表現力がすべて

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ダイハードを結局ひと月見続けた


那智さんの声聞きたさに


じっくり聞いていると

やはり潤む目


あの言い回し

あのアドリブ


最高だ


素敵


ジョン・マクレーンは彼以外にあり得ない




歳を取って悲しいのは

亡くなってしまった人の声でも

お構いなしに欲しがることだ




私の耳は決して人道的ではなく

強欲そのもの



当時の声を

今も欲しがる



だから

掘り起こすように塩沢さんの動画を深夜に探したりもしている



塩沢さんが素晴らしいと思うのは


イアソンを聞いた時から


あんなにアニメのキャラにゾクゾクしたことは後にも先にも、ない


声の良さだけではなく

言い回し、間と、ご自身の表現能力の賜物だろう


そう思うと

声優とは何たるかが見えてくる気がする



私はただの視聴者なので

声を職業に持つ方の色々な苦労は分からない



だけど求めているものは

そんなに多く、ない



その物語に没頭出来ること

これは台本を貰ってから声優さんが組み立てるキャラのイメージを差す

その原作者、そして監督の意向に誠実なものがいい


なのに対して個性を感じられるもの

これは上記と矛盾しているようだが

個性のない声優は、心に残らず無難に聞こえてつまらない


そして私が一番期待するのがこれ

そのキャラを面白いと思わせる魅力

時には間を外したり、アドリブも効果的だと思う


あの人でなければダメだと視聴者に植え付けることが出来れば

彼らの勝ち、だ



そういう意味では

那智さんと、塩沢さんは最高の演者だった



お亡くなりになる前にせめて一度お会いしたかった




そう考えると

私が現在、色々なところでお会いする方達も

いずれは亡くなってニュースになどなってしまうのかしら?


ちょっとした話題のように囁かれ過ぎ去って

何でもないことのように消えるのかしら?


そう思っただけで

何だか、悲しくなる



ここに書けば恐らく50人は超えるであろう

私の大好きな声の持ち主の方達


貴方達のひとりでもいなくなれば

私の日常が変わってしまうこと


どうかご存知頂きたい



声を食べて生きている私故



良い声が無くなれば

死んでしまいます



若い声優さんには、どうにもときめかない


40オーバーの貴方達がどうしても必要なのです



艶熟した声をどうか

いつまでも私の耳へ



兄さん?


添い寝CD予約しました


鼻血どころか色んな穴から色んなもの出そうですが

貴方の魅力

どっぷり受けたいと思います




楽しみです











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私は子供の頃から

これで人を判別していた節がある


目を見れば分かるから

自分の同類が



両親からしっかりとした愛情を受けた人は

とても綺麗な瞳をしている


対して

充分な愛情を得られなかった人は

その瞳に影がある


それを私は

子供の頃から瞬時に読み取れる


中でも

孤児院で育った人の瞳は

物凄い孤独感と猜疑心を瞳に宿す


それを私はずっと小さな頃から判別出来た



私が親に殴られて

その時の親の悲しそうな目を見たので

それが備わったのだと思う



私が体験したことなんかよりも

もっと酷いことをされた人達のことも

目を見れば大概分かる


だから

私の友には、碌でもない家庭環境の人達が多い



親に愛されなかったのは

彼らのせいじゃ、ない

だけど

悲しんだ人達は決まって自分を責める


子供とは

愛情を得て育つもの


必要なのに幼少期に得られなかったものは

後々傷になり、歪んだ性格を形成する


それを自力で克服出来れば幸い


だけど多くの場合

その闇を抱えたまま無難に成長していく


社会からハミ出ないように、とりあえずのルールを犯さないように

でも

胸のうちに秘めた衝動が無くなる訳じゃ、ない


そういう人が

世の中の半分を占めていると

私は思っている



何も問題なく

両親に愛され

楽しい家庭環境を得て来た人達は

今やごく稀で


歪んだ愛情や

無関心や

見て見ない振り的な

間接的な横暴や間接的な虐待にあっていて

それに気付かないで育った人達も

たくさん、いる


それでも

自己の幸せに向けて

突き進める力のある人は、それでいい


だけど

惑う人達が、いる


何かが足りなかった為に


惑い、淀む人達



それは

親の絶対的責任だと思う反面


そんな人に出会った私にも

何かが出来る可能性はないかと考える


もしも

私が何か言えば

その人の人生を変えられるのではないか


変えられなくとも

何かのきっかけにはなりはしないだろうか?


