大宮駅前で、この人のウチワが配られていた。

三橋貴明?そんなん埼玉地区におらんがな」

 しかし、どっかで聞いた事ある・・・ああ、あの人か!!


 比例区の個人が、わざわざこんなものを配っている。ほほーと思った。


 ウチワには、


『私は日本が大好きです』


 と、デカデカと書かれていた。

 ('A`)

 いやはや、政治の世界で、こんなしょーもない標語を掲げる人間はメッタにいないぜ!

 日本が嫌いな人間が、そもそも国政に出るかwww



【ネトウヨの旗手?】


 中小企業診断士として独立している三橋氏。これは本名じゃなくてペンネームだ。

 2ちゃんねるでもてはやされ、「韓国経済」に関する本を出す、という珍しい経緯を持つ。


 ブログはこちらだ

http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/


 彼は自称「経済専門家」だそうだが、経済問題についてはあまり話を聞いていないので、今回は触れません。


 その主張はメチャクチャ右寄りで、ほぼネトウヨの主張と一緒です。

 まぁそんな政治家はけっこういるんだけど、特筆すべきは「マスコミ批判」を前面に押し出している事だ。

 つまり、ネット住人の代弁者となっているのである。



【こじつけまくりのマスゴミ批判】


 彼が最近出版した本のタイトルが、

『マスゴミ崩壊 捏造情報の原因はマスメディアの産業構造』

 なかなか刺激的だ。


 この本は未読だが、この本を中心にしたネットニュースがあった。

『チャンネル桜 ゲスト・三橋貴明』

http://www.youtube.com/watch?v=nVY7PfAkTik


 この番組の内容を元に、話を進めたい。


 確かに、三橋氏は「既存のメディアの問題点」を様々、挙げている。

 例えば、特権。記者クラブ、電波放送枠、カルテル的なもの・・・

 産業構造の問題点・・・・・・赤字体質、下請け依存、スポンサー偏重、質の下がるマスメディア。

 ウム(`ω´)しかしそんなものは、メディアをよく読む者なら、どれも解り切った話だ。


 マスコミの凋落は世界的な流れであり、その一端はネットにある。

 ニュースを得るには、コストがかかる。記者が、取材をしなければならないからだ。

 だが、ニュースに著作権はない。それが安易に、インターネットニュースに転載される。ニュースを得た人間に、利益が還元されず、パクられ損という構図がある。

 それを無視しての「産業構造の問題」を言うのは、卑怯であろう。


 また、マスメディアはその社会的役割上、一種の「特権」が必要とされる。

 なぜなら、記者を名乗らなければ、取材をおこなえないからだ。

 隠された真実を暴き、世に知らしめるのがメディアの使命で、これがないと権力監視も成立しない。

 そうした「民主主義への必要性」を無視し、「自由競争にすればいい」と、一方的な主張をおこなっている。


 フランスなどは「民主主義の危機」として、経営の悪化する新聞社に政治的に資金を注入する動きが出た。これは欧州を中心に広まっている。

 これは「政治的中立性」や「競争原理の否定」などの面で、当然ながら批判も湧いた。だが、市民の意識としても、政治家の意識としても、「ジャーナリズムが死んだら民主主義は成り立たない」と、明確に危機感を共有しているのだ。


「メディアは情報発信に対し無責任だ、偏った報道をするな」と発言しながら、「ネットなどのミニメディアと対等に勝負すればいい」などと言う。

 では、そのミニメディアの偏向性はどうするのか?ミニメディアだけ無責任がまかり通るというのは理屈に合わない。それだと逆に「マスコミこそ責任があり、重要性がある」と説いているに等しくなるではないか?


 そもそも、産業構造の悪化は、必ずしもマスコミ社の責任ではなく、外部社会や政治の責任である。

 また、構造に無理があったとしても、それは偏向報道の直接の理由になどならない。

 それなのに「マスコミはこんなに歪んでいる。だから捏造している」と言わんばかりの理屈は、まったく賛同できない(-ω-)



【生理的にダメな政治家】


 どうしても生理的に受け付けない政治家、って、誰でもいるものだと思う。

 だけど、僕にとって、若い政治家では、彼くらいしか思いつかない。

 もう少しマトモな事を言っているのかと思えば・・・ブログの記事も、「え?」と、疑問符がつくような論法が多い・・・

 まぁ、これくらいにしときましょうw


 この人をキライになったきっかけは、「じゃぱん・えきすぽ」騒動。

 こんなパーティをおこなったのだ。


自民“幹事長”コスプレ引責辞任 とんでもないパーティーとは』 zakzak 6/22

http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100622/plt1006221628005-n2.htm


 僕は、コスプレパーティやアニソン大会を非難する気はない。むしろ、新しい政治集会の試みには称賛を送りたい。

 すぎやまこういち氏が「怪気炎を上げた(記事より)」のも、どってこたぁない。

 んまぁ、幸福実現党の特別代表のドクター中松氏がなんでゲストなのかは、ちょっと疑問だが、まぁそれもいいだろうww


 問題は、これに「自民党本部が激怒した」こと。

 まぁ、激怒する事自体は、偏屈ジジイの多い自民党らしいと言えなくもない。


 だが、それで「責任を取らされた」のが、自民党で許可を出した人間でもなく、三橋候補でもなく、「企画者の三橋事務所の幹部」という、その事実だ。これには唖然とさせられた。

 なんとひどいシッポ切りだ・・・・としか思えない。どう考えてもスジ違いな「生贄」である。


 だって、コスプレパーティ、党本部は許可したんでしょ?

 三橋候補も、GOサインを出したんでしょ?

 それでなんで「下っ端の企画者」がクビをはねられるわけ??

 北朝鮮の「デノミの失敗」は、許可したキムジョンイルや党要職者ではなく、「企画した人間」が銃殺された、というニュースを聞いたが、なんとまあ独裁共産国家とまったく同じ構図ではないか。


 この一点で、三橋氏をキライになったし、自民党もますますキライになった。

 さて、党本部から「けしからん」と一蹴された三橋候補の支持者は、どう考えているんだろうね?w



こういう手合いは、結局弱者の痛みなどわかりはしないのだ。そしてそんな人間に日本は救えない。

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今回のアンケートは『三橋貴明氏コスプレパーティ問題、誰の責任?

http://blog.with2.net/vote/?m=v&id=41927

この人、たちあがれ日本から出るべきだったかもな( ゚ⅴ゚)y─~~~

平沼さんはどう判断しただろな・・・w