯蔵する。 穂軸は、フレッシュホルダー(@有限会社フレッシュ)等を使用する場合は長めに切って収穫する。使用しない場合は穂軸が露出しないよう、袋の縁際で切ること(袋外に露出している穂軸は枯れやすく、長いまま残しておくと、袋内の穂軸にまで枯れ込みが入っていきます)。 保存はコンテナにて。収穫した袋ごとの状態で貯蔵するのがベターです。 ウレタンと新聞紙などを敷いてブドウを袋ごと置く。その際は、押し果に注意して、あまりみっちり詰め込まないこと(通常の収穫通りで)。 ●貯蔵 収穫前には庫内・コンテナの洗浄を徹底すること。 特に庫内は、アルコールで拭くなど除菌を徹底する。 灰色かび病は低温域でも発生するので、庫内でも十分に気を付ける。 灰色かび病は3℃くらいではまだ活動している。0℃以下ではかなり活動が鈍るそうです。 設定温度は、ブドウ(特に穂軸が弱い)が凍結しないように注意して、できうる限りの低温域に調節する。 ブドウの穂軸は-3℃で凍結するので気を付ける。 果粒が凍結、解凍すると、品質が著しく低下して商品価値が無くなるので要注意。 出荷中、庫内に貯蔵するブドウが減ってくると、温度変化が大きくなるので気をつけること。 冷蔵庫と氷温庫では、庫内の温度変化がかなり異なるので注意する。 冷蔵庫(冷蔵機)では温度の振れ幅が大きく、氷温庫(氷温機)では比較的小さいと聞きます。個人的には氷温庫の使用がおすすめです。 庫内の場所によって温度差があるので、複数個所に温度計を設置してチェックすること。冷蔵機の温度センサーは、概ね高所にあると思うので、床付近の温度に注意する。 特に最低気温に気をつけること。冷風の吹き出し口の周辺は特に下がります。 冷風がブドウに直接あたらないよう、風の流れる付近(上部・壁際)のコンテナは貯蔵中、段ボール等でカバーする。 湿度は、可能な限り高い方が良い(穂軸の保持、果粒の蒸散・呼吸消費等)が、加えて温度も高いと、病気の発生を助長するので、バランスを十分に検討すること。 氷温庫であれば、-1.5~0℃、湿度90%でもOK? フレッシュホルダー等、穂軸からの給水は、ブドウの鮮度保持に抜群の効果を発揮するので、可能な限り導入を検討する。 なお、その際は庫内の温度に注意する(水が氷るので、最低が-0.5℃以上になるように温度を調節する)。 給水に添加物を溶かすことは、かなり黒いグレーなので、あくまで水を使用すること。 給水を行うのならば、湿度は高くなくてもOK。むしろ、低めに調節して病気の発生を予防する。ただし、低すぎると蒸散が高くなりすぎてしまうので、どのくらいが良いかは要検討。(50~60%くらいか?) 穂軸の先が水中から出ないように注意して貯蔵する。水切りも効果がある。 貯蔵の途中でホルダー等に給水する際は、穂軸を切り戻す。 貯蔵のコンテナは、隙間の無いように積み並べるのがベター。 並べる際は、先入れ、先出しに注意し、収穫の早いものを入り口付近に積むように気を付ける。 庫内は、冷気を通すためにも、上部などある程度の空間を空けて貯蔵する。腹八分目で。 機能性のあるなしに関わらず、密閉される袋(ポリ等)は病害の発生がたいへん懸念されるので、十分に試験したのちに導入を検討すること。 紫外線ランプ等、明らかに殺菌効果が期待される機材は有用です。 入庫後は、できる限り開閉は控えること。 貯蔵するものはできるだけブドウのみで、特にリンゴと一緒は×。 ●出庫・荷造り 結露しないよう、庫内と外気との温度差に気をつけ、早朝に出庫すること。(気温差は5℃以内がベター) 出庫した際には結露しなくても、日中の温度上昇で結露するので注意(果粒の温度上昇と差があるため)。 高温が予想される際は、前夜に出庫して袋から出し、扇風機等で風を動かすなど、荷造り前に結露を無くすことを検討する。 荷造り時に作業場を暖房等で気温を上げる際も、結露に気をつける。できれば室内all暖房での作業はしない方が良い。 結露が残ったままで流通すると、果実の保存性が著しく低下します。 荷造りの際は果粒の腐敗に特に注意する。 各種病気は、オレンジ~茶色の微小斑点としてまず発生している。出庫後1日でもかなり病斑が進行するので、よく見て確認すること。 ***

