「やっとだ。浮かれてるよ俺!!」
歩きながらおしゃべりが止まらない。
「実はね・・・コルカタの自分の中でのゴールを決めていて」
ゴールを決めていたというみっくん。
その場所はバブ・ガート。
その場所を現地人に聞く。
そんなに遠くないみたい。
早く行きたくて、足早に走り出す。
背中を向けつつ、お礼は忘れない。
みっくん。
小走りになって・・・
その足はどんどん早くなって。
「あと少し」
ダッシュ。
走り続ける。
ラストスパート。
「もう見えるぞ」
「やっと着く」
門を見つけて。
くぐって見えた先に、それはあった。
足早に階段を駆け降りる。
「うわーーーっ!!よっしゃーーー!!」
ゴールは沐浴場、バブ・ガート。
ガンジス河支流フーグリー河にある沐浴場。
みっくん。
8日間ずっと共にしてきたバックパックの肩を下ろしはじめる・・・
枕にも、足置きにもなった、みっくんの旅のすべてが詰まったバックパック。
河に向かって走り続ける。
(感動のラスト!!と思いきや・・・)
(ツルッ!!)
(注:ここでもスベってます)
(注:ここでもスベってます)
・・・・・。
「やったぁぁぁぁーー!!」
「やっぱり滑るーーっ」
「着いたーーっ!!」
はぁぁーー。
もう、みっくん、愛おしすぎ!!!!
最後もやらかしてくれたわо(ж>▽<)y ☆
「いいね。ここ求めて来て、色々な人に会ったし」
「インドが全部詰まってる感じ」
いいお顔。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
「最高ーーっ!!」
「あぁ。気持ちいい」
北山宏光。
インド横断 パックパックの旅。
無事、ゴール。
8日間。
本当に1万円でインドを横断したみっくん。
色々な人の力を借りながら、優しさをもらいながらの1万円旅。
1万円しか使わなかったけど、お金には代えられないくらいの、プライスレスの経験になったよね。
ラスト、Part.5に続く。