昨日の市民タイムスの報道によると、旧木曽駒高原スキー場の跡地を利用して、天然水のくみ上げやボトル詰めなどを行う工場を整備する計画が、愛知県・岐阜県の企業により進められているという。3月14日、木曽町議会3月定例会本会議で田中町長が明らかにした。
早ければ今夏にも工場が稼動するそうだ。
この地の湧水については、木曽路名水探検隊はいち早く注目。
一年ほど前に探検したが、立地の悪さから、職場でも知る人は少なかった。
人呼んで「木曽駒冷水」。 【過去ログ】 木曽駒冷水
人っ子一人いない不思議な雰囲気のスキー場の前に、ひっそりとした水場がある。「冷水」というよりは「霊水」と呼びたくなる光景だ。
味は不純物の少ないであろうスッキリとした味。
H21木曽路の名水「おいしい水三選」に選ばせていただいた。
【過去ログ】 21年度隊が選ぶ!!「木曽路の名水」
それにしても、木祖村のちから水といい、木曽駒冷水といい、他県の方がその魅力に気が付き、商品化してくださる。
現在、数社が木曽で水ビジネスを展開されているが、すべてよそから来た企業だ。
木曽の方は商売っ気がないなぁ、といつも思っているのだが、それでも、木曽の水が評価されることはうれしい。
企業を誘致できれば、雇用が生まれ、地域も活性化するからだ。
中国の資本が日本の山林を買い占めているという。単に土地への投資というだけでなく、そこには水ビジネスの思惑があるそうだ。
ならば、木曽の水資源を再度見直し、自ら活用していくことを、地元の住民一人ひとりが考えていかなくては。
まずは、木曽の魅力を再評価する作業が必要である。(momo)