そうやって足掻くことは

決して悪いことでは、ない




そう思って


やってきたんだ、ずっと





だけど




母性を欲しい魂の叫びは


他人には


どうにも出来ないとも、知った





お母さん、を



誰もが求めている



温かで

無条件で自分を包む

そして認めて

肯定する

母性




ならば



他に求めず

自分のルーツを巡っては如何か?



これを癒しの言葉と感じる人も

酷い言葉と感じる人もいるだろう



だけど

自分が存在していると言うことは

必ず、それを産み落とした母がいる筈だ


そのことを

孕んだことを

産みの痛みに耐えたこと


そして

産み落としたこと


もう一度

考え返してみるといい




血を分ける出産は

魂を分けるのと同様


我が子を可愛く思わない母親など

いないと私は信じたい




















それでも

母親から突き離されたなら



そう

心から思うなら




いいよ


私の元へ来ればいい




もう野暮ったい程の愛情を


あなたにあげると約束しよう













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友は自力で探すもの

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はがれんでヒューズが死んで、こっちも死ぬほど泣いた


そう。まだ続いていたのだ

私の今更ながらアニメ全話見直そう。はがれん編


これはなるとのアスマが死んだ時の涙の量に匹敵する


何で良いお兄ちゃんキャラ殺しちゃうかなぁ?


フラグ立ってからあっという間だったので

思わず作者を憎らしく思った


勿論、その日一日は葬式ムード


何に付けてもグズグズしていた


大人だけどね

ものっそアニメに感情移入しちゃうんだからね!!





大人ならちゃんと評判の外画も抑えておこうと

ぶらっく・すわんを借りて来た




怖かった・・・


精神的恐怖、みたいな?