      2
      テーマ:
  • 20 Feb
    • 泉会2016

      あちこちで中途半端な記事になってる気がしますが… 昨夜は、若手のブドウ農家が集まる、盛大な飲み会に行ってきました。 来月、飯塚果樹園を卒業する二人の送別会に、西は岡山から、愛知、富山、長野、新潟、山梨、東京、茨城と、さながらプチJ.V.Cのような熱いメンバーがそろいました。 昨年も同じ集まりがあったのですが、ワタクシは楽しすぎて翌日死亡してた… ことの反省もあり、昨夜はチョッとアルコールの態勢で臨み、18時半から26時までの7時間あまりを、へべれけにならず、で過ごすことができました。 某・長野の快人の言を借りると、楽しく飲める仲間であればいい、面々と、尽きることのないブドウ談義(たまに人生訓も(^^ )に満ち溢れた夜になりました。 長野にいると、教わる栽培や考え方がどうしても長野式(より詳しくいうと、北信流…)のものになってしまいますが、ところ変われば、で、隣県の山梨でもだいぶ違ってきます。 茨城、愛知になるとさらに変わりますし、岡山まで離れてしまうと、マスカットから連なる温室、根域制限、短梢などなど、同じブドウを扱っているとは思えないやり方でブドウを栽培されています。 こんな時代ですし、探せば情報は入ってくるのですが、実際に現地でブドウ作りをしている方々の生のお話には、活字にならない話が次から次へと出てきます。それらを伺えるのは、とても貴重な機会です。特に、同じくらい(?)の年齢の皆さんに。 J.V.Cも、全国の方々にお話を伺えるチャンスでもあるのですが、年齢層の幅広いあちらでは、先達の方々の知識や経験を伺い、尋ねることで終始してしまいます。 ざっくばらんに、尋ねて尋ねられて、一緒に考えて…、いける方々と座を共にできたこの一夜は、これからの自分のブドウ栽培、のみならず、人生のひとつの節目になりました。 仲間であり、ライバルでもあるお二人、卒業おめでとうございます。 自分の求めるブドウつくりにむけて、お互いに、これから頑張っていきましょう!

      3
      テーマ:
  • 14 Feb
    • 長野地域果樹生産振興研修会 その2

      一昨日、昨日と東京へ研修会に行ってきました…、が、今日の記事は前回の続きをば。 10日にあった岡本先生の講演についてです。 長野県では、巨峰全盛の時代から長らく、長梢の自然形でブドウ樹を仕立てていましたが、シャインマスカットがオープンになって植え始められたあたりから、短梢で栽培される方が多くなってきました。 短梢で樹を仕立てるメリットは、作業を能率よく行えることと、樹形を作るのが楽になることになります。 一文字でもH型でも、主枝は直線に形作られるので、新梢や房は整然と並ぶことになり、移動が楽になります。 最近では、主枝を棚下に伸ばすことによって、房の位置も作業しやすい高さまで下げたりもして、房づくりの作業がだいぶやりやすくなってきています。 これまでの長梢自然形で最も難しいと言われた剪定も、毎年一定の芽まで切り返すだけで良いのですから、とても単純です。 半面、欠点もいくつかあって、その一つに樹勢の調節が難しいことがあります。 若木の間など、地上も地下も伸びる勢いの強い時でも、剪定時には樹の骨格の部分しか残しませんので、根>地上のアンバランスが生じて、翌年もまた強い樹勢になってしまいます。 長梢自然形の樹の場合なら、根=地上のバランスがとれるように枝を多めに残す、ということもできますが、たとえば主枝がH型の短梢整枝の樹でしたら、残せる枝は、全芽座のほんのちょっとと、延長枝の4本だけなのでかなり制限されてしまいます。 その4本を長く残して…、とやることも考えられますが、長くし過ぎると翌年芽吹かない芽が出てきたりして、将来にわたって困ることにもなりますので、注意が必要です。 とはいえ短くし過ぎるのも考えもので、樹冠の拡大が遅くなりますから、ある程度までの長さを確保しておきたいところです。 と、ここで、個人的には、ですがシャインマスカットやナガノパープルなら、若いうちは30芽くらいは一気に延長しても良いんじゃないかな、と思っています。 芽吹きの良い品種ですし、そもそも、樹全体としては、樹勢に比べて翌年の新梢が少ない状況にあるわけで、これくらい残しても地上と地下のバランスが逆転することはまずないと思っています。 もちろん、延長枝は目的の位置で夏の間に摘心して、副梢も生やしてあげて芽や枝の充実を図る必要があります。より確実には、春に芽傷を入れてあげれば良いでしょうか。 話を戻して、短梢整枝樹(に限りませんが)での樹勢について、岡本先生も今回、いわゆる果実の成長第二期に枝の伸びが収まるような樹の育て方が理想、とおっしゃっていましたが、それがとても難しい(^^ 一つには樹を大きくして落ち着かせる、という手段がありますが、広げるのには時間がかかりますし、いったん樹勢が衰え始めた時、一気にその樹がダメになってしまう印象があります。 長梢樹ですと剪定を大めに切って樹勢の回復を図ることもできますが、短梢樹はもともと強い剪定になるので、さらに主枝をかなり切り縮めて…、と考えますが、出てくる枝が衰弱していると、芽座そのものも衰弱しているので、再度主枝を作り直さなければなりません。 ……つづく?

