「住宅が変わる」  新たな価値への創造

人間としての生きる目的は何においても、世の為、人の為に尽くすことにある。そんな生き方がしたいと思う。


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木材の乾燥収縮(自然素材は当然多少の狂いを伴うもの)
 
 全室暖房の住宅は、家全体の湿度が低くなりますので、冬季間木材の乾燥が進みます。一般的に人工乾燥材を使っても、窓枠材などは木材の乾燥収縮により、数ミリの隙間が生じます。乾燥が不十分な材料は隙間がさらに大きくなります。

 木材は空気中の湿度にほぼ比例して収縮を繰り返しています。室内湿度は夏は75%前後、冬は30%程度で、四季を通じてこの範囲で変動しますから、木材もこれに連動して湿気を吸ったりはいたりして膨張収縮を繰り返しています。ですから冬場に換気が増えて空気が乾燥したら木材の乾燥収縮が激しくなり、クロスの切れや床のきしみ、建具の狂いなどが大きくなります。かといってあまり乾燥させすぎた枠材を使うと、夏や秋にドアがきつくなったりします。どちらも良いことはないのです。

 高断熱・高気密住宅で換気量を一定にすると、湿度が安定し、乾燥収縮の幅を少なくすることができます。しかし、木材は生き物ですから1ミリ程度の狂いは認めてあげることです。どんな人工乾燥材を使っても、完成後の木材の挙動により、100ミリ幅の木材は夏と冬で約2ミリの範囲で膨張収縮を繰り返します。

 木材の乾燥収縮にクレームを言う人もいますが、それは程度問題であり、あまりひどければ確かに問題ですが、木材という自然素材はもともと狂うものですから、乾燥材を使った高断熱・高気密住宅だからといって、木材の狂いが全くないわけではないのです。

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