追い詰められる感じ

病んだ私には分からなくなくも、ない



だけど

あれを見て私には、どうしても思い出してチラつく友人がいた





中学生の頃のこと


3歳からバレエを始め、母親から過保護に育てられてきた泰子は

中学に上がる前、アキレスを損傷してバレエを断念した


私が出会ったのはその頃で

出会った時から彼女はもう治療中。体育も出来ない状態だった


いつからか昼になると彼女は私の机と自分の机とをくっつけて

一緒に弁当を食べるようになった


私は当時もこの性格

ひとりでいるのが得意な、生意気な少女だったのに


私に友達がいなかった訳じゃない

ただ女の子のグループに属するのが嫌で

ひとりでいただけで

話し掛けられれば答えたし

こっそり相談事を持ち込んでくる子も少なくなかった


小学生の時に、女の子のいじめやグループ間での色々を知った私は

自分をその中に入れて欲しくないと思っていたし


放課後遊ぶ別の学校の子や、新宿にいる大人達に夢中だったため

孤独を感じることもなかった



そんな私がきっと泰子にはもの珍しかったのだろう


「友達になろう」と何度も言った


友達というものが、なろうとしてなるものではないことを

もう知っていた私は、内心彼女を馬鹿にもしていた


友達になりたいなら

私が欲しいと思うくらいの魅力

見せてよ


そういう傲慢な気持ちで


だけど

来るものは拒まない

私は毎日彼女と昼食を共にして

彼女の脚のひと通りのいきさつや、育った環境などを聞いた


悪い子ではなかった

不細工だったけれど笑顔が可愛く

素直で純真そのものだった


脚を壊してもなお、なんちゃらなんちゃらという憧れのプリマの写真を

私に見せてくれた

宝物だという自分のシューズも


3歳の頃から憧れていたものに

もう永遠になれないのだと知る悲劇は

確かに気の毒だし、可哀想だと思ったが


まだまだ彼女にはたくさんの可能性があり

将来はまだまだ輝きに満ちているとも思えた


そして

生涯で恐らく初めての挫折を味わったであろう

その脚の出来事を

彼女自身がどこか、誇らしげに語っているのを見て

前向きな半面、くだらなく見えも、した



彼女とは中学の間、無難に友人関係を続けたが

3年間の間に私から聞いたこと

私達が住んでいた田舎街ではなく、新宿の夜の様子

ハンドのこと

知り合いの大人の男性のこと

隣町のヤンキーのこと


彼女はその頃、クラスの男子に恋をしていたのだけれど

彼が私と仲良くしていたこと


そういう色々があって

私に対しての憧れは

芸能人に寄せるファンのように重く、野暮ったいものになっていた


「冴子と知り合えて、私は知らない世界を見ることが出来たよ。本当に感謝してる」

「いつまでも、友達でいてね」


彼女はそんなことを言った



その頃

私は別の学校の男の子と付き合うことになったが


なんとそのデート先にも彼女は押し掛けて来た


そして3人で行動することが多くなった


彼も嫌がらず泰子には紳士的に接したし、すぐに友達になった


高校受験を控えている頃だった


以前から3人で行こうと言っていた予定が変わったので

彼が彼女の家へ電話した


偶然、泰子のお母様が電話に出て

彼は相当酷いことを言われたらしい


何故なら

彼と私は偶然名字が同じだった為

名乗った彼は、まるで私の彼という自己主張の為

私の名を語ったように聞こえたからだ


その後

彼女のお母様から、私の元にも電話が来た



「あなたが恋人を作るのは勝手ですけどね、うちの泰子ちゃんを巻き込まないで下さい。母子家庭のあなたは遊んでいても平気かも知れないけど、泰子ちゃんはあなたとは違うんです」



はい、そうですか。

てな、感じだった


友達になりたいと、くっ付いてきたのはその泰子ちゃんなんですけどね


「もう2度と一緒に遊ばないと約束して頂戴」


私はお母様と約束をした


それきり

泰子から電話があっても私は出なかったし

学校でも無視をした



そんな事情を母親から聞いたのか

彼女は物凄い長文の手紙を私の下駄箱に入れたが


それを読んでも、私の態度は変わらなかった



私が望んだ関係じゃ、ない

彼女は私が注目する程魅力的な子じゃなかったし

彼女から得ているものなんて、何もないと思っていたから


彼女ひとりが私の日常からいなくなったとしても

なんら支障ない

そう思っていた



ただ

可哀想だと

思っただけだ


母親のレールの上しか辿れない彼女を





そんなことを

思い出したんだ


ぶらっく・すわんを見て






だけど

これには後日談がある



その後私は公立高校

彼女はセントなんちゃらというカトリックの女子高に進んだが


恋をする度に私に手紙を書いて寄こした


私は決して返事を送らなかったが

彼女の幸せは祈っていた



それが

卒業から12年後


実家へ帰り、地元のスーパーへ行った時


大人になった彼女を見たのだ


相変わらず不細工な彼女の隣には、これまた不細工な旦那と思われる男性

小さな女の子を連れていた


だけど

笑っていて

3人共笑っていて

それがとても素敵で



彼女が当時憧れていた私なんかよりも

もっと平凡で、ありきたりで

だけど確実な幸福を得たのだと

そう思ったら


そういう生き方で良かったじゃない

ちょっと

泣きそうになった




今は思う


彼女から得たものが

何もなかった訳じゃ、ない



私の夜遊びの話しを

目を輝かせて聞いていた

あのキラキラした目を思い出す



私にはない可愛らしさを持ってた




幸せなら




それで、いい

















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友達は良い男

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ひょんなことから友人のお仕事現場に出向くことになった


本業はサラリーマンなのだけれど

時々その仕事の更に専門的なことを

若い社員にレクチャーする講師でもある


この講習会は会社ではなく

駅前のなんちゃらホールだから

そこまで来て、と忙しい彼は言ったのだ



普段は兄妹のように遠慮のない私達

「面倒くせーなー」なんて言いながら

私は電話を切った


ずっと年上なのだけど

彼はとても可愛い人で

怒鳴ったり、キレたりしたのを見たことがない


いつもニコニコと笑っていて

それが時々ヘラヘラに見えるくらい

私にはふにゃふにゃのむにゅむにゅに見える

実際お腹も良い感じにむにゅむにゅしている




それが、どうだ




ロビーで待っていられず

つい教室を覗き込んだ私の目に映った人は


厳しい顔をして、声を張って

ちょっと格好良いが厳しい先生、みたいな感じで

生徒達に講義をしていた

「はい、君」

そう言った声の素敵なこと!!!