      1
      テーマ:
  • 10 Feb
    • 長野地域果樹生産振興研修会

      朝起きて、晴れてるなーと思って外を見たら、あたりは20センチくらいの積雪… 雪が積もっていても、降ってさえいなければ棚の雪を落として、剪定を進めることもできるのですが、今日は午前午後とお出かけの用事があります。 晴れていれば剪定を進めることもできるのですが…、雪に濡れた枝は冷たいですし(^^ 今日は長野地域果樹生産振興研修会、ということで、午後に東部文化ホールで研修会が行われる予定でした。 試験場の先生方から、昨年の果樹生産の反省や課題などの講演があり、メーンエベントには、岡本五郎先生をお呼びしての講演が行われるとのこと! これは絶対、行かずにはおられない…、とワクワクしながらこの日が来るのを待っておりましたところ、岡本先生が講演の前に須坂のブドウ園を視察に行かれるので、一緒にいかがですか? とのありがたいお誘いがあり、そちらにもホイホイついて行くことになりました。 誘ってくださったタカダさんの園も、かねてより興味があり、ぜひ一度見学させてもらいたかったところでした。 昨年の品評会ではついに、ナガノパープルとシャインマスカットと、共に長野県ナンバー1となった畑は、須坂市内でも平地の地帯にありました。 地名からもわかるように? 田んぼの中の一角で、前作のリンゴを植える際に客土をされたとのことで水はつきませんが、いわゆるブドウの良地と言われる、水はけの良い斜面ではありません。 面積も15aくらいとそんなに大きくなく、植わっている樹も7~9年くらいとのことで、樹冠もまだ延長中、といったところでした。 周りが開けていることもあり、スカッとした雰囲気の畑で、どこに県知事賞の謎があるのか不思議に思ってしまいますが、剪定された後の枝を見てみると、しっかり管理された跡がよくわかりますし、副梢の登熟などをみても、養分の転流がうまくいっていただろうことが、わかるような気がします。(ここで断言できないのは、見る目のなさ…) タカダさんのお話を伺っていても、端々にハッとさせられるところばかりです。 やはりというか、土壌や根のことや、地上とのバランスに気を配られており、ワタクシのような、自然にお任せと言い訳をしての放任とはえらい違いだ…(^^ その園に岡本先生が見えられて、どんなことを指摘されるだろう? と、ワクワクしてたところ、いくつかあったお話で印象に残ったのは、旧年枝の形についてでした。 最初は、シャインマスカットの節間の長さの話題を先生に伺っていたところと思いますが、その流れで、これもシャインマスカットにありがちですが、扁平ぽい枝について指摘されていました。 よく見るとたしかに丸くはない。 指摘されるまで、ワタクシ自身はまったく気にしてませんでした(^^ が、枝が扁平になるということは、本来は丸い枝が遅伸びなどで養分を吸い取られ細くなったということで良いことではありません。 切り返す新梢でしたら問題は…、あるか(^^ ですし、主枝延長枝などは特に、正常な状態で作りあげていきませんと、将来に渡って使うところですから影響は大きくなることでしょう。 他、話題になったことの大部分は、土と根について。 先生の主目的は現地園の視察というのに、こちらの質問に詳しく回答をいただけて、とてもありがたい機会になりました。 いろいろ教わりましたが、有効土層を意識して土作りをすることが、考えていたよりかなり重要なのだと気付きました! そして、午後は講演…

      テーマ:
  • 03 Feb
    • 講習会@富山

      冬は、研修会、講習会のネタが多くなってくる時期です。 昨日今日と富山へ、プライベートの剪定講習会に行ってきました。 有名なブドウ栽培者に便乗して…、の機会に恵まれ、天候にも恵まれた、とても勉強になった2日間になりました。 うちも似てますが、短梢、長梢と大別した整枝剪定方法や、ハウス、露地などの施設のあるなし、品種構成など、の様々な作型でブドウ栽培と販売を行っているブドウ農家さんのところへ、それら様々な作型でのブドウ栽培に精通している方が指導されました。 ブドウの主産県でみると、岡山はアレキからなる長年の短梢の歴史のある産地、山梨は土屋先生や甲州を代表とする長梢の産地、との印象があります。 さて、長野県は? というと、かつては日本一の有核巨峰の産地といったところですが、近年の種なしブドウの流れの中では、一歩遅れた走りをしているように思えます。 逆に言うと、現状はどちらも取り入れている産地でもあり、その中でも、先見の明があり、一足も二足も先に行き、通じている方が長野県には何人もいたりします。 その中でも、ワタクシ自身の知っている範囲でしかありませんが、そんな方々とお付き合いできることは望外な嬉しさです。 今回は、短梢と一文字ロケット整枝がメーンの主題で、その講義をされている際に話される、端々に出てくる知己やノウハウは、聞いている側には金言ばかり。 人の経験や知識は、言葉ですべて語れるものではありませんし、ましてや、活字にしてしまえばより制限されてしまうもの。 実際に、会って、見て、お話を聞くことは、代えがたい経験になりました。 今回は、素晴らしい出会いと関係に感謝! の二日間でした。

