木曽町福島の街中に、木曽路名水探検隊が唯一、足を伸ばしていない水のスポットがある。


 権現滝だ。   ※「権現」の意味についてはこちら。 【過去ログ】 権現(ごんげん)って何?


 どうして行かなかったのかというと、歩いて山を登らなくてはならないからだ。(わかりやすいw)


 しかし、木曽路名水探検隊の23年度隊は、真っ先に権現滝を調査することにした。


 新入隊員ゆえ、さすがに怖いもの知らずである(笑)


 権現滝がある城山は、福島の市街地から見て北西に位置し、その名のとおり、福島城址や、旧木曽山林高校(現木曽青峰高校新開キャンパス)の演習林などがあり、様々な樹木の間を歩く遊歩道が整備されている。


木曽路名水探検隊のブログ-案内図
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 今回、我々は、えんじ色で描かれている「権現滝コース」を東側の興禅寺から登ることにした。


 図で見ると、西側の行人橋から登った方が近いのだが、急坂であり、東側から登った方がはるかに楽なのだという。


 さらに、東側からのコースは、途中まで車で行けるのだ。(ばんざーい!)


 我々は、まず木曽福島郷土館に立ち寄ってから、権現滝に向かうことにした。


木曽路名水探検隊のブログ-福島郷土館  木曽路名水探検隊のブログ-仏像


 入り口では、唐沢の滝に置かれていた不動明王や、山村代官屋敷に置かれていた地蔵菩薩など、たくさんの仏像が出迎えてくれた。


 木曽福島郷土館には、伝統ある宿場「福島宿」の文化財がたくさん展示されている。


 館内は撮影禁止なので、それらの文化財をお見せすることはできないが、鎧兜、古文書から始まり、八沢地区発祥の木曽漆器や、薬屋さんの看板など、多種多彩。


 少しでも福島の歴史をご存知の方は、興味が尽きないことだろう。


 今年は、4月29日から一般公開されているので、訪れてみてはいかがだろうか。


 さて、郷土館で学習した我々は、車でさらに北上することに。


 突き当りを右に曲がると、車の底をすってしまいそうな砂利道となる。


 いよいよ権現滝に向かうが、どこまで車で登れるだろうか。(続く)(momo)