「そうじゃない。それは前にも説明しただろう?」

私と会う時には掛けない眼鏡をくいっと持ち上げる

キャー!!何、それ?!


「じゃあ、君。君はどう思う?」

今、少し唇の端持ち上げたろ?

何?何の作戦??



「君」なんて、私はアンタに言われたことないぞ?!


何故、今までそれを隠してた??



そりゃ

人だもの


色んな顔があるのは分かるよ


私だって、そうだし

TPOってモンもあるだろう



だけど

私は忘れてたんだ


良く知っていた筈なのに

彼に関しては、そんなことすっかり


我武者羅な30代を乗り越えた男性が

一番魅力的なのは

仕事をしている時だということを!!


そして

仕事のデキる男、楽しむ男程、物事の分かっている良い男だということも



♪忘れるな。仕事の出来ない男に家庭を守れる筈などないってことを♪

さだまさしが頭の中で歌った



私と会っている時が彼のOFFなら

今のこの彼がONなのだ


ONとOFFの切り替えがまるで別人のようにお見事だ

詐欺師並に



そう思うと

こうも考え至る


気を抜きたかったんだろうなぁ

職場の人には気を抜けない

だから私と馬鹿話を


そしたら途端に愛おしさが溢れて


私は彼を抱きしめたくなった



だけど

講義を終えて出て来た彼は


「あ。何だ、もう来てたの?」と

目をクリクリとさせて小動物のような顔をした


私には、その顔かよ?

え?眼鏡外しちゃうの??


「腹減った。冴は?ああ、映画行くんだっけ?またホラー?俺寝ちゃうかも」


無造作にガリガリと頭を掻いた彼の腕越しに

去っていく女子社員が彼を振り返っているのが目に入った


モテてるみたいよ、先生?

そう言おうとして、やめた


「俺、車出してくるから、出口で待っててよ」

そう言った彼はもうふにゃふにゃのむにゅむにゅだったから


「映画はやっぱいいや。ご飯食べいこ」

私が言えば

「マジで?!ヤリー♪どこ食べ行くか考えといて!俺、肉!絶対肉だから!!」

彼はそう言いながら地下の駐車場へ走った




彼と話していた私を見る周りの目を見れば分かる

彼が周りに、どんな風に思われているのか




私は格好良い彼を見られない代りに

気を抜いたふにゃふにゃな彼を得る権利を得ている


どちらが私にとって価値あることかなんて



私の笑顔を見れば

彼にも伝わる筈、だ









最強の化粧は笑顔

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何が足りないって、アナタ


待ち合わせにドキドキするようなトキメキですよ



会えない時間が愛育てるような

着実に積み重ねていく愛情




何が多いかって、アナタ


選択肢ですよ

選んだ分だけ未来があって

見れるのはそのうちのたったひとつだけ



刻を重ねて熟成され贅沢になった女は

全ての結末を見たいと思うんですよ

失敗したくないと、恐れるんです


浅はかに選んで

馬鹿を見るなら

選ばなきゃいいじゃないかと尻込みするんですよ




何を失くしたって、アナタ


勢いですよ

無鉄砲に飛び込んで

経験値というものを得る

その勇気



良くも悪くも


大人になったんです、私






友人が、飛び込んだ


見る前に

飛び込んだ



かつて女王様という職業に就いていた彼女は


大勢に晒した体に白いドレスを纏い

たったひとりのものになると神に誓いを立てた


世間的には安っぽく見られる女が下した

固い決心だった


長く続くとは思えない

友の私から見ても危ういスタートだ


だけど決意を固めた女は止まらない


見る前に、飛べるのだ





彼女を羨ましいと思うなど


過去の私が知ったら情けなく思うだろう



彼女が言った

「信じてみたいの」



ああ

眩しい言葉だ


綺麗だが脆く、滑稽で危うい言葉



馬鹿みたい

少女じゃあるまいし



だけど

そこを突破しなければ

おそらく景色は変わらない



心配する私に

彼女はこうも言った

「何が起きてもいいように、準備は出来てる」



そうだ

私達の経験値は

色んな装備をくれた

知恵と強さと、やり過ごす賢さも



もしも

見る前に飛んで

脚を滑らせても


その装備で切り抜けられるかも知れない



共に落ちるのが覚悟の上なら


飛んでみるのも悪くない








さて




バディは誰にしようか?