      2
      テーマ:
  • 26 Jan
    • 欧州旅行2016 その1

      年明けの6日から、イタリア~フランスへの旅行に行ってきました。 歴史とワインにあふれた旅の記録をこれからボチボチと… 1月7日 成田~ローマ パンテオン 1月8日 コロッセオとフォロロマーノとカピトリーニ美術館 1月9日 バチカン 1月10日 ローマ~フィレンツェ~ノヴァラ ウフィツィ美術館 1月11日 バローロとバルバレスコ 1月12日 ノヴァラ~リヨン~ボーヌ ポールボキューズ市場 1月13日 コートドボーヌとコートドニュイ 1月14日 ボーヌ~エペルネー 1月15日 シャンパーニュ 1月16、17日 エペルネー~パリ~成田 * 1月7日 パンテオン 1月8日 コロッセオ フォロロマーノ カピトリーノ美術館 1月9日 ラオコーン アテネの学堂 サン・ピエトロ大聖堂 テヴェレ川の夜 紀行文も書いときたいけど…

      1
      テーマ:
  • 24 Jan
    • 2016 J.V.C総会@秩父 2日目

       J.V.C総会2日目です。 昨夜?は飲み過ぎた… のですが、畑に出ると頭はシャッキリしてきます。 秩父の会員さんの園では、一文字ロケット整枝の剪定講習会が行われました。 こちらの園では、2年前より奴白さんを講師にお呼びして、新植した樹を育てているところでした。 長野県でも果樹研究会などを通して注目されている仕立て方、考案者ご本人の剪定、解説を伺いながら教わる機会はそうありません。J.V.Cの会員さんも同じくで、皆さん熱心に聞き入っていました。 下は、剪定後の樹形。 たまたま?年明けの「くだものニュース」で中澤専技の解説記事が掲載されていた一文字ロケット整枝、 この仕立ては自然形整枝の「整枝剪定で樹勢を調節できる」メリットを最大限発揮できる工夫がされている。しかも習熟に年月を要しがちな自然形整枝をわかりやすくマニュアル化している。 (くだものニュース 2314号より) ワタクシ自身もこの何年か学んで、実践もしてきましたし、ブログにも何度か書いてますが、剪定マニュアルは初心者でもとても分かりやすいものになっています。 そしてもう一つ、わかる人にはすぐわかるかと思いますが、あらためて書いといたほうが良いだろう長所があって、長梢で樹を作りますので、早く成園化することができます。 短梢・高密植での早期成園化には劣るでしょうけど、長野県で一般的に進められているHやWHなどの短梢直線整枝に比べると、延長できる枝の本数がずっと多いので(側枝の本数だけ延長本数がある)、樹冠拡大も早くできますし、間伐した際のリカバリーも容易です。 もちろん、地上と地下のバランスもあるので、伸ばしたいだけ伸ばせる、というわけではないのですが。 このこと自体は長梢自然形整枝に共通のメリットですが、奴白さんのお話を直接伺っていると、単に地上部の整枝剪定のみならず、植え替え、という地下部のキーワードも出てきたりして、そのあたりも、実はとても興味深い内容です。 いずれ、まとめられる時を待ちたいところです。(昨年の現代農業で記事になってたかな?) 雪の中の剪定講習会の後は、秩父で大観光農園を営まれている会員の園へ移動してのお昼に。 一昨年の大雪で大きな被害を受けましたが、無事に復旧もされたとのことでなによりです。 盛大な昼食会場。毎年、この時間は名残惜しくありますが… ブドウ栽培の一年の始まりを剪定にとるなら、今年も始まったばかり。 夏には、また楽しく集まって語り合えるように誓って、冬の日程は終了となりました。 そして、この夏は長野県での開催! このタイミングで長野県理事を仰せつかっているので、会場や宿泊場所、視察園のセッティングや、打ち合わせなどの任務が… 私生活も含め、この夏もまた忙しくなりそうです(^^

      テーマ:
  • 23 Jan
    • 2016 J.V.C総会@秩父

      新年もあけてしばらく… 長々と更新していなかった当ブログ、ネタがないというより、ずくなしにて滞っておりました。 2016年と共にリスタート! というには遅すぎますが、昨年からの話題が山積しておりますので、ぼちぼち過去を振り返っていこうかと思います。 まずは直近にて、去る19日20日と、年に2回のお楽しみ、J.V.C総会に秩父へと行ってきました。 前日の秩父は大雪にて… 皆野トンネルを抜けて、R140に入ったら大渋滞! 長野と違って、除雪車の数も少ないからか、道路は圧雪のガタガタ道で、皆さんゆっくり運転。会場まであと数キロというところで、時速1kmのペースにはまってしまいました。 と、ここで、夜の宴会の時に使うワイングラスを持ってくることを忘れてたことに気づき、あわてて秩父のワインマスターへ連絡。秩父神社近くの酒屋にあるよー、とのことで、地図を確認。 R140を真っ直ぐ行けばたどり着けますが、その酒屋さんは会場より遠く、このままでは間に合わない。ワイングラスをあきらめて、会場に直行すれば集合には間に合いそうだけど… 思案しましたが、美味しいワインはあきらめきれず、側道に入って酒屋さんへ。商店街の皆さんが総出で雪かきをしている中、ワイングラスを無事購入し、R140を通らずに会場のホテルへ。 側道は一層の圧雪路でしたが、長野県民には慣れたもの(?)で、渋滞もまるでなく、結果的に早く到着できたような気がしました。 会場では、メーカーさんたちがブースも設置してたりして… 一目見てつい笑ってしまった、バケツサイズのジベ処理カップ。 いったい何キロの房を? と思いましたが、海外のシードレス種などはビールのピッチャーにジベレリン液を入れて処理するとのことですし、よく考えてみれば、うちのデカ房にも使えそうな大きさです。 目下のところ、海外で売れそうな商品ですが、わざわざ作られているということは、このサイズの房を作っている産地が日本にもある? はさみメーカーのサボテンさんには、以前に頼んであった環状はく皮器をわざわざ輸入していただいてあり、今年モニターさせてもらえることになりました。 昨年、面倒ながらも手作業にてやってみた環状はく皮、効果は抜群にありましたが、翌年の芽吹きの影響などが未知数なので、今春の状況と、はく皮器の使用感と効果を今年確認したいと思います。 そんなこんなをしていると、 皆さん、徐々に全国から集まってまいりました。 定刻になり、総会と研修会へ… ですが、この日は総会の写真撮ってなかった。 研修会は、株式会社フォーレストさんの酵素のお話と、会員の方より、ちちぶ山ルビーブランド化への経緯の発表。 あわせて、ダン化学さんよりトレハトップの説明がありました。 トレハロース資材は、このところ注目されている肥料で、坊霜、裂果防止、着色促進などの効能がうたわれています。 うちでいえば、ナガノパープルの裂果防止や、アウローラを始めとする赤系ブドウの着色促進を期待して使用しています。見立てとしては効いているように思いますが、なにぶん比較対象試験をしていないのではっきりとした結果はでていません。 ついでにいうと、けっこうお高いので、自己流でやってるのがはたしてどうなのか… こちらも今年の研究課題です。 研修会の後は、滞りなく総会が終わり、お楽しみの夜へ… 夕食兼の懇親会は、あちこちで興味深いブドウの話が語られています。 この場でもそうですが、J.V.Cは日程のあちこちで、会員の方々とお話しする機会があります。 残念ながら九州四国北海道の会員はいませんが、各地の様々な状況を伺うことができる、またとない機会です。 毎回のことながら、各地の皆さんと語らい、刺激を受けまくる一夜になりました。 そして、二次会、三次会と経るにしたがって用意されるワインも上質なものに… 今回は、J.V.Cきってのワイン好きのお膝元・秩父での開催ということもあって、用意していただいたアルコールはワインばかり! グラス用意しててホントに良かったです(^^ 翌日へと続きます。

      2
      テーマ:
  • 07 Oct
    • AAA(アリサアウローラアソシエーション)品質検討会、と夜

      昨日の記事の通り、これまでいただいておりましたブドウ宅配便のご注文分、本日発送いたしました。 本年も当園のブドウをご愛顧いただきまして、まことにありがとうございます。 なお、畑にはまだ若干のブドウがございます。 宅配便のご注文はこれからも承っておりますので、よろしくお願いいたします。 * ブログ記事は、昨日の記事に書いた日から一日前に行って、5日のことについて。 AAA(アリサアウローラアソシエーション)の品質検討会に行ってきました。 例年ですと、J.V.Cの夏季研修会に合わせているのですが、今年は会員のいない広島であったので、一ト月間を空けて、改めて行われることになりました。 並んだブドウは、会の名であるアリサとアウローラの他にも、名の挙げられない新品種がいくつも… そして、毎回思うのですが、集まったブドウたちもさることながら、アリサであれ、アウローラであれ、あんな難しいブドウを作りこなす熱意と業を持った、人たちが凄い! 検討会のあとは、会員さんの圃場へ視察に行き、そこでも強烈な驚きが。 なんて美しいブドウたち! キレイに発色したアウローラは、3年前に発見された着色系の樹のものですが、これほどまでとは… うちの園でも系統の苗木は作ってありますので、来年あたりに結果するのがとても楽しみです。 AAAの今回の集まりは、検討会がメーンなので、今回は半日で解散となりましたが、次回は、実は12月初旬とほどない頃にあり、その日は一泊しての総会です。 実は、今年から事務局を仰せつかっており、準備にアタマが痛い…、のではありますが、皆さんと一杯飲みながら、存分に語り合える機会、とても待ち遠しく思います! AAAは解散して、帰宅… となるところですが、今回は遠方からのメンバーが集まることもあって、上田から松本に移動しての一杯が(^^ こちらでも幹事役にて、かねてより行ってみたかったワヰン酒場かもしやさんにセッティング。長野県のワインバーの一方の雄・オステリアガットさんとは違った雰囲気ながらも、とても気に入ったお店ができました! ブドウの話ばかりしてたようなメンバーは、たまたま集まったのは七人でしたが、ワタクシを例えるとすると…、七郎次あたり? このところ、調整役が多い気もしますが、まあ悪くないかな(^^ さらには、日付が変わるまでもう一軒、てなことをしながら、松本の夜は更けていきました… このあとは、昨日の記事へとつながります。

      18
      テーマ:
  • 06 Oct
    • 中信の旅

      ブドウ宅配便の発送も終盤になりました。 明日の荷造りにて、期日指定のないこれまでいただいたご注文分の発送が一段落いたします。 今年も多くのお客様をお待たせしてしまいました。 序盤、中盤、終盤、とコンスタントに収穫発送できるように&様々なブドウの世界を味わっていただけるように、と考えて、栽培品種や栽培方法を試行錯誤しているところですが、果樹がモノになるのは年単位でかかるもので、すぐに結果が出る、とはいきません。 この前後数年は、過渡期ともいえる時期になっており、詰め合わせる品種のバリエーションや、一日収穫量など、バラツキが出てきてしまうのが無念なところです。 単に、自分の計画性のなさと、見通しの甘さが原因なのではありますが… まあ、手を付け始めてしまったものは反省するしかありませんので、同じ轍は踏まないようだけは注意しながら、前に進んでいけるようにしていかなけりゃなあ、と思っている今日このごろです。 そのためには、もっといろいろと学ばなければ! * 昨日はAAA品質検討会がありました。 これも書きたいことは長文と多くの写真があるのですが…、まずは近いところからということで記事に。(JVCの夏季研修会もまだ書いてなかった!) 今日はかねてより訪れてみたかった松本のブドウ農家さん(いちおう伏せてみましたが、バレバレかも)の圃場へ見学に行く機会に恵まれました。 雄大な北アルプスに抱かれた安曇野の、美しい空と、涼やかな風と、清らかな水の中にそのブドウ園はあります。 背景も相成って、あまりにも整然とした美しい光景は、ブドウ園というより美術的な庭園のよう… 単に良く管理された園、というだけではない秘密がそこにはありました。 以下は農家でなければわからなそうな話ですが… この園の新梢は、副梢が全て欠かれており、本葉のみで枝を作られています。 葉には寿命があり、生育初期に発生した元の葉は、成熟期には光合成能力も劣ってくるので、能力の高い新葉(副梢葉)も残して枝を作るのが良い。 日中の強烈な太陽光を直接受ける葉は、一見すると光が当たってたくさん光合成を行うように見えるが、蒸散を防ぐために気孔を閉じて活動を停止してしまうので、ある程度日陰になる副梢葉などが活躍してくれる。 LAI(葉面積指数)でいうと、2.5-3程度の園が、トータルで見るともっとも産性が高くなる、と研究の結果などから示されています。 他にも理由はありますが、本葉と副梢葉とを残して新梢を作り上げていくのが、各地で差はありますが、現行の栽培指針の中心になっています。 副梢を欠く管理は、他県でされている方もいらっしゃいますが、改めて見て考えてみると、園の明るの維持や、作業効率などからも選択に値する方法だと思いました。 もちろん、どんな栽培管理もそうですが、それを維持できるなら、という前提はありますが… 長梢であり、短梢であり、それぞれに幾種類ものブドウ樹の仕立て方があるけど、これが唯一の正解、というものはなく、様々な要素がからみあって、いろいろな栽培管理があるのだと実感したひと時でした。 世にはとんでもない人やブドウが隠れている…! (自分の世界が狭いからですが…) この二日間は、多くの先達の方々との交流と同時に、同時代の仲間でありライバルたちとも学びあえたのが、なによりも代えがたい機会でした。 そういった方々から、ワタクシはまだまだ模倣している段階ですが、いつかはそれまで学んできたことを昇華して、自分なりの、これ、というものを持てるようになりたい! …と願うのと同時に、もしかしたら模倣の集合体にもなっちゃうんじゃないかなあ、と危惧してしまう今日このごろでした。 まあ、それはそれで、そんなやつが一人くらいいてもいいのかもね(^^

      2
      テーマ:
  • 25 Sep
    • ポテンシャル

      皆さまにはお待たせしており…、という言葉がまず出てくるブログ。ただいまは9月3、4日ぶんのご注文の発送を行っているところです。 本来ならば、毎日フル活動で収穫発送を行っていかなければならないのですが、この時期だからこそ見に行けることが…、ということで、ティアーズレッドの育成者さんの園地に行ってきました。 うちのも収穫を始めたこともあって、今年はこんなのができましたよ~、と3房ほどお持ちしたもののなかに、自分ではビックリのものが。 1粒重が65gもあったキロ房! 特に選んだわけでもなく、着色は正直イマイチなのですが、驚きの一房でした。 粒数が16、7? という小房(…という表現は正しいのか?)だったのが、栄養を少ない粒数に集めるという意味でプラスに働いたのでしょうが、ビックリです。 これだけ大きいからなのか、そもそもの性質によるものなのか、糖度は17度と高くはないけど、食べてみると、美味いし甘みを強く感じる…! 片親のリザマートは、糖度はそれほどでもないのですがめっぽう美味いブドウ、外見もですが、その血を確実に引いています。 それにしても驚きなのが、この形と大きさ。 樹の栄養を、枝葉の成長でなく、房や粒の成長に振り向けてやる手段として、新梢の摘心があります。 ある程度までの粒のサイズは、摘心の徹底で成長させることができますが(例えば、シャインマスカットなら30gくらいなら平気で玉伸びする)、その品種の持つ素質の上限を超えることはできません。もし超えることがあるなら、それは枝代わりになった新種ということでしょうか。 うちのは、満開時の先端摘心を一度のみの結果ですし、今年の報告では、ティアーズレッドには1粒100g超! という現実もあって、その大粒の素質たるや、恐ろしくあります。 それに比べれば、65gなんてまだまだですね(汗 大きければいいってもんじゃないよ! と自分でも言いたくなっちゃうけど、大きいものを求めてしまうのはやっぱり男のサガ(性)…… 今日も、育成者さんの園では、バケモノ、といいたくなるような房もぶら下がっており… 先の65g粒より明らかに一回り上。 収穫を迎える時、房に、粒に、秤がどれくらいの値を示すのか、とても興味があります。 飾られていた巨峰との対比は…、同じ果物とは思わないだろうな、これ。 ちなみにこのディスプレイ方法、北澤ぶどう園でも真似しようと思います(^^

      6
      テーマ:
  • 23 Sep
    • ティアーズレッド!

      昨日も今日も明日もブドウの収穫です♪ お待たせにお待たせしているブドウ宅配便は、ただいま9月2、3日頃のご注文の発送を行っているところです。 8月に注文したのに、まだ届かないよ! という方は、恐れ入りますがご連絡をいただければと思います。 今日の詰め合わせは、ナガノパープル、巨峰、アウローラ、シャインマスカット、瀬戸ジャイアンツ、紅環、ピッテロビアンコ、彩雲、ティアーズレッドです。 一昨年、育成者さんの園地で見て衝撃を受けた、特大のティアーズレッド!(過去記事に写真もあります) サイズは一回り小さくはありますが、まるで南国フルーツのような外見を、今年、いくらか再現できたような気がします。 このところ、鮮やかだった赤い色みが、だんだんと赤黒くなってきているので、早く収穫したくあるのですが、難点が… このブドウの入る箱が、ない(涙 うちにある宅配用の箱で詰め合わせる際は、ちょん切らないといけないので、どうにか一房で扱えないものかと思案中です。

      1
      テーマ:
  • 18 Sep
    • 今日の宅配便

      ご注文いただいている皆さまには、かなり長らくお待たせいただきながら…、日々、ブドウの収穫、宅配便の荷造りをしています。 目下、8月末にいただいたご注文分を発送しているところです。 今日の詰め合わせに収穫したブドウは、巨峰、ナガノパープル、マリオ、シャインマスカット、ベニタマキ、ピッテロビアンコ、瀬戸ジャイアンツ、赤アリサ、そして、いよいよティアーズレッドの収穫を始めました。 着色や、味の乗りの良さそうな枝先のものを選んだ、少しずつの収穫になるので希少ではありますが、入っていた方は、新しいブドウの味を感じていただければと思います。 特大粒の房が美味しくなるのは、まだまだ先になりそう…

      2
      テーマ:
  • 10 Sep
    • テレビ取材

      先月からの長雨も、今日から空け…、て欲しい! ブドウ農家です。 例年に比べて、収穫のペースがなかなか進まず、ご注文をいただいた皆さまにはお待たせするばかりで、心苦しい限りです。 現在、先月の24日ご予約分の出荷を行っているところです。 そんな中ではありますが、先日、久しぶりにテレビ局からの取材を受けることになってしまいました。 なんと全国ネット! の番組の一部で、番組名などは放送前頃に。 取材を受けるのはワタクシ…ではなく、うちのブドウたち。 収穫に少し遅いのから、ちょうどいいのから、ちょっと早いのまでありますが、ずらり並んだ22品種! こうして見ると、半分が赤品種なのですが… 相変わらず、詰め合わせの赤に悩んでいる今日このごろです。

      2
      テーマ:
  • 06 Sep
    • 赤ブドウいろいろ

      9月2日、3日とJ.V.Cで広島に行ってきました。 その際の記録は後日に…… で、帰ってきて、昨日からいよいよ本格的にブドウ宅配便の出荷を始めました。 今年は先月からの長雨(涙)で、味や色の乗りがイマイチ進まないため、あちこちで味を見ながらの収穫のため、荷造りのペースもゆっくりになってしまっています。 ご案内状には、今年の生育は早めと書いてありますが、ここへきて足踏みをしているブドウたちです。 当園ではハウス栽培も行っているため、なんとか詰め合わせの品種を集めることができていますが、彩りの良い赤系のブドウで収穫できるものの少ないのが残念なところです。 そんな中でも、期待している新品種がこちら。 米山農園さんが発表したシャイニーレディです。 ベニバラードの系統なので早生気味で、こんな陽気でも着色良好でした。 雨が多いと裂果が心配ですが…、幸いにもピンピンしているので一安心。 来年はもう少し増やそうかなと検討しています。 赤ブドウの写真を載せたので、こちらも。 今年のティアーズレッドです。 ジベ処理を工夫して、丸に近い形の果粒に近づけることができました。 メーンの房は、一足先に袋を外して日光に当てたもの。 後ろの、まだまだ色づいていない房は、袋のままぶら下げてあるものです。 これだけ差があると、来年は着色管理をしっかりやった方が良いかな? とも思いますが、袋を外しておくと、スズメバチにかじられたりもしますので、難しいところです。 透明袋も導入しようかな…? ついでに、 ド迫力の赤ブドウは、ウワサのルビーロマン。 石川の知人から送っていただいたもので、やはりデカい! ブドウ農家のワタクシからみてもパーフェクトな房なので、初セリに出せば100万円はしそうですが…、タダで美味しくいただきました(^^ 自分でも作ってみたいとは思いますが、石川県のオリジナル品種ですので、残念。 いずれ解禁になったなら、うちのラインナップに入ってくること確実なブドウです。

      4
      テーマ:
  • 30 Aug
    • 収穫はじめ~

      今年のブドウ宅配便の荷造り、始めました。 初日に詰め合わせましたものは、巨峰、ナガノパープル、フジミノリ、シャインマスカット、アリス、シャイニーレディ、ゴールドフィンガーなど。 お盆明けからの天候不順で、露地ではここへきて味の乗りがイマイチに進んでいるブドウたちですが、幸いにも当園にはハウス設備もあるため、数的にはボチボチと、発送し始めることができました。 とはいえ、本格的な収穫には、もう少し待たなければならないかな… 来月のアタマはJVCの夏季研修会などがあるので、その間に美味しくなってくれる品種が揃うのを期待しています! 美味しいブドウの判断基準は、やっぱり自分の目と鼻と舌が絶対ではありますが、最近は安価な計測機器が充実してきたこともあって、どちらかというと理系なワタクシは、数値もいろいろと参考にしまいます。 アタゴ社といえばデジタル糖度計が有名(?)ですが、他にもいろいろと便利なものも発売されているようです。 ph計はいろんな会社でもありますが… 簡単に測定できる酸度計が発売されていたので、思わす衝動買いしてしまいました。 前のモデルはキノン試薬などを使うので、測定が面倒だなーと思って、たまにしか使っていなかったのですが、このモデルは水で薄めるだけの簡単測定! どちらかというとワインブドウの収穫で参考になりそうな機器ですが、生食ブドウでもデータの蓄積に使えるので、これから活用していくことになりそうです。 とはいえ、早く基準液届かないかな…

      3
      テーマ:

プロフィール

やまとうま

性別:
男性
誕生日:
1979年1月12日 0時頃
血液型:
AB型
お住まいの地域:
長野県
自己紹介:
やまとうま、こと北澤ぶどう園三代目。 いつの間にやら当代に! 日々の奮闘をお楽しみ(?)ください...

続きを見る >

読者になる

AD

カレンダー

1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30

ランキング

総合ランキング
126422 位
総合月間
102313 位
ガーデニング・農業
1752 位
ジョギング・マラソン
578 位

ランキングトップへ

AD

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。